Great Spangled Weblog

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AVアンプがやってきた

我が家のオーディオの諸問題の最終解決のために、買ってしまいました。後先考えず。

DENON AVR-3313K。

DENON AVサラウンドレシーバー ブラック AVR-3313K

DENON AVサラウンドレシーバー ブラック AVR-3313K

重さ12kgというので、かろうじて徒歩と電車で運べる重さだが、それは若い頃LDプレーヤーでやって懲りているので、普通にネット通販で購入。

まずはハードウェアとしてのインプレッションなど。

本体はヘアライン仕上げに黒塗装。前面の端子類にカバーがついて、そこそこ高級感がある。

一方、リモコンはやや安っぽい。テスト用についてきている電池が中国製で、よくよく見たら本体も中国製だった。

どこ製であれDENONが責任をもって品質管理をしているであろうから、所期の性能を常識的な寿命の間発揮してくれればそれでよし。むしろ、AVアンプはピュアオーディオ用のプリメインアンプより多数製造されるであろうから量産効果もあろうし、しかも人件費が比較的安い国での製造となると、これはかなりのコストパフォーマンスを持っているのでは、と期待される。

HDMIケーブルや光ケーブルを買ってきてセットアップを開始。

PMA-1500Rから変わった点といえば、やはり入力の多さ。HDMIだけで7系統とか気が遠くなる。

一方、ピュアオーディオ用アンプでは常識のAC電源の出力が一切ない。し方ないのでテーブルタップも買って機器への電源を確保した。

PMA-1500Rでは端子類がみんな金メッキだったが、本機は金メッキはなし。

スピーカーケーブルは本当に7系統分あって、おかげで個々の端子は小さい。

HDMIケーブル、ピンケーブルは難なく接続できたが、スピーカーケーブルは端子が小さくてやや手こずった。こだわりがあって極太のケーブルを使っている方はさらに大変だと思う。バナナプラグ対応なので楽がしたければそれがいいようだ。

到着したその日は、2台のスピーカーを普通にフロント左右の端子に接続し、BDレコーダー、CDプレーヤー、ウォークマン用ピンケーブルを入力端子に接続し、余っていた無線LAN子機をLANケーブルに接続し、HDMIの出力をテレビに出して、それで終わりにした。

音質がどうこうはひとまず置いて、動作テスト。BDレコーダーの出力は動画が問題なくテレビで見られ、音声はスピーカーから出力された。

注意点としては、本機の電源が入っていないと、HDMIの信号はテレビに出力されない。また、テレビへは映像信号のみ伝えられ、音声信号はカットされる。どのみち本機の電源は入っているからスピーカーから音が必ず出るので特に問題はない。逆に、いちいちテレビのボリュームをゼロにしてなくても、テレビ本体のスピーカーから音が出ないので音質的に好ましい。

なお、本機のマニュアルはCD-ROMでPDFにて供給される。タブレットにPDFをコピーして見ながらセットアップしたが、なんだか米軍あたりの整備士みたいな気分で中二的なかっこよさを感じた。

音質は試しによく聞くCDをCDプレーヤーから再生してみたが、特に違和感はなかった。元々オーディオの音質を左右するのはスピーカー>再生メディア>再生機器>アンプ>ケーブル類、という影響度合いと考えているので、実はアンプで音がさほど変わることはないと考えていたが、だいたい予想は当たった。

本機のDACの性能も調べてみようと、BDレコーダーでCDを再生してみた。これも問題なく。というか、20年以上も前のビンテージオーディオ機器であるDCD-1650が今でも通用する音質でCDを再生できるのが驚きなのだが。

BDレコーダーの方が音がちょっと違う感じがする。HDMIからの入力はDSPを通ってるからそのせいかな、とか考えた。後で「DIRCT」モードで再生したらCDプレーヤーとそっくり同じ音になったので、やっぱりそうなんだと思う。

こんな感じで、我が家のオーディオの利便性が一新したという結果に。

スピーカーをバイアンプ接続したとか色々の話はまた後ほど。