Great Spangled Weblog

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第46回東京モーターショー

目の東京モーターショーに今年も行ってきた。なんと32年連続、17回目ということか。

東京ビッグサイトの会場もだいぶ慣れてきた。今回は東館は使わず、それ以外で実施。あと離れたビッグサイト青海展示場も使い、両者の間の歩道にも展示。これは無料で見られる。

各メーカーのブースは今年も地味で、以前のように華やかなコンパニオンがいるということはない。

その分車をじっくり見られる。といっても大手のコンセプトカーは近づくのが難しい。写真のジムニーとかは近くで見られる。

日産は今回もメインは電気自動車で、自動運転がどうとかネット接続がどうとか。情報機器に移動という機能をプラスしたらどうなるか、といった展示。これは大手どこもそうだけど、もはや「運転するマシン」としての自動車はメーカーの目指す方向ではない。

なので、今回自分にとって一番の目玉はマイナーチェンジしたスカイライン

毎度盛り下がる一方のモーターショー。危機感からか、今回も大胆に展示の形が変わってきた。

写真はスーパーカーの展示ブースのフェラーリF40。

そしてディノ246GT。

これこれ。自動車メーカー主導のイベントだからメーカーが面白い車を目指さなくなったらそのままつまらなくなった。それで共倒れしていいのか。いいわけがない。モーターショーが来場者のためのイベントであるなら、自動車の面白さ、楽しさをメーカーの立場だけじゃなく、いろいろな立場から、いろいろな人に向けて発信するべきだ。

自動車だってかなりの歴史のある文化だ。古い車だって楽しければどんどん展示すればいいし、そうすれば過去から未来への時間の軸も見えてくる。

青海会場への歩道ではいろいろな車が展示されていた。これは金ぴかのフェラーリとそれに乗ってうれしそうな子供。

東京モーターショーの未来はこういう展示の方向性の先にあるのではないか。

それは多分に東京オートサロンとかぶってるけど、オートサロンも特殊な方に振れてるからこっちも十分オリジナリティを出せるはずだ。

ピンクのGTRとかもイカれてる。

ドリフト展示もあった。86とレクサスにしれっと180SXが混じってる。

痛車の展示も。これは『アサルトリリィ』の公式痛車

放課後のプレアデス公式痛車まで!

2つの会場を結ぶ歩道はこの混雑。

クラシックカーとして日野コンテッサが展示されていた。

ヒストリックカーエリアももっと充実させてほしい。

青海会場はトヨタダイハツなので、特にこれといったものはなし。

帰りのゆりかもめから晴海埠頭の「しらせ」が見えた。南極に出港する準備中。

人はなんだかんだいって移動が大好きだ。その願いをかなえるものの一つが自動車で、自分で運転するということは、移動の自由を手にすることだ。モータショーがよりそうのは人のそういう気持ちだと思う。「人を運べる情報機器」はクルマの楽しさの一部でしかない。楽しい車のイベントとして、もっともっと考え続けてほしい。