4月8日の日曜日、例年このあたりは自衛隊イベントが重なるが、今年は久しぶりに宇都宮駐屯地の記念行事に行ってきた。
天気は快晴で素晴らしい日和だった。ただ、駐屯地内の桜はまだ開花していなかった。
会場はそれほどは混んでなくて、9時40分ぐらいに着いたが端の方なら最前列で座ってイベントを見られた。
午前中は10時から記念式典、観閲行進、戦闘訓練展示で、合間に音楽隊の演奏が入った。
午後は13時から音楽隊の演奏で、2曲演奏され、その2曲目がチャイコフスキーの序曲『1812年』だった。あの、大砲を楽器として使う曲。
この演奏が今回の記念行事の目玉のひとつで、楽隊の後ろで5基のFH70が並び、大砲パートでは5発連続して空砲を撃って演奏を豪華なものにしていた。
以下当日の写真。
式典開始直前に駐屯地上空を飛んでいったドクターヘリのEC135。
観閲行進。中央即応連隊の82式指揮通信車。
中央即応連隊の軽装甲機動車。天井で軽MATを構えている。
北宇都宮駐屯地からヘリコプターやLR-1も飛来。というかLR-1が現役だったので驚いた。
戦闘訓練展示。この角度だとバイクのジャンプも無事撮影できた(しかし遠い)。
UH-1Jからのリペリング降下。他にUH-60Jによるドアガン射撃もあった。
第307施設隊の92式地雷原処理車のデモ。ロケット弾の代わりに隣でペットボトルロケットを発射している。
敵陣制圧。中央即応連隊の隊員の個人装備が分かる。
奪還した国土に日章旗が翻る。
宇都宮駐屯地の特殊装備、超巨大96式装輪装甲車。
中央即応連隊の装備のひとつ、9mm機関けん銃。国産短機関銃の開発生産は今後も続けて欲しいところ。
装備品展示のためバックする92式地雷原処理車。
午後のアトラクションの音楽演奏開始直前の音楽隊。どこの音楽隊かは申し訳ないが失念してしまった。
序曲『1812年』の演奏。大砲に155mm榴弾砲FH70を5基も使うという贅沢さ。もちろん音は大迫力だったし、それがしっかり演奏の一部を構成していたと思う。
昨年解散した第6対艦ミサイル連隊と第301特科直接支援中隊の記念碑。石造りのミサイルが大胆。そういうわけで今年は装備品展示の方には88式地対艦誘導弾はなく、この記念碑の向いに1両、退役した車両が保存展示されていた。しかし解隊の遠因が魔法少女による装備品盗難という噂は本当なのであろうか。
このあと防衛資料館を見学して帰った。資料館には武器学校にもないような変わった拳銃が多数あったり、ソ連製の対戦車ライフルがあったりして、なかなか見応えがあった。誰かの影響でつい勲章なども見入ってしまった。勲章は詳しくは分からないが、ドイツの鉄十字章なんかもあった。「Cross of Iron」と言えば映画『戦争のはらわた』だ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%89%84%E5%8D%81%E5%AD%97
↑を見るに、どうもナチス以前の勲章のようだ。鉤十字はなかったと思う。