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ストライクウィッチーズ第11話

ストライクウィッチーズ』第11話「空へ…」

ストーリー

ネウロイの巣に取り込まれた芳佳。追う501。そこに見慣れない兵器が現れ、人型ネウロイを破壊。芳佳は巣から振り落とされる。

芳佳を救出して基地に戻る501。ブリタニア兵に銃を突き付けられ、動きを封じられる。現れるマロニー大将、そして着陸する、先ほどの新兵器、「ウォーロック」。

ウィッチに代わる新兵器が配備されること、そして、芳佳の軍規違反への対応のまずさを口実に501はその場で解隊を言い渡される。

部隊解散によりそれぞれ原隊に戻るウィッチ達。カールスラント勢はこっそり基地のそばに戻り監視を始める。

芳佳が人型ネウロイと接触したため、ウォーロックの実戦投入を早める羽目になったとぼやくマロニー。新兵器の実力を誇示するため、まだ1機しかない機体を出撃させる。

大陸の巣から多数のネウロイが発生。しかしウォーロックはそれを次から次に撃破する。ネウロイのシステムにも介入し同士討ちまで発生させる。しかし…

ウォーロックがいつの間にかネウロイそのものと化し、基地を、そして芳佳や坂本少佐、ペリーヌを乗せた赤城を襲い始める。ウォーロックネウロイのコアを搭載した兵器だったのだ。

立ち上る煙に異変を感じ基地に戻るウィッチ達。しかし赤城は大破し、総員退艦が発せられる…

視聴コメント

  • ウォーロックが意外にかっこいい
  • 変形して直立できるので人造ウィッチといった風情
  • 貨車に便乗して移動というのも風情がある
  • シャーリー、ルッキーニ組は飛行機でロマーニャを目指す
  • フェアリー・ソードフィッシュ
  • 「グラマラス・シャーリー」って書いてある
  • 「グラマラス・グレニス」はチャック・イェーガーが自分の機体に書いた恋人・妻の名前だが
  • この場合自分をグラマラスって書いてるわけだ
  • (圧倒的に正しい表現である)
  • 芳佳を小娘だから帰してOKと余裕のマロニー(露骨な負けフラグ
  • エーリカちゃんを無視して通過するトラック
  • (戦時だし運転手は女性だったんじゃないでしょうか)
  • (イギリスには女性で編成された飛行機を操縦して輸送する部隊があった)
  • ストパンと全然関係ないエピソード)
  • EDは坂本少佐とペリーヌ(千葉紗子沢城みゆき
  • 予告はOP曲の歌詞
  • 監督が作詞に名を連ねているだけのことはある
  • 提供絵はエイラーニャ

解説

ストライクウィッチーズのテレビアニメもラスト2話。第三幕となりまとめに入る。

ネウロイのコアを応用した人造ウィッチでネウロイの一掃を図る人類。しかしそれは人類の手に余る兵器だった。

ネウロイという謎の敵との戦いの話だが、話のまとめはネウロイを私欲のために利用しようとした人間の浅はかさと、ウィッチとの戦いとなる。

戦争ものとして非常にいいネタの選択。ラスト2話のまとめの上手さもストライクウィッチーズが人気作として語り継がれる理由の一つ。

エースパイロット列伝

フランコ・ルッキーニ

1914年12月14日生。イタリア空軍の戦闘機パイロット。

スペイン内戦で初陣を迎え、撃墜戦果も挙げる。この戦争では2回撃墜され、2回目は捕虜になってしまう。

第二次世界大戦では1941年に不時着して負傷するまでの間にエースとなる。

戦線復帰後も撃墜戦果を重ねるが、1942年10月に撃墜され、重傷を負う。

1943年春に復帰。第10航空群の司令となる。1943年7月5日の出撃で護衛のスピットファイアを撃墜するも爆撃機に撃墜され戦死。総撃墜数は26機とされる。

名前の通り、ルッキーニのモデルの人。

ただし、元の人の乗機はおおむねマッキC.200やC.202で、ストライカーユニットのフィアットG.55は1942年4月に初飛行した新鋭機。

C.202フォルゴーレはC.200をベースにドイツの液冷エンジンDB601を搭載した戦闘機で、メッサーシュミットBf109E、川崎三式戦闘機「飛燕」と兄弟のような関係。そのスタイルはなかなかかっこよく、イタリア人のデザインセンスが遺憾なく発揮されている。

G.55はDB605エンジンを搭載する高性能戦闘機。イタリアが連合軍に降伏した後も生産され、イタリア共和国空軍で使われている。生産機数は300機ほど。

日本ではてこずったDB601やDB605を難なく使いこなすあたり、敗戦国とはいえイタリアの工業力は高いレベルにあった。現在もイタリアの技術は高いレベルにあり、欧州の航空産業の一翼を担っている。

関連リンク

Macchi MC.200/MC.202/MC.205/ V Glares of War

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