昨日2025年12月21日に佐野市葛生化石館に行ってきた。
葛生は半世紀近く行ってなかったと思う。久しぶりに見ると旧国道293号はレトロな街並みを残して電線を地下化し、なかなかしゃれた景色になっていた。また、佐野市の支所や図書館を中心に観光駐車場も用意されていた。
クルマで行ったので「葛の里」壱番館の前に駐車。
昭和のレトロなRC造のビルがあった。栃木県石灰石工業会館。
化石館に到着。
建物の前に鍾乳洞から採ってきた石筍がある。「葛生は役所の前に鍾乳石があるんだよ」と聞いていたのがこれ。聞くだけで実際に見たことがなかった。
鉱山鉄道のガソリンカー。
中学のときに友人たちと葛生に電車で来て山の方に歩いたことがある。鉱山鉄道の線路がまだあって、そこを歩いたり線路に耳を当てて「電車はまだ来ない」とか言ったりした。まだ廃線になる前だったので今から考えるとアウトw 後で『スタンド・バイ・ミー』の映画を見て、あれの1/10000ぐらいのことやってたなあと懐かしく思った。
建物に入って左に化石館がある。入場無料。
古生代の腕足類で新種、カタスミエンシスが発見されたという展示。
葛生で採れた化石その1。
葛生で採れた化石その2。
中学の時ここまで来たのも、フズリナなどの化石を拾えるかもしれないという考えから。しかし1日かけて山の方に歩いて往復しても得るものがなかった。もちろん死体も見つけていない。後で友人の父上にクルマで連れてきてもらい、道端の石を拾ったら表面にびっしりフズリナの化石が浮き出ていて、「なんだこうやって探せばいいのか」と気付いた。トラックから落ちた石灰岩が風雨にさらされると、いい感じに化石が浮き出てくる。
葛生で採れた化石その3。腕足類でこちらはクーペリナ属の新種を展示。
古生代ペルム紀の単弓類の化石の展示。奥がイノストランケヴィア、左がスクトサウルス、右がエンナトサウルス・テクトン。
化石館に来ようと思ったのは土屋健:『知識ゼロでもハマる面白くて奇妙な古生物たち』で紹介されていたから。本の通り単弓類の化石があったが、これらは葛生で産出したのではなく、レプリカを取り寄せて展示している。
全国の石灰岩の展示。石灰岩は化石なので矛盾はない。石灰岩の利用に関する展示もあった。
コノドントの展示。石の中に小さい特徴的な化石がある。時期により差異があるので地層の時期の特定に使われる。
新生代の哺乳類の化石。雨などで流されてきて集まったらしい。日本は火山性の酸性土壌が多く化石が残りにくいが、葛生では石灰岩のアルカリ性により骨が保存される。
アケボノゾウ。石灰岩のおかげで新生代の哺乳類の良好な化石が産出している。
ニッポンサイ。なんと昔は日本にサイもいた。産出した化石は未成熟な個体という。奥に見えるような状態でほぼ全身の骨が見つかった。
別の部屋に大きい絵画が展示されている。「葛生層の動物たち」。人間が描かれているのは昔の知見なんですよと但し書きがった。
というのも、1950年から1952年にかけて人骨が見つかり、「葛生原人」として話題になった。しかし、その50年後、2001年頃の調査で人骨は15世紀頃と分かり、「葛生原人」は幻となった。
そうはいっても、葛生に原人ロードという通りがある(今知った)。近くの喜多山公園と喜多山浅間神社は気になるのでまた行ってみたい。
ヤベツオオツノジカとナウマンゾウの化石。他に現生の哺乳類の展示もある。
見学を終えて外に出たらティラノサウルスがクリスマス仕様だった。
まだ15時台だが曇りでもう薄暗い。それとはまた別に、葛生伝承館は休館日だった。
化石館と伝承館の間の川。山なので川底は砂利で水がきれい。
佐野市立吉澤記念美術館。こちらも展示入れ替えのため休館。
石畳は地元の石なので化石がある。
八坂神社に参拝。
葛生はいろいろ回ってないところがあると気付いたのでまた行くことになりそう。


























