家計の余裕を慎重に見極め、とある買い物をして帰ったその日、ブチっといってテレビが壊れた。見ることはできるが色がおかしく、調整してもどうにもならない。
出費には出費が重なるものなのか。泣く泣くテレビも買い替えとなった。
他の家電ならいざ知らず、今テレビを買い替えるのは大変だ。地上アナログ専用機なら安いが、地上デジタルがほぼ埼玉県全域もカバーしてしまっている今、それを受信しない手はない。結局前のTVの4倍ぐらいの出費で液晶テレビを買うことになった。もちろん地デジ対応。サイズは24インチワイドから26インチワイドへ。居間にギリギリ置ける。
受信してみると、地上デジタルの番組はもう、あれもハイビジョンこれもハイビジョン。バラエティのスタジオ場面やNHKのニュースだけでなく、『ちびまる子ちゃん』や『サザエさん』、『水戸黄門』までハイビジョン。もはやそういう時代なのかと驚いた。
確かに電気屋の店頭デモもハイビジョン放送ばかりになっていて、ワイドテレビが本領発揮している。アナログ放送を横長に引き伸ばして映すのはいつの間にか過去のことになってしまった。
ここで悔やまれるのは、昨年夏に購入したHDDレコーダーがアナログ専用だったこと。いくらかの出費を惜しんだがために、TVで見られるものがそのまま録画できないケースが出てきた。例えばTVドラマ、地上アナログでは左右が切られた状態で録るしかない。TVがすぐ壊れると予測できれば違う判断をしたのだが。
まぁ実際に録画している番組では、地上デジタルとアナログで画面フォーマットが違うのは『MAJOR』だけなので、さほど困っているわけではないが。『MAJOR』なら案外生で見られるのでハイビジョンで鑑賞できる。
逆に、現状地上デジタルでは東京MXTVが受信できていないので、『地獄少女』はアナログで受信するしかない。
HDDレコーダーをいつ地上デジタル対応にするか、この見極めが難しい。できるだけ我慢して安くなるのを待っているところ。
規格の過渡期に買い物をするのは難しい。