日産の挑戦は、つぎの100年へ

CP+の帰りに日産グローバル本社に寄って、ショールームで標記の展示を見学した。

まず過去の日産車(ダットサンとかプリンスとかあるけれど)。

ダットサン14型ロードスター

1935年、日本で最初に量産された乗用車とのこと。

ダットサン・フェアレディ1200。

最初の「フェアレディ」という名のスポーツカー。

プリンス・スカイラインスポーツクーペ。

国産車として始めてイタリア人によるデザインを採用したクルマ。当時はかなりの高級車だった。

S30フェアレディ240Z。

アメリカ市場の需要を鋭く読んでクローズドボディの2シーターとして企画し、じっさいに大いに人気を呼んで「世界で一番売れたスポーツカー」の称号を得たクルマ。

Gノーズにオーバーフェンダー装備で「240Z-G」と呼んでさしつかえない外見だが、リアのグレードの表記も展示での表示もあくまで240Zだった。

Be-1。「パイクカー」第一弾として、バブル時代に大人気になったコンパクトカー。

このクルマのデザインの要素はある程度K11マーチに受け継がれた。

そしてこれからの日産の方向性を示すクルマ。

電気自動車リーフとフーガ・ハイブリッド。

こういう真面目な展示より、ジュークみたいなぶっとんだデザインのクルマがあることの方が日産のこれからを期待させてくれる。

リーフやフーガの完成度も相当なレベルにあると思うけれど。

フーガはエンジンとモーターが基本的に直結されたパラレルハイブリッド。ただ、エンジンとモーターの間にクラッチがあり、モーターだけで走れる。また、トランスミッションとプロペラシャフトの間にもクラッチがあって、速度と関係なくエンジンでモーターを回して発電できる。この2つのクラッチを装備したのとそれをコントロールするソフトが日産の売り。

ハイブリッドカーとしていい具合にできているように見えるが、モーターがトランスミッションの上流にあるのはやや惜しい。下流だとスペースがないのでしかたない。

トランスミッションも7速と多段ではあるが、CVTならばもっとよかった。

エンジンとモーターをまったく違う回転数で使うプリウスのようなシステムはさすがに採用できていない。ここであまりややこしいことを考えるより、電気自動車を進歩させるほうが将来性があるというのが日産の考えなのだと思う。