Great Spangled Weblog

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令和元年入間基地航空祭

今年も行ってきた。晴れの特異日と言われる11月3日だけど、今年は曇り。それでも入間マジックで午前中は太陽が出た。

曇りでは飛んでる飛行機は冴えた写真にならないので地上展示の方に注目。

CH-47JAはいろいろなハッチを開けて展示。

C-1もJT-8Dエンジンを見せている。

地上展示は久しぶりにファントムが。

RF-4Eで横田基地に来た青塗装ではなく従来塗装のスペシャルマーキング機。

ファントムは多分入間では最後になるであろう展示で注目を集めていて、望遠で撮るしかできなかった。

10月に退役したYS-11の#160は地上展示。

どうもカメラの調子がおかしい、と思いつつなんとなく撮れてたから撮っていたけど、保護フィルター前面の埃が写るというのは相当の異常事態なので、ここでレンズの異常に気付くべきだった。絞りが最小で固定されるという状態になっていた。

午前中の航空総隊のT-4の離陸。今年は2機だったので「シルバーインパルス」とまではいかず。シルバーエレメントといったところ。

風はなかったのでC-1の空挺降下は無事実施。

C-1のコンバットピッチ。輸送機がこの角度で2機重なるというのはそうそう撮れない。

C-1は例えば北海道がソ連に侵攻されたような場合に、空挺部隊を送り込むには極めて適した輸送機で、およそ輸送機と思えない運動性は戦場での生存性に有利なはず。しかし、現代の軍用機に必須のミサイル発射を検知するセンサーやチャフ・フレアディスペンサー、ミサイル目つぶしレーザーなどの自己防衛システムはまったく搭載されていない。

冷戦の終わりとともに平和な時代を生きて退役するのは軍用機としては幸せな生き方だと思う。

海外派遣で輸送力の主力になる予定のC-2は、相応に自己防衛システムが搭載されている。

格納庫での展示。サバイバルナイフは同じテクナだけど穴あきブレードから通常のブレードに変更。

ここでもシャッタースピードが異様に遅かったので故障に気付くべきだった。

曇りで思ったほど人は来ていなかったのだけど、あまり気合を入れて見に来ていたわけではないので昼の間に基地を出てまた稲荷山公園に移動した。

ブルーインパルスは曇りのため第五区分の展示。立体系の機動は公園からもあまりそん色なくみられるが、第五区分は撮影はほとんど無理と分かった。

最大限大きく撮ってこんな感じ。

去年のようなトラブルもなく早くに演目は終了。無線を聞きながら滑走路エンドを回って狭山市駅に移動した。タイミングがよければ帰りの機体が見られるかもしれない。

滑走路を過ぎて駅が見えてきたあたりまで無線が静かだったので油断していたが、実は戦闘機の帰投の準備が始まっていた。

不意に聞きなれないコールサインの機体に離陸の許可が出て、何事かと基地の方に戻ろうとしたら、住宅地の間を離陸していくRF-4Eが見えた。そのまま北の方に行ったのでそれで帰るのかと思ったら、なんとUターンして戻ってきた。

1回は通常のパス、2回目は脚と着艦フックダウン。もう一回パスして百里基地に戻っていった。

ファントムのサヨナラフライトがあったとは不覚。

多分これが飛んでるファントムの最後の写真になると思う。

永遠の翼 F-4ファントム

永遠の翼 F-4ファントム