Great Spangled Weblog

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BLOOD+

第18話「エカテリンブルグの月」

なんだかんだいって実は2クール目の新OPが気に入ってたりする。

ただ一点。「いつも体中♪」のところに出るのは小夜の塗りが違うだけだろうか。それとも黒人の美少女キャラが出るのだろうか。コンドリーザ・ライス長官に見えなくもないし、気になる。

1話冒頭のベトナムのシーンの真相が徐々に明らかになりつつある。

既に「1972年12月26日ラオス付近」というのが9話で分かった。

今回は、「ディーバ」が美少女だとか、それと人を翼手化するデルタ67の関係だとか、研究者がロシア(ソ連)に亡命していたとかが分かってくる。

しかしまたここでヘンなセリフ。

だがそれも、すべて'72年の北爆で消えてしまった

「北爆」というのは1972年12月のラインバッカーII作戦のはず。ジョーン・バエズのいうところの「クリスマス爆撃」。この作戦は、B-52大量投入による北ベトナム領内への大規模な戦略爆撃だった。

つまり、例のアヤシゲな研究施設は下記のようなものだったわけ。

これでははげしく無理がある、というか無茶苦茶。

ベトナム編の出来もあわせて考えると、作り手の人たちはベトナム戦争ベトナムという国についてもろくに理解していないと推測される。

自分たちが理解していないベトナム戦争で、反戦とかのメッセージを視聴者に伝えられるとでも思っているのだろうか? もしそうなら笑える話だ。

せっかくショートカットのヒロインの活躍する話なのでもっと真面目にやってもらいたい。

つでに17話にいらんツッコミ。冬のロシア、わざわざ井戸に水汲みにいかなくても、家のまわりの雪を溶かせばいいのにと思った。考証的にあれはどれぐらい妥当なのだろう。

18話も蛇足。ロシアでも車はフーガか。CGデータ節約ですな。もっと古い日本車ならリアルなんだが(北陸あたりから中古車が輸出されてる)。