スマートフォンの外部電源を探す旅が続く。
ホームセンターでUSBポートのついた単三電池4本で給電できる充電器が980円で売っていたので買ってみた。アルカリ電池4本つき。
ニッケル水素電池で使ってみたら、電圧が低いのですぐに給電が終わってしまい、スマホには25%ぐらいしか充電できなかった。
もっと問題なのは、せっかくUSBのポートがあるのに付属のケーブル以外は使えないという仕様。おかげで汎用性がなく、マイクロUSBでスマートフォンを充電するか、アダプタを介してiPhoneを充電するかのどちらかしか使い道がない。
電流も380mAしか出せないから、充電に時間がかかってそれも困る。
という失敗を踏み越えつつ、今回見つけたのは、ベイシア電器のオリジナルブランドで売られていたリチウムイオン電池を使った充電器。
携帯電話ではなくゲームの売り場に売っていたが、スマホでも使えそうだったので買ってみた。
ポイントをいくつか挙げると;
- USBポートからの給電で普通に互換性がありそう
- 5Vで1Aの給電ができ、スマホをより早く充電できる(5V2Aというのもあるが試していない)
- 3.7Vで2100mAhの容量なので、色々損失を考えてもスマートフォンを1回は満充電にできそう(スマホは3.7Vで1390mAh)
- 薄くて軽い
- メタリックブルーの塗装がきれい
- 太陽電池がついていて非常時に日光で充電できる
- 1980円と比較的安い
SBM003SHがちょうど電池容量24%まで下がっていたので、充電を試してみた。
まずケーブル。充電専用のマイクロUSBケーブルでないと充電できない。データ通信できるものは使えない。
24%だったスマホの電池は3時間で90%を超え、3時間半で95%まで行けた。時間をかければ満タンにできたはず。
給電能力も速さもまず申し分ない。
4つのLEDで内蔵電池の残容量が確認できるのも便利。この時の充電ではLEDは最後の1つが点いている状態まで電池を消耗した。
続いて、太陽光による充電を試してみた。仕様では25〜30時間かかるとのこと。しかも理論値。晴天が続いても2、3日かかるように思う。
まずベランダの直射日光に当たらないところに一日置いたが、充電されず。
それではと、庭の片隅でいくらか日の当たるところに置いたところ、LED1個分充電できた。日当たりのいい窓辺があれば数日で満タンにできるかもしれない。スマホの電源をある程度太陽光発電でまかなえれば、わずかながら発電所の負担を減らせる。
太陽電池による充電はかようにそれほど実用的ではないが、非常時にはある程度役に立つかもしれない。
この充電器本体の充電は、USBミニBの端子から行う。電源はPCでもいいし、AC電源をUSBに変換するアダプタでもいい。1A出力できるUSBアダプタで充電したら、3時間ぐらいで充電できた。これも速い。ただ、アダプタはかなり熱くなった。充電が速いのはいいが、熱対策は気をつけないといけない。