Great Spangled Weblog

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朝日の社説

http://www.asahi.com/paper/editorial20070323.html

知事選告示―ストップ・ザ……となるか

言いたいのは「ストップ・ザ・石原」だろう。公示後だというのにこんなあからさまに特定の候補の落選を狙った記事を書いていいんだろうか。

その書き方も偏向している。

「不法入国した多くの三国人、外国人が凶悪犯罪を繰り返している」とも発言した。

どこが問題発言かよく分からない。

 一方で、<略>膨大な死傷者と都市機能のマヒが予測される震災への対策が十分だったかといえば、心もとない。

心もとないか? 「ビッグレスキュー」と称して大規模な防災訓練をしているではないか。これは石原知事の業績だろう。自衛隊や米軍が協力していたから、朝日的には気に入らなくて<なかったこと>になっているのか?

6者休会―北朝鮮の態度にあきれる

 マカオの口座からカネが届けば、そう時間を置かずに6者協議は再開されることになろう。その時は、北朝鮮が行動を厳しく問われる番になる。

あまりあきれてないようだな。何なんだ、この「カネが届けば〜再開される」という楽観的な態度は。

6者協議をほっぽって帰国しちゃうような不誠実な態度からして、北朝鮮は合意に基づく核放棄などする気がないのは明らかだろう。とすれば6者協議の再開はないのではないか。前回のように、核放棄で合意しながらいつの間にかうやむやになり、核実験のような何か突飛な事態があるまで次の協議は無理なのではないか。つまり、北朝鮮は新たな見返りを要求できる、別の危機を演出するまで協議の場に出るつもりはない。私はそう思っているのだが悲観的すぎだろうか。

なお、社説では北朝鮮にカネが届かないのは手続き上の単純な問題であるかのように書いてあるが、

 マカオ当局も銀行側も、米朝合意を受けて口座のカネを北朝鮮側に移す作業に着手した。ただ、手続きの面で手間取ったようだ。それだけの話ではないのか。返還の約束を反故(ほご)にしたわけではないし、時間がたてば決着することだ。

どうも話は違うらしい。

http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=85733&servcode=500§code=500

によると、北朝鮮側にも手続き上の誤りがあるし、何より中国銀行が「不法資金疑惑を受けている口座の金は受け取れない」との態度をとったことが北朝鮮にカネが届かない理由だとのこと。

このような事態なら「時間がたてば決着すること」ではなかろう。22日のうちにこのニュースは分かっていたはずなのに、それを無視してこんな社説を書いているということは、朝日新聞としては、北朝鮮にぜひカネが届いてほしいという気持でいるのだろうか。例によって「どこの国の新聞か?」と思ってしまう。