Great Spangled Weblog

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化石ハンター展

9月の終わりに国立科学博物館の化石ハンター展に行ってきた。

kaseki.exhn.jp

予約した時間まで御徒町で時間をつぶし、南から上野公園へ。

西郷隆盛像を久々に撮影。

長いこと「音声ガイドなんて(藁」などと考えていたが、喋るのが杉田智和釘宮理恵というので二度見した。今は機械を借りなくてもスマホのアプリで聴くことができる。これはアリかもしれないと考え直した(といいつつ今回は見送り)。

「化石ハンター」とは化石を見つけて発掘する人々のことだが、中でもゴビ砂漠の化石を次々発見したロイ・チャップマン・アンドリュースの展示が序盤の中心。写真は成長過程の順に並べたプロトケラトプスの化石。

映画で知られるベロキラプトル。当初から言われていたことだが、ベロキラプトルは北米ではなくユーラシア大陸の恐竜。

カモノハシ竜のデンタルバッテリー。恐竜は歯の形が全部ほぼ同じで哺乳類のような機能の分化はしていないが、歯は次々と生えかわって、植物を噛んですり減っても歯を失わない。

また、恐竜は顎を左右に動かせないから臼歯ですりつぶすことができず、臼歯というべき歯もないが、斜めにかみ合う上下の歯ですりつぶすことができる。複雑な咀嚼ができるが歯がすり減ったら寿命が来る哺乳類vs顎の動きが単純だが歯を無限に使える恐竜。結局どちらも比較できないほど高度に植物を食べることに特化している。

恐竜から哺乳類エリアに。最大の哺乳類パラケラテリウム。

アンドリューサルクスの上顎。恐竜と違い骨化した二次口蓋がある。

下顎が異様に長く発達したプラディベロドン。

最後にアウト・オブ・チベット説の展示。チベット付近の寒冷な気候に適応した哺乳類が氷河期に分布を広げたという。写真は毛のあるサイのケブカサイの復元模型。

化石はチベットサイ。

ヤギの発祥も同じ地域だという。写真はプロトオービスの模型。

こちらが化石。JKを500万ポンドで落札しそう。

売店ではモルカーとのタイアップグッズがあったのでつい買ってしまった。