PCに溜め込んだ音楽データを居間のオーディオ機器で再生したい。
そのための早道はネットワークプレーヤーというオーディオ機器を追加することで、例えばDENONのDNP-720SEならネット通販で3万円ぐらいで購入できる。
ただ、この機種では惜しいことがいくつか。まず3行しか表示できないディスプレイではDLNAサーバーの大量のデータに容易にアクセスできるのか。そして、せっかくいいDACを搭載しているのに、デジタル入力がないため、他の機器からそのDACを使うことができない。
もっと早道が、と気がついたのはBDレコーダー。パナソニックのDMR-BZT700が今ある。これが「お部屋ジャンプリンク」という名前でDLNAに対応している。そこでWindows Media Playerからメディアストリーミングを有効にしてPCをDLNAサーバーにしてみた。BDレコーダーでサーバー上の音楽データを再生できれば話は終わり。
で、終わらないわけだw BZT700は、自身の光ドライブのCDか、(恐らく)パナソニックの機器でリッピングした著作権保護された音楽データしか再生できない! DRMかけてないMP3とかAAC、そしてWAVでさえも再生できない。今が21世紀になって10年以上も過ぎたことを疑ってしまう驚くべき仕様。
ただ不思議なのは、著作権保護されていない動画は再生できるのだなw アナログ放送時代に録画してDVDにダビングしたテレビ番組は、PCでリッピングすればBDレコーダーからネット経由で再生できる。
家電業界の不思議な慣習に戸惑いを覚える。
閑話休題。
しばらく考えている間に、自宅のオーディオ機器では以下の問題があることも浮かんできた。
- 1999年購入のアンプ、PMA-1500R-Kのボリュームのガリがひどくなってきている
- テレビが古くてHDMIの入力が1系統しかない
- BDレコーダーの音声は、テレビのDACでアナログ変換し、テレビのモニター出力からアンプにつなげて聴いている
- PCでリッピングしたり購入したりした音楽データは、ウォークマンをピンケーブルでアンプに繋げて聴いているが、TAPEのINPUTに入力しているため音質がやや悪い(聴いて分かるものではないが、無音時にボリュームを最大にするとノイズが聞こえる)
- CDの音楽も今のプレーヤーとは違ったDACで聞いてみたい
そして以下の要望。
これらを解決できる、一番シンプルな答えはかなり明らかだった。
【AVアンプの購入】
- 電子ボリュームなので多分ガリは発生しない
- HDMIの入力が多系統で、セレクターとして機能する
- HDMIの音声入力は自身のDACでアナログ変換しスピーカーに送ってくれる
- DVD用のアナログ入力があればウォークマンはそこに接続すればいい
- 光ケーブルや同軸ケーブルでデジタル信号を入力できるのでDACをさまざまな機器から使える
- 最近の機種はDLNA対応である
- USBポートを持ちUSBメモリ内のデータを再生できる
そしていくつかの製品の仕様を見てみると、DRMのかかってない音楽データはMP3、AAC、FLACあたりを再生可能らしい。
表示にテレビを使えるから、DLNAからの曲選択も3行表示よりは楽そうだ。
ただ気がかりなのは;
- 音質や機能が充実した機種は定価が高い
- 当面サラウンドにする気はないので、5チャンネルとか7チャンネルとかのアンプが無駄
- 買えそうな機種にした場合、音質がPMA-1500Rより悪くなってたらどうしよう
などといった考えを持ちつつ、ネット通販のページを見たら、AVアンプの定価と実売価格の違いにかなりびっくりした。
これを見て決断はいかに。長くなるのでまた次のエントリーにて。
DNP-720SEは↓みたいな機器。無線LAN対応。チューナーもついてる。
DENON ネットワークオーディオプレーヤー 192kHz/24bit対応 プレミアムシルバー DNP-720SESP
- 出版社/メーカー: デノン
- 発売日: 2011/09/20
- メディア: エレクトロニクス
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