11月10日開催。今年も行ってきた。
毎回天気が微妙な武器学校。天気予報では曇りか晴れという話なので出発。茨城県に入ると雲が厚くなり視界も悪化してきて大丈夫かこれは、と思ったら、式典が始まると徐々に天気が回復。ついに晴天の武器学校記念行事になった。
記念式典はつつがなく進み、続いて装備アトラクション。
FH70の空砲射撃。JPEGで電子シャッター秒10枚連射により発砲炎を無事撮影。
96式装輪装甲車から下車した隊員が武器を展示。解説は武器の呼称と製造メーカーも紹介。
写真は世界的にも珍しい日本製サブマシンガン、9mm機関けん銃。
アトラクションは全般に、今年は力が入っていると思った。
アトラクションでの紹介を終えてから装備品展示のためグラウンドに駐められた87式偵察警戒車。かっこいい。
そしてアトラクションの山場。戦車の登場。グラウンドを挟んで10式戦車と90式戦車が互いを撃ち合うという。
というナレーションの後、何度も聞いたようなBGMがw
ガルパンのBGMを流しながら自衛隊で本職の戦車道を展示するというw
写真はグラウンドの奥の方を移動してきた90式戦車。
そして10式戦車の空砲射撃。
これも電子シャッターで連射して、ついに発砲炎を撮影。
やけに撮るのが難しいと思ったら、砲口から燃焼ガスが高速で噴射するというものだった。
ジェット戦闘機がアフターバーナーに点火した時に見られるショックダイヤモンドがこんなところでも。
戦車の空砲射撃はこれ以上は光るものはなく、殆どの場合煙しか撮れない。派手な発砲炎は総火演などで実弾射撃を見るしかない模様。
2008年はこういうのが撮れたけど、空砲の仕様が変わったらしい。
老兵74式戦車。低い姿勢は相変わらずかっこいい。
自衛隊が新たに導入した水陸両用装甲車両AAV7。武器学校記念行事では今年が初展示。
16式機動戦闘車の空砲射撃。戦車系の空砲射撃は先述の通り、基本煙しか撮れない。
アトラクションの最後は11式戦車回収車による74式戦車の回収デモ。
写真は超信地転回してワイヤーで戦車を曳航する準備をしているところ。
アトラクションが終わって各種展示を見学。
M4戦車に何かマークが、と見たらもろにサンダース校の校章w
資料館もこういう展示が。武器学校とガルパンは切っても切れない間柄。
3式中戦車を見に行ったら、今年は89式戦車も並んでいた。レストアされてからしばらくここにいなかったけど、また以前のようにここで保管されるのかもしれない。
それより大洗女子の校章www
BGMといいこれといい、ガルパンを徹底的に使っていく方向らしい。
アニメ人気の便乗と笑うのは簡単だが、少しでも若い人の気持ちに寄り添って隊員を確保したいという自衛隊の心の叫びが聞こえるようで、少子高齢化による深刻な人手不足を思うと真顔に戻らざるをえない。
紫の美しい光は逆光で出たレンズのゴースト。
装備品展示のAAV7。LVTは履帯のヒレで前進するが、AAV7はウォータージェットで進むという(履帯でもやっぱり推進できる)。
車体側面のポツポツした穴は装甲の付加物を取り付けるネジ穴。
99式自走155mmりゅう弾砲を広角レンズで下から。
16式機動戦闘車。
10式、90式、74式の戦車3代。
手前は120mmと105mmの成形炸薬弾。「ライフル砲の105mmでなぜ有翼?」と思って調べたところ、外周のリングが滑るようにできていて、モンロー効果が損なわれないよう砲弾の回転を抑制するようになっているとのこと。このため、後方の翼で砲弾を安定させる。
さすが武器学校。さらっとすごいものを展示している。
この後イベント会場で霞ヶ浦高校のチアダンスを鑑賞。『アニマエール』放送中なのでぜひ見たいと思ってた。
帰り際に駐車場の方から戦車の体験試乗を撮影。
霞ヶ浦にスロープが降りているのでAAV7の上陸とかここで実演するのかと思ったらそうでもなさそう。フェンスが大きく開閉できるようにはなっていない。もしかしたらこれは戦時中の水上機のためのスロープではないだろうか。
そして、今年からは10式戦車の体験試乗がはじまった。10式と90式の2台体制。
それでも、戦車搭乗券はそれを狙って並ばないと手に入らないプラチナチケットではあるが。
今年はすばらしい晴天に恵まれ、展示も気合が入っていて楽しいイベントだった。
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