Great Spangled Weblog

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茨城県自然博物館ときめく石展

茨城県自然博物館で開催中のときめく石展に11月に行ってきた。

14:30に予約していて少し早めに着いたが、混雑状況などを勘案して早く入れるようになっていた。午後遅めの予約は早めに来るのがいいようだ。

企画展を上から。

この企画展は人気があって人がたくさん来ていた。

入ると紫水晶がドーン。

こちらは石英の巨大な結晶。

やたらと人工的な立方体が岩に埋まっている黄鉄鉱。

上から見えたのは廃ペットボトルで作ったオブジェ。

ラピスラズリ

デザートローズと言えばロマンティックだが、物質としては石膏である。

翡翠。「翡翠」とは羽の部首がある通りカワセミのことで、転じて川で獲れる碧い石が翡翠と呼ばれるようになった。

顔料としてのラピスラズリ。宝石を砕いて使うので貴重な絵具だった。海を渡って欧州に来たのでウルトラマリンと呼ばれる。普及品のウルトラマリンは代替の鉱物でラピスラズリではない。

スコレス沸石。

琥珀。上にあるように産出する状態だと「樹液」だと分かりやすい。

生物由来の石である各種の化石。

ネギに見えるトルマリン

豚肉石は豚肉っぽく金網に載せて展示。

国立科学博物館の宝石展はうっかりして行けなかったが、これが見られたのでよかった。

2022年入間航空祭

新型コロナウイルスのせいで2年連続で中止だった入間航空祭。今年は事前申し込み制で復活した。ありがたいことに友人ともども抽選が当たったので行ってきた。2022年11月3日開催。

9時着を目指して行くも電車の乗り換えミスと入場列で若干遅れた。入場してすぐ上を飛んで行ったU-680A。飛行点検隊は長く使っていたYS-11が引退してこの機体になった。

エプロンに着くとシルバーインパルスが離陸の準備。エプロンが驚くほど空いていてこんな写真も撮れた。

C-2が離陸。

この飛行を最後に引退するC-1の029機。

シルバーインパルス離陸。シャッタースピードがヘリ仕様だったw

4機編隊で通過。中の人の1名も本日で飛行勤務を引退とのこと。

C-1とC-2の編隊。

U-4のブレイク。

会場上空を突っ切って飛ぶC-2。ド迫力!

C-1のコンバットピッチ。

029機も最後のコンバットピッチ。C-1の深いバンクの旋回もあとどれぐらい見られるだろう。

029機の着陸。

最後に消防車から放水。

飛行展示は午前中で終了し、地上展示を見て歩いた。写真はBK-117D3。

C-130は機動衛生ユニットを搭載していた。

029機は地上展示に。

T-4のかっこいい並び。

エプロンの混み具合はこんな感じ。雨でも降らないとここまで人が減ることはないし、不思議なことに11月3日はめったに雨が降らない。

飛行展示は終わったけど、開催時間中に戦闘機が帰還することになった。F-15がエプロンの前を通過。

離陸して小松へと帰還。

F-2パイロットが挨拶しながら通過。例年の入間ではこんなに人は少なくない。

離陸して百里基地へ。

戦闘機は2機とも離陸してから一回りしてエプロン前に戻ってくれた。

しかし、撮影が久しぶりすぎてなかなか上手くいかない。

まだしばらくは抽選ということになるだろうか。航空祭の開催方法はしばらく模索が続くと思う。

フリートウィーク木更津新港艦艇一般公開

今年は観艦式の年なので、その前後のフリートウィークに各地で艦艇の一般公開があった。

www.mod.go.jp

10月29日であれば行けるので、行ったことのない木更津新港で、見たことがないステルス艦「もがみ」と「くまの」を見に行こうということになった。

木更津駅で友人と待ち合わせてとにかく海の方に歩いた。「やけに人が少ないな?」と思いつつ歩いて木更津港に着くと自衛隊の船は全然いない。木更津新港ということでもっと先の方だったという。

