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ストライクウィッチーズ第9話

ストライクウィッチーズ』第9話「守りたいもの」

ストーリー

ミーナ中佐は坂本少佐に銃を突き付けて言う。「約束して、もうストライカーを履かないって」。ウィッチとして限界を迎えつつある美緒を死なせたくない。

ブリタニア上空で空戦訓練。ペリーヌは芳佳と組んで、シャーリー、ルッキーニ組と戦う。ルッキーニに背後につかれた芳佳はひらりとかわして逆に後ろにつき、ペイント弾を命中させる。芳佳が坂本少佐の決め技、「左捻りこみ」をやって見せたことに驚くペリーヌ。いつの間にその技を教えてもらったのか! と逆上。

ペリーヌは芳佳に決闘を申し込む。実銃を示されて、「本物を銃を人に向けるなんて」と拒む芳佳。なら背後を10秒取った者が勝ちと決める。

許可を得ず二人で上がったところに、ネウロイがロンドンに向かって飛来。おっとり刀で離陸し後を追う501の隊員。ミーナ中佐は前の戦いで坂本少佐のバリアがほとんど効いていなかったことを指摘。出撃を控えろと言うが、少佐はまだやることがある、それに大丈夫だと拒否。

実銃を持っているため芳佳が独断専行でネウロイに向かう。銃の安全装置を外していなかったため、射撃のタイミングを逃した芳佳。彼女に近づいたネウロイは…

視聴コメント

  • エイラ「今日だけだかんな」(作中2回目)
  • ネウロイの挙動をもっと調べたいという坂本少佐
  • ネウロイの正体が解明されるときがあるとこのころは思っていました()
  • 妹の意識が戻って大歓喜のお姉ちゃん
  • キューベルワーゲン
  • ナースも「ズボン」www
  • 「左捻りこみ」
  • ゼロ戦の得意技来ました
  • 地表を3DCGで表した空中戦
  • 英国の田園地帯の空がアニメになるなんて感激
  • 麦秋で茶色が入ってたらもっとよかった
  • ミーナ中佐に怪文書、「ネウロイについてこれ以上知りすぎるな」
  • 差出人即バレw
  • 独断専行は扶桑海軍のたしなみ
  • ちなみに「猪突猛進支離滅裂」は航空自衛隊
  • 場面場面で独特の空気があってこれが佐伯演出
  • 人型ネウロイ
  • これでネウロイの正体なんて気にスンナと言われても普通困るだろうw
  • (直接誰かに言われたわけではありません)
  • 「敵はあくまで話を動かす道具」という割り切りができることはいろんなアニメで必要なスキルw
  • EDは芳佳ちゃんとペリーヌ(福圓美里沢城みゆき

解説

ペリーヌ回。といっても話が後半に入ってるのでネウロイの謎と坂本少佐のウィッチとしての限界がクローズアップされる。

坂本少佐を慕うあまり、左捻りこみを習得している芳佳を見て激怒する、というのがペリーヌのキャラ。出身はガリア貴族だけどこの頃はまだ余裕がない。

なお、作品世界ではナチス党がないのもさることながら、フランス革命ロシア革命もなかったもよう。カールスラントもまだ帝国。扶桑も太平洋上の大陸で資源の確保ができたのであちこちで戦争するようなことにはなっていなかった、という設定。

ヤマグチノボル氏の小説にあった地図が放送当初物議をかもしたがアニメ版ではあの地図はいっさい出ない。そりゃそうだw

貴族なペリーヌさんは2期や映画をお楽しみに。

エースパイロット列伝

ピエール・クロステルマン

1921年2月28日ブラジル生(父が外交官でブラジルに赴任していた)。フランス軍人のエースパイロット。

16歳のときブラジルで操縦資格を得、その後アメリカの航空学校で商業パイロットの資格を得る。

第二次世界大戦勃発で1940年にイギリスに渡り、1942年に自由フランス空軍に入隊。イギリス空軍のフランス人部隊でドイツと戦う。撃墜数は諸説あるがフランス政府の公認したものは33機。

2006年3月22日没。

自由フランス軍を代表する戦闘機パイロットであり、著書『撃墜王』、『空戦』でも知られる。

モデルの人の搭乗機はイギリス機がほとんどだが、航空大国フランスの人なので、ペリーヌさんのストライカーユニットはフランス製戦闘機がモデル。VG.39という戦闘機で、フランスのアーセナル国営航空工廠が開発したVG.33(1938年初飛行)の改良型。ドイツ占領下で細々と開発されたもので、エンジンをイスパノスイザ12Y-31(860馬力)から同12Y-89(1200馬力)に換装している。1機のみ製造。

写真は見たことないけど唯一見られる側面図はなかなかかっこいい。

第二次大時のフランス機はおおむねマイナーだけど独特のスタイルは悪くない。それから、灰色と緑や茶の迷彩にトリコロールの方向舵とラウンデルがきれい

戦闘機MB.150シリーズを開発・製造したブロック社のマルセル・ブロックは戦後改名してマルセル・ダッソーとなり、今に続くダッソー社を創設する。ダッソーの製品は日本ではなじみが薄いように感じられるかもしれないが(ミラージュとかラファールとか見たいです)、同社が航空機設計用に開発したCADソフト、CATIAは今や産業界に欠かせない存在。

関連リンク

撃墜王 (文庫版航空戦史シリーズ (12))

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空戦 (文庫版航空戦史シリーズ (11))

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