リアルステルヴィア

NATIONAL GEOGRAPHICより。

オリオン座のベテルギウス、謎の縮小

Ker Than in Pasadena, California

for National Geographic News

June 11, 2009

 巨大恒星として有名なオリオン座のベテルギウスが急速に縮小しているらしい。だが、天文学者たちはその理由を解明できていないという。ベテルギウスは地球から600光年の距離にある赤色巨星で、地球からはオリオンの左肩を飾る赤い点として肉眼ではっきりと確認できる。おおいぬ座シリウスこいぬ座プロキオンとともに「冬の大三角」を形作る一等星としてもおなじみだ。

 カリフォルニア大学バークレー校の研究チームは1993年、カリフォルニア州南部のウィルソン山天文台にある赤外空間干渉計でベテルギウスの大きさを測定し、ベテルギウスを太陽系の中心に置くと木星の軌道と同じぐらいの大きさになると推定した。

 しかし、その後に同じ装置を使って測定したところ、現在のベテルギウスは金星の軌道と同程度の大きさしかなく、15年前と比べると15%小さくなっていることがわかった。急速な収縮の原因は解明されていないが、同チームは3年前にベテルギウスの表面に通常とは異なる大きな赤い点があるのを観測している。

 研究チームのメンバーでノーベル賞を受賞したカリフォルニア大学バークレー校の天文学者チャールズ・タウンズ氏は、「ベテルギウスになんらかの不安定な現象が起きているようだ。この赤い点は星の大きさが徐々に縮んでいることと関係があるかもしれない」と話す。

 ミラ型変光星灯と呼ばれるタイプの星は2年周期で25%程度の膨張と収縮を繰り返し、最も収縮したときは観測ができなくなることもある。そのような変光星が脈動する仕組みと理由は既に解明されており、脈動と星の明るさの変化に関係があることもわかっている。

 研究チームによると、ベテルギウス変光星の一種であり、明るさは数年ごとにわずかに落ちているが、ミラ型変光星のような劇的な変化には程遠く、平均すると明るさは15年前とそれほど変わらないという。

「この星で、何かしらいつもとは違うことが起きている。次に何が起きるのか、というのが目下の疑問だ」とタウンズ氏は言う。約850万歳のベテルギウス超新星としていつでも爆発する可能性があると予測されており、爆発時にはその様子を地球からはっきりと観測できるはずだ。

「このまま縮小を続けて崩壊するのか、それとも膨張と縮小を繰り返すだけなのかはまだわからない」と、タウンズ氏は熟考中だ。

 この研究は6月9日にカリフォルニア州パサディナで開催されたアメリカ天文学会第214回会合で発表された。

http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=71663876&expand

星好きなはずなのに、この記事見るまで「ペテルギウス」と間違って覚えてた。ドイツの宣伝相がゲッベルス(Goebbels)だと知ったのは数年前。

それはともかく。ベテルギウスが縮小中。木星の軌道が金星の軌道とは、15%縮小して85%になったのではなく、縮小して15%になったのではとの指摘が2chであった。ほぼひと桁小さくなったという話。

原文を見てみると確かにそうらしい。なんかそれはやばい気がする。

But measurements made since then using the same instrument show that Betelgeuse is now only about as wide as the orbit of Venus―a size reduction of about 15 percent in 15 years.

http://topofthecurve.blogspot.com/2009/06/is-betelgeuse-shrinking.html

ベテルギウスが近く超新星爆発するかもしれないとは。

約850万歳のベテルギウス超新星としていつでも爆発する可能性があると予測されており、爆発時にはその様子を地球からはっきりと観測できるはずだ。

http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=71663876&expand

「はっきりと観測できる」どころの騒ぎではない。

6300光年離れたかに星雲超新星爆発が歴史に残るほど「はっきり」観測されている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8B%E3%81%AB%E6%98%9F%E9%9B%B2

640光年のベテルギウスが爆発したら、単純に考えるとかに星雲の100倍の明るさということになる。wikipediaにはこのように書かれている。

ベテルギウス超新星爆発を起こした際には地球にも若干の影響が出ると言われているが、地球から距離が離れすぎているためにガンマ線の威力は弱まり(地球からは640光年も離れている)、オゾン層が多少傷つく程度で惑星および生命体への影響はほとんどないと予測されている。ただし超新星爆発の際のガンマ線放出については近年では指向性があることが指摘されており、偶然地球方向を向いて爆発した際の地球への影響は未知数である。

なお、超新星爆発した際の明るさについてSN 1054と同規模の爆発と仮定すると、地球からベテルギウスまでの距離は、かに星雲までの距離のほぼ1/10であるため明るさは100倍程度と概算できる。-6等級以上の明るさだったと推定されているSN 1054なので100倍だと-12等級程度の明るさとなる。これはほぼ満月の明るさであり、それが点光源で輝くことになる。その後は中性子星またはブラックホールへと進化すると考えられている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%86%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%82%A6%E3%82%B9

おおむね「満月ほどに眩しい超新星」以上の影響はなさそうだが、万が一を考えると『宇宙のステルヴィア』並の惨事も可能性ゼロとは言い切れない。

あちらで想定しているのはみずへび座ベータ星で、距離は24.4光年と近いが質量は太陽のたかだか1.1倍。ベテルギウスは距離こそ遠いが質量は太陽の1000倍ほども20倍ほどある。ベテルギウスの爆発が最悪の事態になるのを想定するのは確かにおおげさかもしれないが、たかだか太陽ぐらいのみずへび座ベータ星が超新星爆発する可能性を想定するのも同じぐらいありそうにない。逆に言えば、ベテルギウスの爆発は『ステルヴィア』ぐらいには真実味がある。

さいわい、ベテルギウスは距離が遠いので、「セカンドウェーブ」が到達するまでの時間はみずへび座ベータ星よりはるかに長く稼げる。万一『ステルヴィア』のような災厄に襲われても、2度めの災厄はアニメより先の話だからずっと楽にしのげよう。

59 名前:名無しさん@十周年 投稿日:2009/06/12(金) 09:54:10 ID:+xMWk99a0
世界中の人たちが協力して立ち向かいました・・・昔の皆さん、ありがとう。
地球は元気です。私もなんとか元気です、今は西暦2356年・・・

http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1244767245/