航空自衛隊の空中給油機、KC-767Jがようやく日本に到着した。当初の予定より約1年の遅れだという。
- http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080220/plc0802201204007-n1.htm
- http://www.asahi.com/national/update/0220/NGY200802200005.html
朝日新聞の記事には朝日だけに余計なことが書いてある。
配備をめぐっては「専守防衛の原則に反する」と批判があるほか、地元住民らには「空飛ぶタンカー」の事故への懸念もある。
wikipediaのKC-767の項にはこうある。
空中給油機の獲得によって、滞空時間延長がなされ、作戦機の効率的な運用が可能となるとされている。また空中給油をすることで、離着陸回数が削減されることから、基地周辺の騒音低下にもつながると期待されている。
「離着陸回数が削減」というのは騒音低減の他、離着陸時の事故の発生も低減されることになる。KC-767そのものの事故の心配もあるかもしれないが、他の機体の事故が減るというメリットも考えてもらいたい。
「作戦機の効率的な運用」は「専守防衛」の枠内でも有効で、例えば空中哨戒のための滞空時間を長くすることでより少ない戦闘機で効率的な空の防衛が行える。
訓練空域が基地から比較的遠いという日本の事情もある。空中給油により訓練空域に滞在できる時間が増えれば訓練もより充実したものにできる。
長距離侵攻だけが空中給油機の出番というわけではない。