昨日実施。2年ぶりに行ってきた。
レッドブルエアレースの千葉大会が開催され、しかも今年は室屋義秀氏が優勝、かつ年間チャンピオンとなるという素晴らしい年の土浦イベント。
9:30過ぎに土浦駅に着くと予想通りかなりの人出。無料送迎バスは列がかなり長くなっていたので歩いて会場へ。30分程度なのでそれほど遠いわけではない。
着くとほどなく午前の飛行展示。10:40の予定ぴったり。時間の正確さはさすがレーサーだと思う。
今年はロバート・フライ氏との2機でデモ。複数の民間機のアクロバットは貴重。
2機の展示は早々にクロス。連射しまくりでなんとか2機をフレームに入れられた。すぐ後手前でもクロスしたがそれは撮影できず。
室屋氏単機での顔マーク。
午前の飛行が終わってからはしばらく食事・休憩タイム。晴天で風もおだやかで日差しが気持ちいい。
12:30ぐらいから会場がぞわぞわした雰囲気に。
そして零戦がキタ!
仙台から小牧に移動途中で龍ケ崎に降り、12:45に離陸して土浦の会場前で少し飛行展示して飛んでいった。
会場手前の予科練記念館の位置でもバンクを振って挨拶していた。
零戦里帰りプロジェクトはクラウドファンディングに少しだけ出資させていただいた。いつか見たいと思っていたが、ようやく実現。翼のこの形、この日の丸、「ああ、零戦だ!」と感激だった。
そして、まさかの月と零戦のツーショット。
換算810mmのレンズで同じフレームに入るとはほとんど奇跡。
月と零戦はより素晴らしい写真をみなさんがネットに上げているのでそちらもご覧ください。
午後の部。順光。2機の息ぴったりの宙返り。
午後のクロス。またも手前のクロスを撮り損ねるw
室屋氏の機体下面。レッドブルのマーク。
今回は機材はニコン1V3と1 Nikkor 70-300mm。ニコン1で飛行機を撮影するための最高の機材をそろえて挑戦(前回はカメラがV2だった)。
やはりEVFのタイムラグが減ったらしく、機体をフレームに入れやすくなった。
あとは腕次第。
ニコン1の長所は機材が軽いこと、安いこと。また、メカシャッターで秒6コマ行ける。バッファも大きくJPEGならバッファフルで連射できなくなるということもない。
一方、画質はセンサーが小さい分不利。また、機体が小さく軽いのは手ぶれにつながる。EVFのタイムラグがそれなりにあるので動きの速い物体をフレームに入れるのが難しい。
連射性能とレンズの性能が上記の欠点をどこまで補えるか。長所を活かし弱点を補うところが腕ということになる。で結論としてプロペラ機のアクロは撮るの難しいです。フレームがすでにアレで、等倍にすると手振れがかなり。このブログは縮小して載せてるので問題ないように見えますが。
室屋氏の機体を右斜め下から。
2機の演目ふたたび。まさかの民間機でのコークスクリュー。
最後の方で2機編隊で会場前をローパス。
シャッターボタン押したままフレームに機体を入れることだけ考えて集中してカメラを振ったらこれぐらいには撮れた。
そして15:10から室屋氏のトークショー。
2017年のレースをふり返っていろいろ。また、子供達がパイロットになりたいといったらどうするかという問いに対し、茨城県は航空に触れ合える機会が多く、天候もいい土地で恵まれていること、福島県でも航空に触れ合う機会を増やそうとしていて、軽飛行機の組み立て場もできることなどを話された。航空に関心のある人が増え、産業化を進められればパイロットへの道がより開けるのではとのこと。
確かに、北関東だけに限っても民間航空に触れ合う機会は意外に多く、航空イベントやグライダー、軽飛行機などを撮影するとけっこう週末を楽しむことができる。
それを多くの人が知ることができ(なにしろ人があまりいない郊外でやってるので)、飛行機は身近なのだということを実感してもらえるようになれば、日本のゼネラルアビエーションはより盛り上がってゆくのではと思う。