熊谷市妻沼滑空場で10月21日開催されたゼネビアのイベント。2105年以来3年ぶりに行ってきた。
前回は木枯らし1号の強風で室屋氏のフライトのみ行われたが、今年は素晴らしい晴天で飛行展示が一通り、無事行われた。
以下当日の写真。
滑空場の片隅で子供向けのハンググライダー体験を実施中。
グライダーの操縦席に乗せていただいて記念写真を撮っていただいた。ありがとうございます。
昼前に飛行展示。まずはウルトラライトプレーン系。本格的な飛行機に比べて飛行の制約が大きいが、その分手軽に楽しむことができる。
この機体はモーターパラグライダー。
布製主翼、むき出しの操縦席、小型エンジン搭載の典型的なウルトラライトプレーン。
そして全金属製のホームビルド機ウルトラクルーザー。操縦するのは製作者でもある藤田恒治氏。
http://www.exal.info/ulp1.html
2008年のホンダエアポートのイベント以来10年ぶりに飛んでいるところを見ることができた。
これが10年前の飛行展示。
前に見たときより今回はかなり自在に飛んでいて、機体の信頼性や操縦についてより自信を深めているように見えた。
そしてなんと、機体は10年前の機体の次に製作した2機目だという。
そしてオートジャイロ。
オートジャイロはヘリコプターと違って滑走がいるけど、それでもほんの僅かな距離でいい。操縦はヘリコプターに比べればはるかに容易なようだ。
続いてホンダエアポートからヘリコプターが飛んできて花束を投下。花束は式典で熊谷市長に贈呈された。
こちらがエクスペリメンタル航空機連盟のテント。日本の自作機文化の発展はこの連盟が鍵となる。全力で応援しないと。
飛行展示を終えて地上で休むウルトラクルーザー。磨き込んだアルミが美しい。エンジンはVWビートルのエンジンを2気筒取り出したものだとのこと。
この後はグライダー系。まずハンググライダー。
妻沼滑空場はウインチ式で、普通のグライダーの他、ハンググライダーも引っ張って飛ばすことができる。
写真のグライダーは足が不自由な方も飛行を楽しめるようにと開発された車輪付きハンググライダー。
こちらは本格的なハンググライダー。
体を水平にして自在に飛んでいるところ。
パラグライダーもウインチで引き上げて飛ばす。
そしてモーターグライダー2機が熊谷市長を乗せて離陸。写真は離陸後にローパスしたところ。
熊谷市を空から視察の後、赤城山の裾野をバックに着陸。風向きが変わって離陸と逆方向に降りてきた。
妻沼滑空場は近くにもう1本あって、こちらも頻繁にグライダーが飛んでいた。
グライダーをウインチで飛ばす場合、ウインチの張力がグライダーの重量よりかなり大きいためか、ジェット戦闘機もかくやというハイレートクライムを行う。これは近くで見るとかなり迫力がある。それで獲得できる飛行高度は1000ft程度であるが、それでも着陸まで5分は飛んでいられる。また、上空で上昇気流を捉えることができれば、その後どんどん高度をとってかなり長時間飛ぶことができる。
もちろんグライダーは乗って操縦することも素晴らしい。
しかし、美しい機体を眺めて、無線を聞いて、写真を撮るのも楽しい。
日本人には今よりもっとゼネビアを楽しむポテンシャルがあると思う。当ブログでは積極的にこういったイベントに参加して、報告を行いたい。