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新PCの初期トラブル

昨年末中身を入れ替えたPC。メモリーのOCはベンチマーク1回流すだけにしてその後は定格で行こうと最初は思ったけれど。

やはりDDR4-2400で運用してみようとOCしてみた。特にこれといった不具合もなく年が明けて3週間。

先週の日曜に突然ブルースクリーンでPCが落ちた。

不安定な要素を極力排した構成なのでこれはメモリーのOCが原因だろうと、定格に戻して様子を見てみた。

しかし、火曜に負荷をかけて作業をしたらまたブルースクリーン。しかも、こんどは再起動しようとするとそのたびにブルースクリーンで何もできなくなった。

対策として、まずはOSの不具合かと思いWindowsの再インストールを試した。

SSDを買い足して、予備のSSDクリーンインストールできる体制をとっていたけど、まさかそれがさっそく役立つとは。SSDを付け替えて予備のSSDを領域確保からやり直してインストール。しかしこれが、何度やっても途中で止まる。何回かはブルースクリーンで落ちる。

ここにきて、ハードの異常を確信。悪いのはSSDかメモリーか。

ネットで調べたらメモリーの方が怪しいらしい。そこにある記事を参考に2枚のDIMMのうち1枚を外してみた。

まず予備のSSDWindowsをインストール。成功。では、とSSDを入れ替えたら、何事もなかったかのようにさっきまでのWindowsが起動した。メモリーの異常でビンゴ。

しかし、これだけではまだ何が問題なのかわからない。

  1. 2枚のDIMMのうち1枚が異状(たまたま外したやつが異常だった)
  2. 2枚のDIMMの相性が悪かった
  3. DIMMの差し込みが悪く接触不良だった

という3通りが考えられる。

まずDIMM1枚ずつで起動すると、どちらのDIMMでも問題ない(ように見えた)。

2枚で起動するとブルースクリーン

改めて1枚ずつやってみたら、片方のDIMMはしばらくするとブルースクリーン。もう1枚は何事もない。

「2枚のDIMMのうち1枚が異状(たまたま外したやつが異常だった)」が確定。

問題を特定できたので、ひとまず正常な1枚のDIMMだけでPCを運用することに。久しぶりにPCのパーツでハズレを引いてしまった。

ここで問題が。正常だったSSDブルースクリーンによる異常終了のさせすぎで起動しないw

予備のSSDWindowsにバックアップツールをインストールし、最近は毎晩深夜にバックアップとってるので、レストアして1日前の環境に復元することにした。こういうときレストアに失敗することも少なくないが、今回は大丈夫だった。レストア失敗も何度か経験しているのでちょっとスキルが身についていたりする。

以上、遠回りしたけど一件落着。

振り返ると、問題解決の最短ルートは以下。

  1. ブルースクリーンで落ちる
  2. モリーの異常を疑いメモリーテスト
  3. 異常がある場合は1枚ずつテストしてダメなやつを特定
  4. 正常なDIMMだけで運用

これならファイルは壊れないのでSSDの入れ替えは必要ない。

ちなみに、ダメな方のDIMMでMemtest86を回すと以下のようにきっちり異常が出ている。原因がOCなのか初期不良なのかは分からないけど、よくある初期不良だと思う。発症時期が後になるやつだったので製品検査は通ってしまったと。

モリーがデュアルチャンネルだったのはシングルになってしまった。

速度がどれぐらい変わるか気になったのでベンチマークを回した。

モリーのR/Wは18063.41MB/sから10808.57MB/sで約半減。ベンチマークでこんなに違うとは。トータル374751が358274と96%に微減。実際体感では差が分からない。微妙な不安定さがなくなってむしろ快適になってる。

上記のようなことで偶然にも、SSDが以前使っていたCrucialに戻ったので、ベンチマークを回してみた。

シーケンシャルリードで500MB/s出てる。多分この速度向上は新しいインテル系のシステムにしたせい。シーケンシャルライトはSanDiskの方が速いが他はほぼ変わらず。むしろSanDiskが4KBのランダムライトで速度が出ないのが謎。

いくらか傾向は違うけど、インターフェスが同じなのでSanDiskとCrucialで性能の違いを体感することはないだろう。むしろ、傾向が違うので中身が違うということがわかった。各ブランドでそれぞれ開発していると。

モリーの異常は初めて遭遇したのでいろいろ勉強になった。