駅から歩いたおかげで橋の上からこんな写真が撮れたのだが。

うっかりミスで1時間も歩いてしまった。

イオンモールから歩いて30分ぐらいなので、駅からはバスでイオンモールに行ってから歩くのがお薦め。

現地に到着。晴天の下イージス護衛艦「あたご」の威容。

そしてステルス艦「もがみ」と「くまの」

30分も並ばずに乗れた「もがみ」。この後格納庫から舷側を抜けて前甲板へ行く順路。館内は撮影禁止。

翻る16条旭日旗

前甲板の5インチ単装砲。

ステルス性を追求したクリーンな甲板。

「もがみ」と「くまの」の艦橋。頂部にNORA-50複合通信空中線が突出している。

甲板のハッチ。

左舷の通路をくぐって格納庫に戻ると、乗艦記念のスタンプをいただいた。

さて次は「くまの」へ、とよくよく見ると、「くまの」を見学する人は「もがみ」の見学をしていない人のみということで、降りて列に並びなおし、「もがみ」の格納庫に入らずに来ないといけないとのこと。今は感染対策などいろいろあるので、艦艇の公開も昔ほど自由気ままというわけではない。

それはそれとして後甲板のヘリコプター拘束具。

「くまの」、「もがみ」の並びを後ろから。

続いて「あたご」へ。

またしばらく並んだが、こちらでは退屈しないようにラッパ演奏があった。

そして乗船。前甲板のVLS

イージス艦独特の艦橋。

前甲板はこちらはいろいろとある。

5インチ単装砲と艦橋のCIWS。「もがみ」はSea RAMだった。

この後、単装砲とCIWSを動かすデモを実演していただき、前甲板で間近に見ることができた。貴重な体験。

5インチ砲の実包。

後部のミサイル発射筒。90式艦対艦誘導弾(SSM-1B)SSM 4連装発射機。

「あたご」の後甲板。

「あたご」型からヘリコプターの格納庫が設けられた。

ヘリコプターの離着艦のための指揮所。

横須賀と違って木更津ならそんなに混まないだろうなどと思ったらそうでもなく、快晴で人も沢山来てにぎわっていた。

帰りはイオンモールまで歩き、現地では食事もできなかったのでこちらで食事をして、バスで駅に戻った。

化石ハンター展

9月の終わりに国立科学博物館の化石ハンター展に行ってきた。

kaseki.exhn.jp

予約した時間まで御徒町で時間をつぶし、南から上野公園へ。

西郷隆盛像を久々に撮影。

長いこと「音声ガイドなんて(藁」などと考えていたが、喋るのが杉田智和釘宮理恵というので二度見した。今は機械を借りなくてもスマホのアプリで聴くことができる。これはアリかもしれないと考え直した(といいつつ今回は見送り)。

「化石ハンター」とは化石を見つけて発掘する人々のことだが、中でもゴビ砂漠の化石を次々発見したロイ・チャップマン・アンドリュースの展示が序盤の中心。写真は成長過程の順に並べたプロトケラトプスの化石。

映画で知られるベロキラプトル。当初から言われていたことだが、ベロキラプトルは北米ではなくユーラシア大陸の恐竜。

カモノハシ竜のデンタルバッテリー。恐竜は歯の形が全部ほぼ同じで哺乳類のような機能の分化はしていないが、歯は次々と生えかわって、植物を噛んですり減っても歯を失わない。

また、恐竜は顎を左右に動かせないから臼歯ですりつぶすことができず、臼歯というべき歯もないが、斜めにかみ合う上下の歯ですりつぶすことができる。複雑な咀嚼ができるが歯がすり減ったら寿命が来る哺乳類vs顎の動きが単純だが歯を無限に使える恐竜。結局どちらも比較できないほど高度に植物を食べることに特化している。

恐竜から哺乳類エリアに。最大の哺乳類パラケラテリウム。

アンドリューサルクスの上顎。恐竜と違い骨化した二次口蓋がある。

下顎が異様に長く発達したプラディベロドン。

最後にアウト・オブ・チベット説の展示。チベット付近の寒冷な気候に適応した哺乳類が氷河期に分布を広げたという。写真は毛のあるサイのケブカサイの復元模型。

化石はチベットサイ。

ヤギの発祥も同じ地域だという。写真はプロトオービスの模型。

こちらが化石。JKを500万ポンドで落札しそう。

売店ではモルカーとのタイアップグッズがあったのでつい買ってしまった。

しながわ水族館

アニメ『やがて君になる』の13話の水族館が「品川の水族館」という話なので、どうにか時間ができたので行ってきた。

www.aquarium.gr.jp

30年ぐらい前にできたときに行こうとしたが、京急の駅まで行列が続いていて断念したことがある。それ以来忘れていた。

国道15号から水族館への入り口。

ついにしながわ水族館に来た!

