『凪のあすから』第24話「デトリタス」
ストーリー
埠頭で紡とちさきを待つ光。学校帰りのまなかの胸にウミウシの石のペンダントがあるのに気づく。
一方、海では紡がちさきに告白。(前回)氷上で紡の気持ちを聞いたちさきは速攻で海に逃げた。紡も後を追って飛び込む。後先かえりみない必死さ。溺れかかった紡を海中の粒子が取り囲む。そして胞衣が。呪いの魚が「う"み"」と告げて去ってゆく。
汐鹿生の橋の上、ちさきのそばを呪いの魚が通り過ぎる。そして紡が追いつく。驚くちさき。「海みたいなやつだなって思った」(ここでED)。しかし、彼女はここでもまた逃げてしまった。
木原家に戻ったちさき。要が待っていた。距離を保って、穏やかな顔で話を聞いてくれる。自分は紡を好きになってはいけない、と涙ながらに語る。
潮留家。晃が幼稚園で書いた手紙を見てまなかの胸が騒ぐ。「まなか だいすき」。翌朝、学校に行く道で光に話す。好きという気持ちがよく分からない。
病院。紡の祖父からおじょし様の話の続きを聞く。地上に戻ったおじょし様。「想い人」はおじょし様を追って海に落ち溺れ死んだという。おじょし様を地上で待っている人は誰もいなかった。
光と要を連れてうろこ様のところに行く紡。海にデトリタスのように様々な思いが溶けていると話す。まなかの気持ちも。
そこで、まなかの心を取り戻す計画を提案。まなかの想いの詰まったペンダントをささげればおじょし様の代わりになるのではないか。
何もしないよりは何かしたほうがよい、となり、おふねひきの開催が決まる。村人もこぞって動き出す。
衣装を繕うちさき、自分がこんどはおじょし様になる、とつぶやく。「ちさき!」強く拒否する紡。それを聞いてる要。の様子を陰でうかがうさゆ。
紡とちさきの関係が鉄壁であることを悟って、とぼとぼと歩く要。彼を後ろから呼び止める声…
視聴コメント
- 前回の紡、俺は海が好きだ→ちさきは俺にとって海だ
- ガチの告白にもほどがある
- [イケメン三段論法]www
- 紡を好きになってはいけない、って泣きながら言い訳するちさきがめんどくさくてたまりませんねw
- 晃の口がとんがっててかわいい
- おじょし様の物語は話者を変えながら連続したストーリーになってる
- 紡「それ、手作りか」
- ウミウシの石のペンダントをすぐ見つけるイケメン
- 「男どうしの話し合いだ」♂
- 1クール目のEDの歌詞にある「デトリタス」がここで話に出てくる
- ちさき←紡←要←さゆの3段ステップふたたびwww
- 最終回間近でBパートがマジで泣かせに来た
- アニメ界屈指の告白シーン
解説
クオーターの紡にまで胞衣がw
これはご都合展開じゃなく、紡の想いの強さに海が反応したということ。海にはまなかの胞衣と「心」が残っている。それだけではない。海に溶けているいくつもの人々の想い。
日本の祖霊崇拝によるならば死者の魂は時を経て神に融合するという。海神が海の人の祖先神であるなら、紡に胞衣を与えたのがやはり海神という考え方もできる。まなかの心を奪ったのは海神であるし、海神は人格神でかつ海の人々の魂の融合体。
紡がまなかに代わるダミーのおじょし様を海神様に提供しよう、と提案して新たなおふねひきが始まる。ダミーって発想が完全に理系。ニコ動一挙では[神を騙せ]、[世界を騙せ]のコメントが乱れ飛ぶw
要さんの弱点を確実に突くさゆさん。ずっと見てきただけのことはある。要が毒吐きイケメンの理由も分かるし、二人が報われたのでまたうれしい。形上答えは保留だけど互いに気持ちはものすごくすっきりしてるはず。さゆが想いを伝えたこと、要に居場所ができたことこそが重要。
噂では、岡田麿里先生お気に入りのペアなので力いっぱい描いたシーンだとのこと。
紡は4話でもうちさきが好きになってたっぽい。9話の「嫌いじゃない」でけっこうちさきを意識してるのが分かったが(羽山秋人かよ)、そんなに前とは。
こどものおもちゃ 1 (りぼんマスコットコミックスDIGITAL)
- 作者: 小花美穂
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/05/14
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
- 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
- 発売日: 2014/08/27
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログ (4件) を見る