Great Spangled Weblog

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第45回東京モーターショー

11月3日に入間とどっちに行くか迷ったけど結局こっちにしようと行ってきた。

カメラはどうするか考えたが、今回も携行性を考えてニコン1×2台。V3が屋内撮影でれだけのポテンシャルがあるか確認したかったというのもあり、露出がおかしかった場合に備えてRAW撮りしてみた。もう1台はV2で超広角担当。

東館から回ってまずレクサスのイケメンコンパニオン。

日産はリーフがモデルチェンジ。さっそくNISMOバージョン展示。

ステージではコンセプトカーIMxのデモ。2009年に電気自動車リーフをメインの展示としていたが、ついにそれに加えて自動運転。

自動車がまさに自ら動く車となる時代はもうすぐ。そのとき、今のように庶民が自家用車を購入して自分で運転するという形はどうなるのか。自動運転そのものより未来のクルマと人のつき合い方がどういう形になるのかが気になっていろいろ想像している。

スバルブースのBRZレース車。V3のバリアングル液晶を見ながら上から撮影。

ブリジストンのブースのソーラーカー。

ホンダのブース。前回は近寄れなかったNXSをかぶりつきで撮影。元スーパーカー少年としてはこういう車もたまらない。

ホンダはコンセプトカーを出さないというのは昔の話で、今年は電気自動車を展示。レトロモダンなスポーツカーもあった。

スーパーカブ60周年ということでこんな展示が。

RSPECのお姉さん。

ニコン1の人物撮影は顔認識が効くのでピントに関してはいいのだけど、こういう状況では夜景ポートレートモードになるのはV3でも変わらず。RAW現像で露出をプラス補正しているけど、感度が無駄に上げられてせっかくの肌にノイズが。この写真はISO400だからまだいいけど、状況によってはISOが高いのに顔が陰って申し訳なくて披露できない写真になってしまったのがある。

屋内で人物撮影は撮影モード自動選択ではなくPSAMのいずれかを使う、というのがニコン1の鉄則と改めて確認。

顔認識AFはあっても顔認識AEは(事実上)ないということで、AFとAEを分離するニコンのコンセプトとしては整合しているので、挙動が分かっていれば対応可能な話ではある。

ヤマハのロボットライダー。

FALKENのブースでは室屋義秀氏優勝記念の展示。

グランツーリスモのコンセプトカー。

水素自動車MIRAIのカットモデル。オレンジの部分は700気圧の水素タンク。

水素自動車は700気圧とかいう水素の運用が課題だけど、MIRAIを何百kmも走らせるのに必要な水素はわずか5kgという。質量当たりのエネルギー効率は断然水素が有利であり、数kgの水素をもっと無理なく貯蔵・供給できる技術ができれば水素自動車はいっきに普及する可能性がある。

もっとも電池の進歩による電気自動車の進歩との競争であり、燃料電池の熱の再利用などを考えると水素が全力を発揮できるのは自動車より据え置き型の発電機や船舶などかもしれない。液体酸素と組み合わせれば潜水艦の動力にもなり得る。

環境省が萌えキャラを披露w

気がついたらモーターショーに30年も行っているという。もう人生の後半戦だけど、自動運転が生きている間にどれだけ普及するのか見守りたい。普及すれば人はもっと自動車を利用するようになるだろう。しかし、それは多分人がクルマを買うこととはイコールではなく、郊外に広い駐車場を持つ店舗や娯楽施設も形を変えるかもしれない。メーカーにとっても自動車という商品をコンシューマーに売るのではなく、交通インフラやそれを運用するサービスを提供するという商業モデルにシフトするかもしれない。一方で、レシプロエンジンのクルマを楽しみで運転するという自由も残されるだろうと思う。

シーマやARC-X、MID-4などにドキドキした30年前から、ずいぶん未来に来てしまった。しかしまだまだ、開発しなければいけないことは山ほどある。