自衛隊イベントがシーズンオフになる冬場は、野鳥や旅客機を撮って過ごしている。
2021年の暮れにルリビタキが気になったので、朝に北本自然観察公園に行った。
公園は朝早くから望遠レンズを持った人々が何人もいて、「これは何か撮れそうだ」という気がした。
そして歩いていると、突然近くの枝に見たことない鳥が。撮って確認すると、これがまさしくルリビタキだった。
この日は何か所かで目立つ場所にルリビタキがいた。写真はそのうちの1羽(トリミング)。尾が若干青い。ルリビタキは成熟したオスは名前のとおり青いが、メスと未熟なオスはそれほど青くない。写真の個体はどちらかは分からない。
いろいろ調べるともっと青い個体もいるというので、以後なんどか行ってみたが、けっきょく、この日が「ビギナーズラック」だったという認識が強まるばかり。
2021年末~2022年始めには行けばとりあえずルリビタキが見られた。以後、見られたという情報はあるものの、自分自身は見ることができず。
2022年の末に行ったときは全く見られなかった。ルリビタキ目当ての人もあまり来ていないようだった。
それで、誰もいない道を歩いていると、メジロの群れが近くに現れた。そのうち2羽が激しく争っている!
それで撮影したのがこれ。2羽が取っ組み合って落ち葉の上で睨みあっている。写真はノートリミングで、近くに人がいても目に入らない。
しばらく地上で格闘戦が続いた。愛らしいメジロもこういう一面があるとは。
2023年の末には、このメジロを撮った道が倒木の恐れがあるため通行止めになった。1度行ったがルリビタキも全く見られず。
また冬になったので、2024年12月29日に行ってきた。
前日雨がぱらついたので、クルマに行くと見事に氷漬けになっていたw
除氷スプレーで視界を確保して出発。無事北本自然観察公園に到着。
ニコン1の70-300mmが壊れてしまったので機材をどうするか考えたが、Z6にPF300mmと2倍テレコンの600mm F8のレンズで行った。
行ってみると小鳥はたくさんいる。近くにコゲラがいると分かりレンズを向けると近い。ノートリミングでこの大きさ。
空気が澄んでいて富士山がよく見えた。
ルリビタキはまったく見られず。湿地帯の人が多くいるところではジョウビタキのメスが2羽いた(トリミング)。
木の上にシメがいて、飛んで移った先を見たら、そちらにはシメではなくイカルがいた。しばらくイカルを撮影できた(トリミング)。
場所を移動したらジョウビタキのオスがいた(トリミング)。
モズ(トリミング)。野鳥なので焦点距離は長ければ長いほどいいが、トリミング前提なら600mmもいいかなと思った。Z6だとEVFもいいのでAFで難しいシーンもMFで撮れる。
ダイサギが魚を狙っているところも撮れた。
アオジ(トリミング)。気温が低くて霜がまだまだ融けない。
手振れをなくすためにシャッタースピードを上げたが、カメラの高感度耐性のおかげで破綻しない絵が撮れた。やはり今はニコン1の時代は過ぎたのだろうか。
昔は寒くて手も赤切れになったりしたので冬の朝に外出とか考えられなかったが、望遠レンズを持って出かけると霜で覆われた世界が美しくて目を奪われた。
ルリビタキが撮れればもちろんラッキーだが、そうでなくても、景色を眺めながら、冷たい空気を吸って歩くのもよいものだし、行けばやはり何かいるので、また行ってみたい。