うつ病をなおす

うつ病をなおす (講談社現代新書)

うつ病をなおす (講談社現代新書)

うつ病には以下のような3つのタイプがあるとしており、それぞれについて治療アルゴリズムを示している。

  1. うつ病性障害(標準的なうつ病
  2. 双極性障害(いわゆる躁うつ病
  3. 気分変調症

仮面うつ病は1番目の「うつ病性障害」のタイプに分類されるようだ。仮面うつ病となりやすい人には、性格的にアレキシチミアと呼ばれる傾向があるとのこと。「自分の気持ちを人にストレートに表すべきでないという姿勢が強い」という。

認知療法に関するところでは、<ウツの原因となりうる考え方のパターン>として以下を挙げている。

  1. 全か無か思考
  2. 過剰な一般化
  3. 肯定的側面の否認
  4. すべき表現
  5. 結論の飛躍/心の読みすぎ
  6. レッテル貼り

ちょっとおもしろいなと思ったのは、リーマスの起源。誰がどうしたら金属元素のリチウムが脳に効くことに気がついたのだろうと思っていたのだが、こういうことらしい(P.137-138)。

 この薬は非常に単純な陽イオンであるリチウムイオンを製剤にしたものである。古くからリチウムイオンを含んだ水には気分を落ち着かせる作用があることが分かっていて、そのような水が湧く泉は精神障害を癒す不思議な力があるとされ、巡礼地になっていたりもしていた。リーマスはこれを現代に生かした薬と言えるかもしれない。

wikipediaではオーストラリアの医師ジョン・ケイドが偶然効果を発見したとあり、全然違うのが気になる。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B1%E3%82%A4%E3%83%89

実際に巡礼地になっている泉がどこか分かるといいのだけど。