『ストライクウィッチーズ』第7話「スースーするの」
ストーリー
ルッキーニは訓練が終わって坂本少佐らと風呂へ。一番先に上がって服を着ようとしたが、いつも履いている水色の縞のズボンがない。ふと見るとペリーヌのがちょうどそこに。
ペリーヌが風呂から上がるとズボンがない。どうしたものかと探すと扶桑の服が目に入る。これが坂本少佐の…。ときめいているペリーヌに芳佳が「それ、私の」。
ズボン盗難事件。ミーナ中佐とバルクホルンがペリーヌ達から事情を聴く。ペリーヌはズボンなしでタイツを履くことに。芳佳は服を返してもらえず、セーラー服の下に何も履けないでいる。
同じ部屋で話を聞いていたルッキーニが青ざめて逃げ出す。追う501の隊員。ルッキーニはエイラのタイツを奪い、警報を誤って鳴らすの狼藉三昧。とばっちりでサーニャのタイツがエイラにとられる。
隠れておびえているルッキーニはハルトマンに見つけられる。下手人がつかまって一件落着。しかし、では最初にルッキーニのズボンはなぜなくなったのか…
視聴コメント
- サーニャの尻からスタート
- エイラ「今日だけだかんな」
- それ絶対今日だけじゃないだろうw
- エーリカちゃんがだらけていてかわいい
- こんなでも250機撃墜で叙勲されるという
- 柏葉・剣付騎士鉄十字章
- 前にもらった柏葉付騎士鉄十字章は雑に床に
- 激怒するバルクホルン
- どっちも名称がドイツの勲章そのまま
- リアルのハルトマンも受章していてその後柏葉・剣・ダイヤモンド付騎士鉄十字章も授与される
- 前人未踏の300機撃墜を成し遂げたので
- ジャガイモをひたすら食ってるw
- 謎の光は円盤ではありません
- 眼鏡あるある
- 石鹸www
- 「ん?何もつけていないのか。私のを貸してやろう」
- いやお姉ちゃんそれはwww
- ビビるルッキーニ
- 一方平然としているエーリカちゃん
- その肝の据わったところはモデルの人由来か(ハルトマンは「不屈の人」の意味)
- EDはペリーヌとエーリカちゃん(沢城みゆきと野川さくら)
解説
エーリカちゃん回。
女子がボトムス履かずにパンツ丸出しなのが、あの世界での正装だという衝撃の事実w
パンツのことをズボンと呼び、下着ではないという扱い。
いったいなぜこんなことに。
- ストライカーユニットを履くにはボトムスが邪魔(わかる)
- だから下はパンツになる(わかる)
- 普段着もボトムスはなしでいきましょう(わからない)
ただし高村監督がこの方針に頑強に反発。パンツはちらっと見えるからいいので、こんな大っぴらに見せるものじゃない。
その結果。
- いつも見せているパンツに見える服は「ズボン」ということにする(わからないwww)
話によるとこういう経緯らしい。
そして「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」という頭のおかしいキャッチコピーが発明される。
で、この辺から「ストパン」という略称が。『ストライクウィッチーズ』のどこから「パン」が出てきたのか。
ストライクなんとかというパンツが出るアニメ、ということだろうと推測。
しかしパンツじゃなくてズボンなのでややこしい。
その後スタッフそのままでバンダイビジュアルの杉山潔プロデューサーが作った『ガールズ&パンツァー』は「ガルパン」、高村監督のオリジナルアニメ、『ビビッドレッド・オペレーション』は「ビビパン」と呼ばれる。ガルパンはともかくビビパンのパンはどこから来たのか。
あと、『ガールズ&パンツァー』は文字列としては「パンツ」が入っているが一瞬たりともパンツは出ない。
それより市販薬「ストパン」が発売されてカオス。
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エースパイロット列伝
エーリッヒ・ハルトマン
1922年4月19日生。ドイツ空軍戦闘機パイロット。敗戦時少佐。戦後西ドイツ空軍に入隊、大佐で退役している。
352機という人類最高の撃墜記録を有するエース。この信じられない値は東部戦線の特異な戦場とBf109の性能とハルトマンの才能の相乗効果による。
若いハルトマンは開戦後の1942にJG52に配属され初出撃。東部戦線でものすごい数のソ連機を相手に次々と撃墜戦果を重ねる。敵機に接近して急所に銃弾を撃ち込む豪胆な戦法を得意とした。撃墜した敵機の破片が自機に当たって墜落したこともある。他にも複数回敵地に不時着しているが無事脱出して戦線に復帰している。
アニメのもとになった250機撃墜での柏葉・剣付騎士鉄十字章は1944年7月25日、総統から直接授与された。
さらにそのすぐ後、300機撃墜により1944年8月25日に柏葉・剣・ダイヤモンド付騎士鉄十字章を授与された。また、その際与えられた休暇のときにウルスラと結婚。
その才能からジェット戦闘機の部隊に転属するよう求められるが、強く拒否して敗戦までJG52で戦う。1945年5月8日に最後の撃墜戦果で352機となる。
敗戦時にアメリカ軍に降伏するが、ソ連に引き渡され、長い期間抑留されることとなる。
人類最多撃墜数という華々しい戦果もさることながら、「不屈の男」の印象をより強く受けるのは敗戦後のエピソード。ソ連に引き渡されたドイツ人は多くの方がご存じのとおりひどい扱いを受ける。民間人も含め犠牲になった人多数。そしてドイツ兵は抑留され長く故郷に帰れなかった。ハルトマンは嘘の供述書へのサインなどを断固として拒否し、また、抑留者の処遇改善を求めて何度かハンガーストライキを決行する。彼が西ドイツに帰れたのは敗戦から10年以上過ぎた1955年だった。そして、帰国した彼はそこで息子が亡くなったことも知ることとなる。
ハルトマンの苛烈な人生に思いを馳せると、アニメのエーリカちゃんへの愛しさはさらに強く感じられる。
関連リンク
不屈の鉄十字エース―撃墜王エーリッヒ・ハルトマンの半生 (学研M文庫)
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