7月いっぱい梅雨が続いたと思ったら8月は連日の猛暑。「マイクロツーリズム」が推奨されるといってもこの天候ではほとんど外出はできず、9月になってようやく出かけられるようになった。
そこで、まず、今年開館して気になっていた岩槻人形博物館に行ってきた。
岩槻の市街地によくこんなまとまった土地が、と思ったら市役所の跡地。合併してさいたま市になり、岩槻支所は駅ビルに移転。土地の有効活用で、「人形のまち岩槻」らしく人形博物館が建設された。
ちょっとした駐車場があり、自動車でも行ける。距離的には駅からも歩ける。
市役所の跡地を示す記念碑の数々。
入り口付近から。写っている部分が展示室のある建物。
入館は一般300円と安い。もっとも、中も常設は2部屋のみ。3番目の部屋は企画展の設営中だった。
人形と言えば日本には秋葉原でいろいろなドールを売っている。そっち方面も守備範囲に入れればもっと賑わいが出るのではと思う。
浅草の吉徳がF:NEXとコラボし、リゼロのレムの人形を出す。
少子化に打ち勝つにはいずれにしろ大胆なアイデアが必須。ドール衣装でまだ容易に実現できない豪華絢爛な衣装は日本人形が先を行く領域。
博物館から駐車場を挟んで向かいには多目的な建物がある。売店・カフェがあり、さらに工芸教室などに使える部屋が用意されている。
ここの2階から撮影。
実際のところ、日本人のアニメ顔の美意識の根底には伝統的な、あるいは近代的な人形の「顔」というのは大きい影響を与えていると思う。それは外国の玩具の人形と日本の人形の顔を比べれば一目瞭然。
ならば、日本の人形がアニメに好影響を与えましたという観点から、サブカルの領域に踏み込んでくるのはなおさらアリだと思う。