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岐阜かがみがはら航空宇宙博物館

最近ブログの更新が滞りがちで、特にどこかに出かけたという内容の記事が極端に少ないことに気付いた。新型コロナウイルスでイベントがいろいろ消えていった2020年はともかく、2021年にはウイルスの性質も見えてきていろいろ出かけるようになっていた。秋にはワクチンも打ってますます自在に動けるようになった。ただ、しばらく記事を書かなかったのでブログを書く、ということがおろそかになっていた。

いつぐらいから止まっていたかを確認して、岐阜かがみがはら航空宇宙博物館から再開すべしとなった。

www.sorahaku.net

2021年のGWに、前から行きたかった岐阜かがみがはら航空宇宙博物館に行った。GW中に泊りがけの旅行とか以前なら考えられなかったが、なにしろコロナで電車も宿も空いてる。これは行かない手はない。

そして、新幹線と名鉄線を乗りついで24年ぶりに岐阜県へ。

公共交通機関で行く場合は各務原市役所前駅で降りてバスに乗るとある。バスの本数は限られているが市役所前ならタクシーもあるだろうし、バスの時間までに食事もできるな、と考えつつ名鉄を降りた。

バスは駅前にいたが、タクシーは見当たらず、食事も店がなかなかない。油断した><。といいつつ食事はなんとかなってバスに乗ってGo。巡回バスなので遠回りしながらも。

ツイッター

建物の外にも貴重な機体が多数展示。久しぶりに見るP-2Jにテンションが上がる。

岐阜かがみがはら航空宇宙博物館。ここは自衛隊の航空機と川崎重工のパラダイス。

入場券を購入して入るといきなりサルムソンのレプリカ。

その先に進むと頭上に零戦試作1号機の模型。水平尾翼の位置が胴体の中心線にある。

4式重爆のエンジン、ハ42。外国では最大出力のエンジンを寸法にこだわらず戦闘機に搭載したが、日本ではこのエンジンがありながら戦闘機には若干小さいハ43を搭載した。ここに彼我の埋められない哲学の違いがある。

この博物館の主役の一人、3式戦闘機2型改、愛称「飛燕」。川崎重工が丁寧に復元した機体。

液冷エンジン独特のシャープな美しさと、戦闘機らしい精悍さを併せ持つ。

さらに進むと自衛隊などで使われた機体の展示。写真はF-104J。

T-1はスペシャルマーキングが残されたまま展示機に。

そして奥にはT-2CCVとSTOL研究機「飛鳥」。

高揚力研究機X1G1B。C-1輸送機にSTOL性能をもたらすフラップの研究に使われた。

PS-1飛行艇の開発のための飛行艇の研究機、UF-HS。グラマンのHU-16飛行艇魔改造して作られた。

OH-1観測ヘリコプターのモックアップ。設計をこうやって模型にして妥当性を確認する他、防衛省の審査にも使われる。

川崎重工が西ドイツのMBBと共同開発したBK-117。初期の側面形が平行四辺形的な胴体はハンス・ムートのデザイン。その後ユーロコプターエアバスヘリコプターのEC145となり発展型が今も製造されている。アメリカ陸軍ではUH-72として採用。世界中で販売している機体のトランスミッション川崎重工が作っている。

貴重な展示が大量にあって、語りだしたら止まらない。

「男の子ってこういうのが好きなんでしょ?」というネットミームがあるが、大好きだよ!

帰りはバスはけっこうある。行き先が複数あるので、ここ発のバスはそれだけ多い。各駅からはその分本数が少ない。ネットで時間を調べられるからアクセスがそれほど難しいわけではない。

といいつつ30分ぐらい待って各務原市役所前駅行きに乗ったが、ルートは来る時と違い岐阜基地の前を走ってテンションが上がった。