鳥ブログその2。
群馬県館林市の城沼はアニメ『宇宙よりも遠い場所』のロケ地として知られるようにったけれど、
市街地からちょっと外れたところにあって自然が案外豊かな場所。
ひところは鶴生田川に生活排水が垂れ流しだったので水質の悪さで知られていたけれど、最近は水もかなりきれいになり、変な臭いもしなければ白鳥も飛来するようになった。
そんな城沼で気になってた鳥がミコアイサ。
昨年2月に旧アピタ前で撮ったのがこれで、トリミングしてあるとはいえ換算270mmのレンズでも種がはっきり分かるように撮れるのだからこんどは70-300mmのレンズを持ってこようと誓ってから約1年。
2018年2月17日に来たところ、ミコアイサの♀を確認。
しかし♂が見当たらず、前線が来て天気も怪しくなったのでとりあえず撤収。
と言いつつ農協の直売店「ぽんぽこ」でMenkoiガールズの自販機発見。
ついでに渡良瀬遊水地に寄ってみると谷中湖の干し上げがだいぶ進んでいて、水鳥は一部にかたまっている。干し上げにともないミコアイサが館林市に移動、という仮説はやはり正しいようだ。
翌日、晴れたのでリベンジ。午前中から行ってみる。まずコハクチョウ。
マガモ。
前線通過の翌日のため猛烈な西風。体を水平にして風に耐えるアオサギ。
そしてミコアイサ♂。連射して数十枚の写真を確保。
カワウとオオバン。カワウは春を迎えて頭の色が変わってきている。
ダイサギ、コサギ、オナガガモ、オオバン。オナガガモは白鳥の近くに大量にいて、エサのおこぼれにあずかっている。
白鳥は何羽か飛び始めて、どうも多々良沼まで移動するらしい。
カモメもいた。足がピンクなのでセグロカモメだと思う。
ホシハジロ。カモはほかにコガモもいた。以前ハシビロガモも見たことがあるけど今年は見つけられず。
歩いていると目の前をわっと小鳥の群れが飛び立ち、羽に黄色い帯があるのを確認。着地したところを撮影。カワラヒワの群れ。
冬枯れの草の中の風で波立つ青黒い沼という色彩はこのあたりの土地柄がよく出ている。
翌週また来てしまった。時間的に白鳥は多々良沼に移動済でいなかった。木の上からギーギーと鳴き声が聞こえるので見たらコゲラ。
オナガガモに混じってしれっといるミコアイサ♀。♂はみつけられず。
キメ顔のシジュウカラ。
モズの♂♀ペア。
冬の色合いが目立たないバン。
ここまで来たらつつじが岡公園にも行けばはヤツガシラが見られた可能性があるがそれには気づかず。それはまたいずれ見てみたい。
埼玉県内の池も散歩がてら双眼鏡と望遠レンズを持って回ってはいるけれど、やはり利根川を越えて群馬に行くと一味違うな、というのが今回の感想。