大宮駐屯地創立54周年記念行事

例年5月に開催される大宮駐屯地の記念行事だが、今年は震災の影響で本日11月6日に実施された。

というか、中止だとばかり思っていたので実施されたこと自体に驚いた。

大宮駐屯地の部隊も他の自衛隊の部隊と同じく災害派遣で活躍した。特にここはNBC兵器専門の部隊である中央特殊武器防護隊があり、地震当日から化学防護車等を出動させて、福島第一原子力発電所の事故への対処に当たってきた。

今回は原発事故の現場に派遣されたNBC専門部隊に近づく貴重な機会ということで、やはり見ておかなければいけないと思い行ってきた。

天気は曇りで、自分がいる間は少しだけ雨粒が落ちていた。午後からは本降りになったようだ。

この天気のため式典はグラウンドではなく体育館で実施された。招待者以外は式典を見られなくなったので、売店や装備品展示、災害展示を見て回った。

災害出動で準備に時間が割けなかったと見えて、今年は戦闘訓練展示や車両の体験試乗などはなかった。

そんな中、小火器の展示で武器に触れることは一番来場者の興味をひきつけたと見えて、そのブースにちょっとした列ができた。列はそう長くなかったが、一人一人が1分ぐらい拳銃や小銃を触っているので列がなかなか動かず、自分が並んだときは20分ぐらい待たされたし、拳銃に触れる頃には列が倍の長さになっていた。例年だと小火器は並ばなくても簡単に触れるので、今年は異例だった。

災害展示では、普通科の部隊が派遣された震災現場の写真と、そして原発事故の現場の写真が展示されていた。水素爆発で被害を受けた車両など相当ひどい状態になっていて、よく死者が出なかったものだと思った。

写真以外では、防護服や線量計、除染のためのテントなどが展示されていた。

去年まで「想定」で済んでいたものが今年は実際に使われた装備なので、展示には非常に力が入っていたし、見学するほうも事態に対する重みが感じられた。

以下今日の写真。

売店の宣伝に立つ普通科隊員。装備がばっちり決まっていてかっこよすぎる。

装備品展示より、120mm迫撃砲RT。スコープとか覗くことができた。

除染装置。ベースの車両は前輪が独立懸架なので、新しい方の73式中型トラック。

除染車3形。隊員が放水ノズルを展示用に用意しているところ。

化学防護車

ずっと来ないで欲しかった、原子力災害にこれらの車両が出動するときが来てしまったとは。

89式小銃。セーフティーのセレクトレバーが左側にもついた改良型。スリングも3点式にして、通常とは逆の手で構えるのもやりやすくなったとか。「装備したら改良しない」という自衛隊の装備品の悪しき伝統は過去のものになりつつある。

災害展示。放射性物質の付着や呼吸による内部被曝を防ぐための簡易防護服。

つい線量計にも目が行ってしまう。

やはりプロが使うものは自分のロシア製などとは次元が違う。

写真右側は鉛が入った防護服。手袋などずっしり重い。これでもγ線を完全には防げないというのだから放射線はやっかいだ。

一通り展示を見てから、野外炊具で調理したカレーを食べて昼前に帰った。

途中アニメの聖地を見ていこう、というので、大宮SATYに行った。

みつどもえ』にたびたび出ていたデパート。…なのだけど、SATYからAEONに変わっていた。

こちらは去年Google Street Viewで保存した画像。放送時の画面と比べたら、まるでこれを見て描いたのではないか、というほど建物の形とパースのつきかたがそっくりだった。