ニコンのミラーレスカメラ、ニコン1は人気が微妙でもう2年以上も新モデルが出ていない。とはいえ、逆に、最後に出たJ5は長寿モデルのため価格が安く、お買い得感があるためかこのところ人気商品になっている。人気はシルバーモデルのちょっと昔のカメラっぽいデザインと、18.5mm(フルサイズで50mmに相当)の単焦点レンズによる写りの良さにもよるだろう。
2012年にV1を購入してからいろいろあって、V1、V2、V3と使っているが、自分にとってニコン1がなくてはならないカメラである最大の理由はこれ。
70-300mmレンズを装着するとテレ端はフルサイズ換算810mmという超望遠レンズの世界。しかもこの組合せでフルサイズ用の純正f/2.8標準ズームレンズより安い。重量もf/2.8標準ズームぐらい。
換算810mmは当然飛行機の撮影でも活躍するけど、もう一つ思うのが「鳥が撮れる!」。
実は学生の頃から双眼鏡を持って野山に出かけたりしていた。自分のカメラを手に入れてから、眺めるだけではなく撮影もしようとは思ったりしたが、フィルムカメラでは超望遠の世界はハードルが高く、フイルムの解像度も限界があり鳥の撮影はあまりやらなかった。
それが、このカメラ+レンズだと首からぶら下げて歩くのに苦にならず、視界に入った鳥をスパッと撮影できる。たとえ大きく撮れなかったとしても、トリミングすれば結構絵になる。
特に体調が思わしくなかった一昨年の冬から鳥を意識して撮るようになった。撮り始めると、どんな鳥を撮ったのかをカウントし始めるのがIngress脳。出かけた先で未踏ポータルをハックするように、あの鳥は撮影できた、あの鳥はまだ撮影できてない、ということが関心事項となる。もちろん絵としての写真の出来も気にはなるけど、それはそれで、経験を踏めばよくなっていくだろうぐらいの考え。
で、今時ならゲームで例えるならIngressよりポケモンGOかなということで↑のタイトル。
以下ニコン1でゲットした野鳥の写真。当然トリミングあり。
まずは1 Nikkorの70-300が出る前のFT1+フルサイズ用70-300での撮影写真。
コガモ♂。
オオバン。
ツグミ。
以降は1 Nikkor 70-300mm。
ジョウビタキ♂。
エナガ。
国鳥キジ。70-300mmを持ってきてなくて10-100mmで撮影。
実はその辺の水辺に普通にいるカワセミ。三脚が並んでる列に加わらなくても撮影可能。
ベニマシコ♀。
ウグイス。鳴き声はよく聞いたけど姿は地味すぎて見つけられなかった。今年ようやく視認+撮影できた(正確には撮影してから写真でウグイスと確定できた)。
渡良瀬遊水地はしばらく行ってなかってけれど、野鳥が気になるようになって行くようになった。
そして館林市の城沼にも足を延ばしてみる。
コハクチョウ。多々良沼の白鳥は観光地化して人がたくさん来ているけど、城沼の白鳥はまだ知る人ぞ知る飛来地という感じ。
アオサギ。
そしてミコアイサ♂。「パンダガモ」の愛称を持つ白黒のきれいな鳥。学生の時に双眼鏡で見て、図鑑からミコアイサだよなーと思いつつも確信が持てず、フィルムカメラで撮影して拡大しても絵にならず、昨年2月にようやく確証が持てて、そのときは70-300mmがなくてちゃんと撮影できず、今年2月にようやく撮影できた。もちろんトリミングしてはいるけれど、白黒の羽の模様がようやくしっかり撮れた。
ミコアイサを撮影できてこの冬の野鳥撮影の目標は一段落。というかもうすぐ春になって冬の水鳥は帰ってしまう。
エナガをもっとかわいく撮りたいとか、海や山に行ってまだ撮ってない鳥をゲットしようというのが今後の目標。
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