北宇都宮駐屯地開設44周年記念行事

5月28日開催。ほぼ晴天、暑すぎずいい天気のイベントだった。

ただし地上展示や飛行展示は昨年同様あまり派手ではなかった。

とはいえ、自衛隊、民間ともによいものが見られて充実したイベントだった。

祝賀飛行のためヘリコプターが一斉に離陸。写真はブルーホーネット。

UH-1Jのスペシャルマーキング。

練習ヘリコプターTH-480B。これを教官が操縦して超絶技巧を見せつけるのが飛行展示チーム、「ブルーホーネット」。

富士FA-200エアロスバル。ビンテージエアクラフトの感があるが今年も北宇都宮に3機集結。

北宇都宮駐屯地記念行事は、実は民間の軽飛行機が多数集まるゼネビアイベントとしての面もある。特に今年はいろいろ興味深い飛行機が展示されていた。

写真はビーチクラフのトボナンザE33。ブライトリングのDC-3と熊本~岩国の飛行展示に同行し、その後宇都宮に来たとのこと。

新しい機体、シーラスSR20。非常時に飛行機ごとパラシュート降下させるというラジカルな安全装備をもつ。

ものすごい未来的な形の双発機がいた。

オーストリアのダイヤモンド・エアクラフト社製DA42。

4人乗り引込脚の双発機。

エンジンは2000cc直列4気筒ディーゼルエンジンを搭載する。

固定翼機でディーゼルの実用機は現在唯一。過去にもわずかしか例がない。

航空機用レシプロエンジンガソリンエンジンが主流だが、燃費の良さと、ジェットエンジンと燃料を共通にできるというメリットがディーゼルにはある。

近年のディーゼルエンジンの進歩で航空機への搭載が可能となったもの。

Austro Engine AE 300はダイムラーのエンジンがベースで、V37スカイラインにも搭載されているM274ガソリンターボエンジンとボア×ストロークが同じ。DA42の開発にメルセデスベンツも参加しているとwikipedia情報。

自動車用エンジンが小型高出力になったので航空機にも応用できるようになった、というのが大筋だけど、ただ、調べたところではM274系エンジンに乗用車向けディーゼルエンジンがないので、この機体用にディーゼル化したのか、他の用途のディーゼル型を応用したのかまでは分からない。

ターボチャージャー装備で1991ccの排気量にして最大出力134.6馬力だからNAのガソリンエンジン並み。上昇時などエンジンを長時間高出力にしなければいけない航空機用エンジンでこのようなハイスペックというのはさすが現代の技術。

エンジンの燃費のよさによるためか航続距離1661kmとある。双発で出力に余裕があり、故障に対する冗長性もあるとのこと。

燃費がいいのでCO2排出量の面でもディーゼルエンジンはメリットがあるが、バイオ燃料ディーゼルエンジンの方が使いやすいので、環境面での優位性をアピールできる可能性もある。

不勉強でこの日まで存在を知らなかったが、すでに多数売れていて調査監視や国境警備などの用途にも使われている。民間の他軍用機としての採用もあり。

レシプロエンジンと聞いて納得のエンジンナセルのデザイン。操縦席はグラスコクピット

飛行展示。まずはブルーホーネット。割と近くを飛ぶので手前の機と奥の機でピントが違う。

飛行展示後に式典会場に1機ずつ挨拶。

UH-60JAの飛行展示。

AH-64Dの飛行展示。あえて後ろに場所取りして人垣の向こうからの離陸を撮影。

航空祭あるあるの飛行展示のときだけ曇りw アパッチの飛行展示時は場所により日が当たるところがあった。

何枚も撮っていると中の人の顔が撮れたりする。

続いて救難展示。写真は栃木県の防災ヘリコプターベル412EP「おおるり」。

栃木県警のBK117「なんたい」。今年もパイロットは女性。

自衛隊からはUH-60JAとUH-1Jが参加。

飛行展示を終えた「おおるり」のクルー。

売店に行ったら萌えキャラが。ブルーホーネットのイメージキャラクター蒼月遥。

売り場は栃木県防衛協力協会。スカイホーネットの頃は特にグッズなどなかったと記憶するが、ブルーホーネットはTシャツ等がありしかもけっこう売れている。

TH-480Bは飛行性能ではOH-6Dに及ばないけど、軍用機らしからぬメタリックブルーの塗装と、最近の自衛隊人気との相乗効果によるためか、ブルーホーネットは栃木のブルーインパルス的な人気になっているように感じた。