アザラシのショーを展示している。

続いてイルカショー。写真は準備中に上がってきて係員と戯れるイルカ。

マゼランペンギン。

イワシ水槽。

トンネル水槽を上から見られる。人が歩いている上をウミガメが泳いでいる。

タコ。

念願のトンネル水槽に入った。

ダイバーのお姉さんが登場。

魚に餌やり。

エイと一緒に。

頭の上を泳いでいくウミガメ。

クラゲ。

ハイギョ。

ニシキアナゴ。話題のチンアナゴもいた。

イルカ水槽ではイルカが暇そうで上下逆になって泳いで遊んでいた。

シャークホールのシロワニ

一通り見て遅めの昼食。

ここで気づいた。『やがて君になる』の水族館と全然違う!

品川駅の近くにも水族館があるとは聞いていたが、それは水槽がちょっと並んでる程度のやつだろうと思っていたのだが、確認するとこちらも本格的な水族館だと分かった。

www.aqua-park.jp

イルカショーはこちらでも見られる。

また品川まで行かなければならない。

桶川飛行学校平和記念館

タイトルの施設が最近整備されたと知り、お盆休みのときに行ってきた。

www.city.okegawa.lg.jp

陸軍の熊谷飛行学校の桶川分教場の建物が現存するので、修復して記念館として公開されている。

www.city.okegawa.lg.jp

戦後海外からの引揚者のための住宅として使われ、平成19年に最後の入居者が転出した後に建物を分教場のときの状態に復元した。

昔の木造の小学校のような建物。

寝台を並べて復元。

こちらは映像を鑑賞したり講演会などができる。

窓ガラスは大正板ガラスが残っている。円柱に吹いたガラスを手作業で平らに伸ばすので微妙に波打っているのが特徴。

井戸。台地の上なので水面はけっこう深いかもしれない。

和式便所も復元。というか和式はもはや博物館もの。

蛇口が並ぶ洗面台。

建物に使われていたコンクリート。今では貴重な、川でとれる玉砂利を使っている。

昭和12年から20年までにここで1,500~1,600人のパイロットを訓練したという。終戦間際には特攻隊にパイロットを提供した。施設内には散華した兵士の遺品や、遺書まで用意したけれど特攻出撃に至らなかった人が寄贈したものなどが展示されている。

茨城県自然博物館の昆虫展

茨城県自然博物館の今年の夏の企画展は昆虫展だった。

10:30に予約を入れて行ってきた。

www.nat.museum.ibk.ed.jp

夏休み中で本当ならもっとにぎわっているべきところ、事前予約制で混雑を抑制しているので人が入らず撮れる。

昆虫の進化の展示。翅は昆虫繁栄の鍵だが、昆虫が翅を獲得した経緯は分かっていない。

写真はムカシアミハネムシの模型。この昆虫では胸の3つの体節の全てに翅がある。一番前の翅はやがて退化しほとんどの昆虫は2対の翅をもつ。

四肢動物は魚の胸鰭と腹鰭を手足に変化させたが、何もないところから突然翅が生えている昆虫は驚くべき進化と言うしかない。

そして多数の標本が解説とともに展示。

大きい模型も多数。

「モルフォの壁」という展示。壁一面に青い蝶の翅が並ぶ。

諌山黄泉さんが来そう。

毒がある昆虫の警告色に対し、毒がないのにそれに似せて捕食を逃れようというベイツ型擬態の展示。

マイナー昆虫のカカトアルキ目とガロアムシ目。

六脚類ながら翅をもたないグループ。シミ目とイシノミ目は昆虫。

カマアシムシ目、トビムシ目は厳密には昆虫に含めず内顎類とされる。しかもこれらは系統的にかなり離れているらしい。

現在の昆虫の主要な話題の一つが特定外来種問題。写真はその一部。

チョウはアカボシゴマダラで、最近よく見かけるようになった。ツマグロヒョウモンもよく見かけてこれも外来種

そして模型とともに展示されていたのがクビアカツヤカミキリ。

桜の木がこの虫によって大被害を受けている。最近桜の木の根元がメッシュで覆ってあるのはクビアカツヤカミキリが広まるのを防ぐため。もし見かけたら迷わず駆除すべき。こんな事態になったのも人間の「業」ではあるのだが。

一通り見学して食事。選んだのはおすすめメニューの豆乳タンメン。