『ストライクウィッチーズ』第2話「私にできること」
ストーリー
ネウロイに襲われる赤城の艦隊。
坂本少佐と艦上戦闘機隊が戦う。ネウロイはコアを壊せば倒せる。
医務室でおびえる芳佳。戦う坂本少佐らの姿に自分にもできることをしようと立ち上がる。ともかくけが人に駆け寄り治癒魔法をかける。
コアのありかを確認した少佐だが、ネウロイが手強くなかなか破壊できない。赤城の戦闘機隊は全滅。
損害を受けた赤城の艦内。呆然とする芳佳。自分にできることはもうないのか。ショックで倒れ、気を失っていると脳裏に父の声。気がつくとそこは格納庫で、予備のストライカーユニットがある。
大破した赤城、退艦の決断を迫られる館長。しかし、気がつくとエレベーターが動いている。芳佳がストライカーユニットを身に着けて発進した。
無我夢中の芳佳、やがてどうにかネウロイと戦えるようになる。坂本少佐は彼女の才能に目をみはった…
視聴コメント
解説
エースパイロットがモデルのヒロインが出るのに、「戦争、やだな」という主人公から、どう話が進むのかと思ったところ、2話から熱くなった。
魔法という才能を持っている自分が、この非常事態に何ができるのか。まるで運命に導かれるようにストライカーユニットを身に着け、生まれ持った才能を開花させる芳佳ちゃん。
ヒーローものの王道展開。この熱い展開で視聴決定。
ストライカーユニットは膝や足首を曲げられないけれど、物理的に足に履ける寸法になっている。ウィッチは魔力で空中に安定して立てるのでこれで困らない。
元ネタの島田フミカネ氏のメカ娘だと、どう見ても足があったら履けないデザイン。これはあんまりなのでこのプロジェクトではそのままは採用されなかった。
それでも、ストライカーユニットの中は異世界になっていて、ウィッチの足はそこで窮屈なことにはならないようになっているとのこと。
なお、ウィッチがストライカーユニットを装着するとケモミミと尻尾が生えるのは、元は使い魔がいる設定だったのが、話にうまく取り込めなかったので、体が変化する、というものに変更したという。
エースパイロット列伝
武藤金義
手元の資料によると撃墜数は28機。
1937年に大陸で初出撃、1945年7月24日に大村基地から出撃して未帰還となり、戦死と認定される。1階級特進して最終階級は中尉。
豪胆な性格から「空の宮本武蔵」と呼ばれ、宮藤芳佳の「宮」はここから来ている。
坂井三郎とは戦友であり1944年(昭和19年)の硫黄島で絶望的な空戦をともに生き延びた縁がある。内地に戻って武藤は横須賀航空隊に配属となり、紫電改の開発に携わる。wikipedia情報では試作機の紫電改でグラマン2機を撃墜したという。
その後坂井三郎と入れ替わる形で343航空隊に異動となり、源田実大佐指揮のもと、あの「剣」部隊で戦う。
坂井三郎は武藤金義が自分と入れ替わりで343空に行き、戦死することとなってしまったことを、「自分の身代わりにしてしまった」と悔いてその気持ちを何度も文章に書いている。
戦記物を読んでみると芳佳の性格は確かにモデルの人と通じるところがあるなあという気がする。
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