Great Spangled Weblog

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情報戦「慰安婦・南京」の真実

書評、というより入手したという報告。あと、ざっと見て気づいたことをコメント。

漫画「鬼子になりたい」は意味不明だし気持ち悪い。

サヨクオルグされると気が狂う、という不安が描きたいのかもしれないが、そんな情緒的で証明不可能なことはわざわざ書かなくてもいいだろう。何が嘘で何が事実かをただ粛々と記事に書いてゆけばいいと思う。あえて漫画を載せるなら笑える風刺にしてほしかった。

「ザ・フェイク・オブ・南京」という写真を検証する記事は、キャプションに分かりにくいものがあった。

一つ、「焼き込みが突いた」は「焼き込みがついた」の誤植か。元の写真には文字が焼き込まれているらしい。このキャプションでは「点線内の文字は写真にはない」が意味不明。写真にも新聞記事にも点線がない。

2枚ほど写真を「合成写真であろう」と断じているが、いずれもそうは見えない。

1枚に「各人物の影の方向が一致せず」とあるが、広角レンズだから平行な影にパースがつく。一致しないのはおかしくない。また、右後の人物は右足に体重をかけて傾いて立っているので、影もその方向に傾いていると見ると納得がいく。

写真の検証は、元の写真を探し出した点、写真の解説の矛盾点の追求は評価できるが、合成写真の鑑定はちゃんとできていないように思える。この研究はもっとしっかりしたものだと思っていたのでがっかり。