今使っている無線LAN親機はUSBポートがあり、USBのストレージをつけると簡易NASとして使える。そして、DLNAサーバーのプログラムもあるので、このストレージに音楽データ等を保存すると、各クライアントで共有できる。
PCをDLNAサーバーにしたとき、スリープに入らなくなると困ると思って、AVR-3313Kを買ったときに16GBのUSBメモリも入手した。
これをPCのUSBポートにつないであらかた音楽データをコピー、さらにプレイリストのM3Uファイルもコピーして、その後無線LAN親機に接続してみた。
確かにAVアンプのDLNAクライアントからサーバーが見える。
こちらのサーバープログラムは、アーティスト名をインデックス別に分けてリストする機能がある。A〜C、D〜Fなど、アルファベット3文字ずつ。
英数字のアーティストなら検索が非常に便利。
が、2バイト文字のアーティストは、A〜Cのリストに無理やり押し込められていて、結局探すのが大変。
それはそれとして、こちらのDLNAサーバーはFLAC対応。これで無圧縮のFLACでリッピングしてあった音楽データを再生できる。
さすがというか、FLACの再生はCDの再生と同じ音がする。ではMP3は音が変わるかというと、これも128〜320kbpsのVBRとかだと違いが分からないけど。
不思議なのは、ネットワーク上の音源を再生すると再生レベルがやたら高いこと。ピンケーブルからのアナログ入力も同様。そしてHDMIからの入力はそれより低い。
具体的には、ネットワークやピンケーブルの音がボリュームの目盛で35ぐらいでよかったのがHDMIや光入力だと47ぐらいにしないといけない。
HDMI等直接のデジタル入力はサラウンド関係のDSPを通過するから、ということなのだろうか。別にどちらか一方が音が悪いということもないのでさほど気にしてはいない。
話変わってプレイリスト。
こちらのDLNAサーバーではM3Uファイルは文字コードがUTF-8でないと日本語が見えない。Androidスマートフォンと同様だからOSがUNIX系なのだと思う。
このプレイリストが曲者で、スマートフォンでは問題なく使えるのに、無線LAN親機の簡易NASでは、プレイリストから再生しようとしてあるM3Uファイルでクライアントがハングした。AVアンプを再起動して、サーバーに以降とすると、サーバーもダウンしている。
やむなく無線LAN親機を再起動。このときはUSBメモリは抜いておく。親機起動後にメモリを刺すとまた正常にDLNAサーバーが起動する。
で、改めてサーバーを見に行くと、先ほどのプレイリストが見えない。
こんなことを繰り返していたら、プレイリストのほとんどが異常ファイル扱いされてクライアントから使えなくなってしまった。
M3Uファイルって音楽データのファイル名が相対pathで延々書いてあるだけのテキストファイルなのになぜこんなことに…。
無線LAN親機の簡易NASは、FLAC対応はいいが、プレイリストが鬼門、というのが今の状況。
ついでに、AVアンプ本体にUSBメモリを刺すとどうなるかというと、USBメモリ内のファイルを直接見る形になる。DLNAサーバーのようにいったんデータベース化し、そこから曲にアクセスするというふうにはならない。そして、M3Uのプレイリストが使えない。
音質や再生レベルはLAN経由の再生と同様だった。