Great Spangled Weblog

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今期見るアニメ

今年の10月~12月期は毎週これを見る予定。

今期は18本。予定外に見るのが加わったけどそれほど本数は増えなかった。

大草原の小さな家』は相変わらず見ている。今見てもインガルス家の娘は美形。毎週白人美少女を見ていたら白人顔にこだわりをもつようになったのも納得とふと自分史を振り返ってしまった。白人の顔のつくりはおおむね名作アニメの関修一氏のキャラデザとこのドラマから学んだ。あるいはアニメ絵はリアル人間のデフォルメでなければならない(2次元として純粋な可愛さを追求するのではなく、実際にいる人間の美しさを表すために可愛い絵にする)と考えるのも、こういったドラマを見ていた影響かもしれない。

一方で、『メルヘン・メドヘン』を改めて視聴した。放送当時は見るアニメが多すぎてゲームしながら見ていたのであまり中身が頭に入っていなかったが、真面目に見ると思ったよりよくてきている。どういうわけか制作が破綻してラスト2話が放送できなかった。それだけでなく、2回再放送を挟んで時間を確保して放送した9話は完全に作画崩壊していて唖然とした。しかし、1話から話を追って見ると9話も話そのものは成立している。そして、10話、11話と盛り上げて12話でしっかり完結している。そう、放送分を見た後未放送分をネット配信で見たが、なかなかいい話で感動的だった。

全体の軸としては、幼少期の母の死を乗り越えて、こちらの世界と魔法の国の世界の少女が互いに無二の親友になる話。これに、各自が持つ「原書」から物語に関した衣装と魔法を引き出すという魔法少女ものとなる。6話で皆が「原書」の物語による能力の制約に悩むとき、亡き母の言葉を理解した葉月が「本に書いてあるのは、本に書いてあることだけ!」と叫び、その制約を振り払う。ここは相当のカタルシスがあった。

よほど本好きじゃないと「本に書いてあるのは、本に書いてあることだけ!」という決め台詞は出てこないと思う。当たり前の言葉だけどその分だけ強い。過去に書かれた本に縛られて前に進めないのはおかしい。本の知識をベースに新しい話を作ればいい。世の中のテキストが活きた知識になるのは、誰もが書かれたことを現実に対応するようにアレンジしているからだ。そんなことを考えた。

あとミリオン声優いっぱい出てる。

tv.rakuten.co.jp

以下新番組+αの寸評。

『私、能力は平均値でって言ったよね!』

マイルちゃんかわいい。今季の太田雅彦監督枠。しかし動画工房ではない。太田監督は動画工房専属というわけではないことを今頃知った。

案外重い話をさらっとギャグにしている。このバランス感覚や物語構成の手際はやはり太田監督。

『ライフル・イズ・ビューティフル』

この主人公声がMachicoにそっくり、と思ったら本当にMachicoだった。射撃部4人のうち2人がミリオン声優(Machico、南早紀)というやばいアニメ。ライバル校も上田麗奈高橋未奈美とかいる。

ちはやふる3』

予想もしていなかったところに3期が始まった。遅く始まったのでいまのところ2話ずつというハイペースの放送をしてる。

『旗揚!けものみち

『このすば』の原作者の作品の新たなアニメ化。徹底してギャグに走っていて素晴らしい。このすばもたいがい笑ったけど、この作品も非常に肝が座ったギャグアニメ。安心して見ていられる。

案外こういうギャグに徹する姿勢を貫くのは難しいのではないかと思う。ギャグのまま完走したら盛大に褒め称えたい。

ゴールデンカムイ

本放送は見なかったが再放送されたので見てる。「見たら面白いのは間違いないだろう」という予想は実はあって、見たらその通りの面白さだった。と書いて思ったが、「面白さ」が見る/見ないの基準じゃないというのは変だろうか?

『慎重勇者〜この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる〜』

異世召喚もののネット小説のフォーマットに一捻りいれた作品。タイトル通りギャグ満載の話。

ではあるが、中盤でだいぶシリアス展開も来ている。ニコ動のコメによると原作はかなりグロ描写もあるらしい。

出オチのギャグから入ってとんだシリアスで終わるのか、やっぱりギャグを貫くのか。展開を見ていきたい。

あと時間中ほとんど豊崎愛生が喋りまくっているという俺得アニメ。

アズールレーン

艦隊ソシャゲアニメ第2弾。どんなものかと見始めたがゲームやってないといまひとつ面白さが分からない。擬人化軍艦はどうなるのかと思ったらこれも水上滑走してた。

『本好きの下克上〜司書になるためには手段を選んではいられません〜』

事前知識ゼロで見はじめて、唐突な始まりから録画忘れがあったかと心配したが、話が進むと面白くて毎回楽しみに見てる。

異世界転生ものリアル路線という新機軸。

PSYCHO-PASS サイコパス 3』

PSYCHO-PASSシリーズは実は人気があるとは知らなかった。映画も作られ、そして3期のテレビ放送。全8話とはまた半端な、と思ったが、1時間枠で逆に贅沢な作りだった。中身は情報流が多く、アクションシーンもよくできていて順調に面白い。

ダーリン・イン・ザ・フランキス

これも「見たら面白いんだろうけど見なくてもいいや」と見なかった作品。偶然録画されていたので見て、たしかに面白そうなので見ることにした。TRIGGER作品は概ね面白いんだけど、どうも自分の重心とは違うところを通っていく感じがする。

メイドインアビス

こちらは「面白い」という予感がしなかったので見なかったが、とんだ見当違いで、再放送を見たら面白くて感激した。世界観の作り込みもすごいし、話も面白い。いささか下ネタぶっこんでくるのもいい。これを見なかったのは不覚。

なお今期の竹書房枠。

ハイスコアガールII』

1期が変なところで終わったと思ったら全16話で、その後2期が始まった。これも16話かな。『殺戮の天使』など、最近は全16話の作品も増えてきた気がする。外資系のネット配信だとこの話数の方がいいのだろうか。

アイカツイオンパレード!』

アイカツが土曜日の朝に移動。このシリーズは今までのアイドルが作品世界の壁を超えて次々と出て来る。世界が交錯しているのはアイカツエンジニアを職業とする、姫石らきの姉の仕業らしい。「アイカツエンジニア」というパワーワードに震えたw ぜひ文科省には技術士アイカツ部門を設立してもらいたい。

『限界アニメ『松山あおい物語』』

クリエイティブうたのおねえさんこと松山あおいさんがクラウドファンディングで作ったアニメ。テレビ埼玉の5分枠だけど、これは本当にクリエイティブ。こういったアニメは全力で応援したい。