マンメイドロック

愛・蔵太氏の記事に関連して.
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20041125

まず,とてつもない縦揺れが新幹線の橋脚を破壊したのではという話.

http://www.jcan.net/tanpoposya/doc/0410jishin_ymsk.htm


 逆に「恐ろしいもの」を見たというのは、橋脚破壊です。
 新幹線の路線は、他の場所では重大な損害を受けたところがありました。
 今日のニュースで盛んに流している「川口町の橋脚破壊のようす」です。
 阪神高速道路でも見られた破壊の形状ですが、橋脚が地上2メートル付近で爆
裂したかのように樽状にふくれあがっているのです。内部の鉄筋もむきだしとな
り大きくへし曲がっています。
 橋脚そのものは倒れてはいませんが、強大な横揺れに襲われていたら倒壊した
かもしれません。
 橋脚破壊の原因はおそらく強力な縦揺れの一撃だろうと思います。
 上下方向に重力加速度を超える大きな揺れが発生しますと、橋脚に圧縮応力が
加えられ、その圧力に耐えられずに圧壊したのだろうと思います。
 このときに大きな横揺れが作用すれば、阪神高速道路のような倒壊になる危険
性があるのです。
 つまり、とんでもなく大きな縦揺れがこの場所には起きていたことを示してい
るのだろうと思うので、怖いと思ったのです。この上を新幹線が走行中だったら、
たぶん空中に投げ飛ばされるような衝撃と共に脱線転覆は免れなかったでしょう。

橋脚のコンクリートに普段かかっている圧縮応力は圧縮強度に比べるとひと桁小さい値でしかない.地震の縦揺れで応力が2倍や3倍になっても問題ない.どうして余裕があるかというと,横揺れに耐えるように設計すると自然とこうなってしまうため.

で,くだんの新幹線の円柱橋脚の損傷は「横揺れ」で説明できる.鉄筋が外にはらみ出しているのは,その位置で曲げ破壊が生じた際,引張られる側の鉄筋が伸び出し,その後圧縮がかかった時に座屈して外に膨らんだもの(内側はコンクリートがあるので外にしか行けない).橋脚は色々な方向に揺れるので,地震が終わってみると全方向に鉄筋がはらみ出すことになる.

ここで,今日の写真は鉄筋コンクリート橋脚を模した供試体の曲げ破壊実験による破壊状況.

というわけで,くだんの橋脚の位置も他の場所と同様,揺れは横揺れの方が大きかったと考えられる.山崎久隆氏の推測はあまり妥当だとは思えない.

もう一件.砂丘に原子炉を作るなんてとんでもないという話.


Q1.柏崎刈羽原発の建設場所は固い岩盤上なので、大地震が近くで起きても大丈夫ではないでしょうか?

A1.柏崎刈羽原発のある場所は大砂丘地でした。地盤として弱いため人工岩盤を作った号機もあります。

だから,砂地盤の上に建設された原子炉はありません.ご安心ください.

という回答じゃないの? これ.

http://www.nsc.go.jp/anzen/shidai/genan1994/genan006/siryo6.htm

柏崎刈羽原子力発電所第7号の人工岩盤(マンメイドロック)について詳しく出ている.人工岩盤は砂丘の砂地盤の上にあるのではなく,砂を人工岩盤に置換している.人工岩盤が天然の岩盤と同等の強度があれば,それが元砂丘だろうと何だろうと,原子炉は岩盤に設置されていることに変わりはない.http://www.kisnet.or.jp/net/Q&A.htmの写真にあるような液状化現象などまず起こらない.

上記資料を見ると,人工岩盤のせん断強度は17.8kgf/cm2.目標の西山泥岩の強度15.5kgf/cm2を上まわっている.やはり問題なさそうだ.

で「マンメイドロック」.ぴちぴちボイスでライブ(ry