Great Spangled Weblog

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VRでフライトシムの道(その2:手元のグラボではダメだった><)

Oculus Quest 2が届いて、本体単独のVRを体験した後、さっそくPCに接続することにした。USBケーブルはUSB3.1対応で長さ2mのものを確保してある。

ネットからOculus Linkをダウンロードしてインストール。USBケーブルでQuest 2を接続。ここまで問題なし。Quest 2を頭に装着してVRで操作。まず本体のストレージにPCからアクセスしてよいかどうかが聞かれる。これは「許可しない」を選択。次に「リンクを有効にする」のメニューが出るのでそれを選定すればPCとの接続が完了…するはずだった。

ところが、うちのPCでこれをやるとしばらく画面が真っ暗になり、続いてPCとの接続が切断される。何度やっても同じ。

support.oculus.com

こちらによるとRadeon RX570のビデオカードは互換性があることになっているのだが、やはりダメらしい。

リンク先の互換性リストは、単にGPUの性能としてVRに使えるかどうかが示してあるにすぎない。もう一つの要件がここには書かれていない。

最近のノートPCはUSB-CにHDMI変換ケーブルを接続すると、外部モニターに出力できる。新しいグラフィックボードは、HDMIなどの本体の出力の他に、USBを通して映像を出力できるものがある。この機能を持たないグラボは、GPUが互換性リストにあっても使えない。

2018年発売のMSI Radeon RX 570 ARMOR 8Gはこれに該当するに違いない。最近のグラボはVR対応を謳っているがこのグラボは違う。

はい終了。

としたかったのだが…。

Oculus Quest 2と接続できないのは分かったが、では今の環境でVRで遊べないのかというと、そうでもないのではと。

MSFS2020は、Oculus LInkをインストールした時点でOpen XR環境が導入されるので、次に起動すると[CTRL]+[TAB]でVRモードにできる。ならば、VRモードの画面をスマホに転送してスマホVRゴーグル(手持ちのはVRレンズと言うべきか)を使えば、VRで遊べなくても雰囲気は掴める。

それにはまずスマホAMD LINKをインストールし、PCに登録。次にPC側から画面の共有をすればいい。WiFi経由だがVR画面は見られるはず。

「さて、画面の共有はどうするんだろう…」と迷いながら、Radoen Softwareの上記の設定画面の右上、「クローンの有効化」をなんとなくポチった。

ブツッ

といった音とともに、Display Port、HDMI、DVIの3通りの出力に接続された3台のモニターが消えた。モニターが消えては復旧のしようがない。PCを再起動とかしたが映らない。どうしたものか、CPUの内蔵グラフィックで見られるか? とDisplay PoatとHDMIのケーブルを抜いたら、DVIのモニターが突然映った。

これでどうにかなる、と、復旧をあれこれやってみたが、元の状態には二度と戻らなかった。DVIのモニターを頼りにグラフィックドライバーは削除できる。AMD Cleanup Utilityでドライバーの削除もできる。

www.amd.com

それでドライバーの再インストールをするも、「クローンの無効化」を設定するとモニターが消える。前の設定がどこかに戻っていて、再インストールでそこに戻ってしまう。今までは何があってもHDMIのモニターだけは映っていたのに、今回はHDMIも消える。PCがとても使える状態にはならない。

ドライバーをRadeon Softwareの前に戻すという手も考えられる。他に手はないか? Windowsの復元ポイントに戻す機能を使おう、と、3日ぐらい前の状態に戻してみた。起動したWindowsは以前のように3画面映り、「これで復旧、めでたしめでたし」となり、そこからおもむろにPCを再起動した。

ここでまさかのブルースクリーン。自動修復も効かず、回復操作で復元ポイントにも戻れず、Windowsの再インストールもメディアを持ち合わせてなくてできず。完全に詰んだ。どうする、折部やすな。

思えばAMDのグラボ、HD7770はBIOSのバグでスリープに入ると暴走した。次にこのグラボでDiplay Portが使えなかった。さらにボタン一つ間違えてこれである。グラボ交換を決意した瞬間であった。

システム修復についてはまた別記事で。

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  • 発売日: 2015/01/20
  • メディア: Personal Computers