Great Spangled Weblog

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北宇都宮駐屯地開設51周年記念行事

2024年6月1日開催。今年も行ってきた。

去年の教訓から30分ほど早く動いて9時にはエプロンに到着した。

式典が見られる場所を確保して待機。今年はUH-2がいる。

式典に続いてアトラクション。まず学生によるドリル演技。

式典の前に離陸した日光フォーメーションが帰還。

アトラクションの鬼怒飛行太鼓。

UH-2の飛行展示。ついにUH-2を製造した富士重工がある北宇都宮駐屯地にて飛行展示を実施。

去年は70-300mmのズームレンズで撮っていたが、今年は新たに手に入れたPF300mmを使用。これに2倍テレコンをつけて600mm F8として使用。

ところが、ヘリコプターの写真がことごとくぼやけてしまった。ローターの動きを出すためにシャッタースピードを落としてブレてしまったようだ。ここにはいくらかマシな写真を載せている。次からはテレコンなしで撮ってトリミングしよう。

栃木県の「おおるり」とUH-60JAによる救難展示。

UH-1Jが着陸して搭載していた偵察バイクを降車。

1機で2台運べる。地面はこの通り陽炎が激しく、この観点からも過剰な望遠レンズは無用。

要救助者をホイストで吊り上げる「おおるり」。

ホバリング中だと比較的シャープになるので手振れ決定。あと600mmだと画角に入らない。

今年はブルーホーネットが4機で飛行展示を実施した。ヘリコプターなので法律上アクロバットはできない。つまりこの過激な飛行は曲技のうちには入らない(逆にすごい)。

写真はほとんどブレブレで縮小してマシに見えるのがこれ。

これから1機ずつ近くにくるかと思いテレコンを外して撮影。独特のブレークをしてからそのまま帰ってしまったのでブレークの途中をトリミングして掲載。

飛行展示収終了。展示エリアに移動する「おおるり」。

UH-2も移動。

地上展示。U-680は操縦席にマスコットが。横田基地にいたゆるキャラはいなかった。

FA-200は今年も飛来。場所が場所なので以前は開発に携わった人とかが話をされていた。

シーラスSR22。非常時は飛行機ごとパラシュート降下ができる画期的な機体。

飛行場なので高機動車ベースの電源車。

サイテーション。

ホンダジェット

AH-64。センサー前面のガラスに撮影者が。

久しぶりにC-1が飛来。

退役間近なので全国行脚しているようだ。自己防衛システムのような実戦を想定した装備を後付けせずに退役へ。

UH-2。双発なのでエンジンナセルでUH-1Jと見分けられる。ローターも4枚。

UH-2は、一度川崎案に決まりかけた選定を逆転させて採用された機体。一部にはAH-64の製造が早期に終わったので調整で富士重が選ばれたという噂もあったが、ベースのベル412EPXが十分に能力がある機体だということは間違いないようだ。とすると、いくらエアバスX-9といっても実機がないより実機があるUH-1系の方が確かな選択といえる。

前のUH-1Jは富士重工がベル社と協力しつつほぼ独自に開発した機体で、AH-1Sとエンジンとトランスミッションを共通にして装備を合理化した。富士重工が製造するベル205Bはこれといって売れなかったが、米国ではUH-1HPとして売れたり、改修されたりした。開発のリターンはあったと思うが工場の稼働率としては今一つな結果に(自衛隊の需要だけで相当なものだが)。

これに対してベル412EPXは県や海上保安庁にも売れている。フィリピン他海外への販売も成功していて、商業的に成功しつつある。共同開発といいつつ富士重工の寄与も大きく、準国産機と言える。

川崎案ことエアバスX-9はベル412EPXが売れている間にライバルとして育てばいい話で、X-9が完成する頃にまたUH-Xでバトルすればいいと思う。なお、自衛隊が採用しなかったのでX-9の実機がどうなっているかまだ話を聞かない。