Great Spangled Weblog

コメントははてなにログインすると可能になります(SPAM対策です)

下妻市オオムラサキの旅

ステイ・ホームに続いてマイクロツーリズムだそうで、泊りがけの長距離の旅行ではなく1、2時間で出かけられる近くの旅行が推奨されている。そんなのはここ最近年がら年中やっているので、その一つとして、茨城県下妻市に行ってオオムラサキを見てきた話など。

日本の国蝶として知られるオオムラサキ。よほど山奥に行かないと見られないと思っていたが、関東平野にある下妻市がずっとオオムラサキを推している。今もいるのだろうかと確認したら、小貝川の河川敷に保護林があるという。自然観察ゾーンとして整備されている。うまくいけば野生のオオムラサキが見られるかもしれない。

www.city.shimotsuma.lg.jp

そこでカメラを持って行ってみた。ネイチャーセンターの駐車場に車を置いて堤防を北へ。

グラウンドの先に見える林が保護林。

河川敷ながらなかなかの林で、桑の木にホオジロがいたりした。

自然観察ゾーンは別途駐車場があった。堤内地の駐車場から堤防を越えて自然観察ゾーンへ。このように下草が整理されたきれいな林の中に歩道が通っている。

しかしいるのはハグロトンボばかり。オオムラサキの時期にはちょっと遅かったらしい。

それはそれとして、こういう林の中の散歩コースもいい。

コースを南下してゆくと川の方へ。こちらはヤナギの林。コムラサキがいるかもと思ったが見つからなかった。

小貝川と筑波山

いろいろ昆虫はいて、写真はシオヤアブ。

オオチャバネセセリ。

歩いていくとグラウンドの北西の角に出た。最初の写真の右の方。車を自然観察ゾーンの方に置いてあったら戻るのにまた歩かないといけないところだった。写真は水たまりに来たスズメ。

野生のコムラサキは見たことがあるけどオオムラサキは見たことがないので期待したが、結局いなかった。WEBページだとケージみたいのがあるのに、と思ってネイチャーセンターの駐車場に戻ったら、駐車場の北のネットをかぶったケヤキの木がそのまんまオオムラサキの飼育場だった。

中ではたくさんのオオムラサキがネットに入った餌(バナナ)の汁を吸っていた。

ネットにも止まっていて間近に見られた。でかい。アゲハ蝶サイズ。アゲハサイズのタテハチョウということで、胴体は相応に太くて大きい。こんなのに森の中で出会ったら絶対興奮する。

翅を開いたところ。光が少ないので紫に光ることはなかった。

続いてネイチャーセンターへ。入り口が不思議な形になっているが、空から見るともっとおもしろい。

建物全体がオオムラサキの形になっている。

中に入るとシモンちゃんがお出迎え。

シモンちゃんは男か女かという話があったが、翅が裏表逆(あるいは裏表同じ模様)なのでそういう議論はもはやどうでもいい。かわいいものはかわいい。

ネイチャーセンターの見学のあとは近くのイオンで昼食。

ここでは、原付のバイクを探し、下妻市シモンちゃんナンバープレートを探す。

しかし、今の時代原付バイクは非常に少なく、下妻市ナンバーの原付は1台しかなくてそれも普通のナンバープレートだった。残念。

国道294号の陸橋の擁壁にもオオムラサキレリーフが。

オオムラサキへの愛があふれています。

オオムラサキの一生

オオムラサキの一生