津山三十人殺しを上回る事件が起きた。
で津山事件をブログ検索してみると、今回の銃撃事件で連想したという記事ばかり。考えることは誰も同じか。
その中でこんなエントリーがあった。
これによると今回の件は津山事件を抜いて3位にランクインだとか。
なお、昼間は見られたが後でこのエントリーは削除されたらしい。同様のランキングはこちらのエントリーにも出ている。
使われた銃器は拳銃だという。拳銃で50人近くも死傷させることができるとは驚く。死者の率が高いことから、拳銃の武器としての強さに認識を新たにした。22口径の銃でも人は殺せるわけだ。
確かNHKの『ねらわれた学園』だったと思うが、大勢の学生を前に拳銃で脅す相手に<その拳銃で我々全員を殺すことはできない>と言って歯向かうシーンがあった。あれはリボルバー一挺だから言えたことで、オートマチックで銃弾を多数所持している相手には通用しないのかとしみじみ思った。
まったく銃というのは恐いものである。というか銃を持った者と丸腰の者との圧倒的な力の差を考えさせられる。
だから銃を社会からなくせ、という考え方もあるし、市民が身を守るために武装せよ、という考え方もある。どっちが正しいのかはいちがいに決められないのが悩ましい。
銃規制の厳しい日本でも長崎市長が射殺されてしまった。規制をいくら厳しくしても悪どい奴はどうにかして銃を持ってしまう。では市民に武装させようというと、アメリカみたいに年間3万人も銃で人が死ぬ世の中になってしまう。難しいものだ。朝日新聞の今日の社説はアメリカの銃規制強化を訴えていたが、頭の中が単純でいいなと思った。