Great Spangled Weblog

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俺は、君のためにこそ死ににいく

面白いかというと、それほど面白いとは思わなかった。

泣けるかというと、特攻隊をストレートに描いているのでそれはなかなか。

反戦反日のバイアスが妙にかかっていることはなく、一方それほど美化もされていないと思った。特攻が不合理な作戦だということは示されているし、戦闘シーンでほとんどの特攻機が敵艦に到達する前に撃墜されてしまうことも描いている。

当初劇場で見る予定はなかったが、http://www.k4.dion.ne.jp/~suppon/のトッチー氏がたずさわっていると知って見に行きたくなった。

飛行機の出るシーンはなかなかよかったと思う。B-24や「飛燕」の登場するシーンはトッチー氏によるCGだろう。特撮っぽさがなく、リアルな映像で見応えがあった。時間がほんのわずかなのが惜しい。

今の日本でもそこそこまともな戦争映画が作れると分かった。

今度は244戦隊のB-29に対する空対空特攻の話とか映画化されないだろうか。「本土防空」を取り扱った映画というのはあまりなかったように思う。