- 作者: 細川貂々
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2007/11
- メディア: 単行本
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ツレ氏のその後のことが知りたくて読んだ。
「寛解」までのことが書かれるとなると、今闘病中の者にはあまり参考になることはないか。うつ病そのものに関することはもう書き尽くされているのではないか。などと予想したが、そんなことはなく、前作に劣らず参考になることが沢山書かれていた。
ツレ氏が「おわりに」でこんなことを書いている(P.124)。
<略>頭の中はいつでも、自分のミスで大切な試合に負けてしまった野球少年のようだった。
自分の気持ちをズバリ言い当てられたような気がした。
今のこんな自分も、これから先にはいくらかでもよくなってゆくのだろうか。そんな希望がわいてくる本だった。