館林市のつつじまつりに行ってきた。
県立つつじが岡公園。入口の表示からして表記がゆらいでいるが、これは室町時代に「つつじが崎」と記録が残されているなど、長い歴史の名残り。躑躅ケ岡、つつじケ岡、等も間違いということではない。近くに来たら「花山」で通じる。
例年花が満開になる時期はすごい人ごみになるので来ることはなかったのだけど、今年は館林が舞台のアニメもあり、久しぶりに来てみた。
以前はゴールデンウイークが見ごろだったけど、このところ4月20日あたりまで満開になる時期が早まっている。GWに行ってみたらもう花が終わっていてがっかりということが多い。
この週末はまさに見ごろで、一方、本格的な観光シーズンの一歩前なので、人出はそれほどでもなかった。園内を見て回るのもスムーズなら売店の食事も待たずにできた。
連休に猛烈に混んだのは娯楽の少ない昔だったからで、今はもう数ある花の名所の一つという位置づけなのだろうと思う。なにしろ連休中はあしかがフラワーパークの方がずっと混むし、鉄道会社のアピールもそっちのほうに力が入っている。
お化け屋敷がなくなったり園内の音楽の放送がなくなったりしたのも時代の変化というもの。
それはそうとツツジの花の写真。
この見上げる角度から撮ったヤマツツジをご覧いただきたい。
ツツジというと低木と思われがちだけど、何百年も育てるとゆうに人の背丈を超える。
なお、満開をちょっとすぎて花びらの先がちょっと枯れてきてる。
ツツジの下をくぐって鑑賞するというのが花山スタイル。
奥に進んでいくと見通しが開けて、城沼が見える。
ここは城沼に突き出た自然の高地。東西は湿地帯だったけど今は開発されて、西は体育館や公園が整備され、東は古城が本格的な沼になっている。
岡から沼の縁に降りる。売店日の出家とツツジとマツ。
通路に人が閑散としているあたり、ひところの混雑とはかなり違っている。
館林市ということでつつじと同時にタヌキをアピール。
ヤマツツジの巨木群。以前から自生していたヤマツツジが残されていて、樹齢800年を過ぎたものもあるとされる。
つつじが岡公園はツツジの領域を現在も広げつつあり、高地の西側には平成になって植えられたツツジが育っている。
公園の西に延びる高地もツツジが植えられ、第二公園と呼ばれるが、こちらもだいぶ育ってきれいに咲いている。
そこから西門を出るとどこかで見たような東屋が。
車を無料駐車場に置いたのでこちらから出てもさほど遠くない。
つつじが岡公園まで来たら茂林寺はそばなので寄らない理由もなく。
境内にはどこかで見たようなポスターが。
馴染みがありすぎて死角となって撮影を忘れていた守鶴堂。
祀られている守鶴上人はインドで釈迦の説法を受けた数千年生きた狸であったと言われる。
戦車ばかりに気をとられていて重要な場所を記録に残しておかなかったとは不覚。
ツツジといえば、アニメ『citrus』のオープニング曲が「アザレア」だった。偶然とはいえ面白いなと思った。
- アーティスト: nano.RIPE,きみコ
- 出版社/メーカー: ランティス
- 発売日: 2018/02/07
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (1件) を見る