ビデオカードがひところ高かったのだが、去年から需要が落ち着いて買いやすくなった。7年使ったRadeon HD7770のビデオカードで画面隅のちらつきが気になり寿命を疑い交換することにした。秋葉原を歩いてちょうど安かったMSIのRX570を買った。
MSI Radeon RX 570 ARMOR 8G OC グラフィックスカード
- 発売日: 2018/02/09
- メディア: Personal Computers
もう後継モデルが出ているが、Amazonの後継品より安かった。RX570もVRAM 8GBもオーバースペックなものの、これなら後でハイスペックのモニターを買ってもグラボの能力不足に悩まされることはない。
なお、画面隅のちらつきは結局出て、グラボの寿命ではなくドライバーの問題というのが結論。しかし性能2倍で消費電力も下がって特に後悔はない。
その後液晶タブレットが安くなっているため購入を決断。グラボから見ればこれはフルHDのモニターを追加したのと同じ。
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- 発売日: 2019/01/11
- メディア: Personal Computers
これぐらいはすぐ描けるようになった。
さて。液タブはPCとHDMI接続のため、メインのフルHDのモニターはDisplay Portに接続した。昨年12月まではこれで問題なく使えていた。
そこにAMDからRadeon Software Adrenalin 2020 Editionリリースの情報が。
さっそくダウンロードしてインストール。画面がフラッシュしてインストール完了、と思ったらメインモニタに映ったのがこれw
DVI-DとHDMIで出てるモニターは正常に映っているが、Display Portのモニターだけ表示できない。右クリックで画像解像度を変えようにもウインドウが見えないモニターに出ててどうしようもない。
その後[Shift]+[Windows]+[←]or[→]ボタンでウインドウがモニター間を移動できると知り、ようやくモニター関係の設定メニューが操作できるようになった。[Windows]ボタン=[田]ボタンなんてほとんど初めて押したw
いろいろ試してみたが、メニューにある仮想超解像度かGPUスケーリングか整数スケーリングのどれかをオン・オフすると画面がフラッシュしてそのうちDisplay Portのモニターに正しい信号が送られ、映るようになることが分かった。
そのまま使う分には問題ないが、時間が経ってモニターがオフになったりスリープに入ったり、リブートしたときにDisplay Portのモニターに信号が行かなかったり、誤った解像度の信号が行ったりしてモニターが点かなくなる。
これが現時点での最新版まで改善されない。一応フォームからバグ報告はしているのだが…。
これの解決方法は、下記から古いドライバーをDLし、新しいドライバーはアンインストールしてバージョンダウンすることが確実。正常に動いていたバージョンのドライバーは削除しないで手元に置いておくことも推奨される。
別の手はないかと考えていて、Display PortとHDMIの変換アダプターが余っていたことを思い出した。
こういうやつ。
で、ビデオカードのDisplay Portにアダプターを差し込み、HDMIケーブルでモニターとアダプターをつないだ。
結果、全く異状がなく使えるようになった。
Display Portで接続した場合にグラボとモニターの情報のやり取りに問題があり、モニターで再生できない信号が送られていたというのが真相。
そして、HDMIの接続ではそのようなことが起きていない。グラボのDisplay Port経由でどうなるかと思ったが、ディスプレイドライバーとしては「グラボのどのポートから出ているか」ではなく、「モニターのどのポートに入っているか」で伝送ケーブルの種類を判別していることが判明した。これなら変換アダプターが物理的な形状と配線の変換だけで特に回路が入っていないように見えるのも納得。
これでようやく普通に使えるようになったので、Display Portに関するPnPのバグが解消されるまで気長に待つことにした。