スピーカーをバイアンプ接続

DENON AVR-3313K、7.1chとかいうだけあって本当にアンプを7台積んでる。うちはスピーカーが2台しかないから、アンプは5台余るということに。

そこで、アンプの設定を変えてバイアンプ接続してみることにした。

そもそもバイアンプ接続とはなんぞ、というところから。2ウェイ以上のスピーカーでは、ウーハーの余計な振動が引き起こす「逆起電力」とかいうのがツィーターに影響して音質が悪くなる、という話があるらしい。

そこで提唱されているのが、「バイワイヤリング」というもので、スピーカーの入力端子をウーハー用とツィーター用に分け、それぞれ独立したスピーカーケーブルでアンプに繋ぐという解決策。ウーハーの逆起電力の悪影響は、長いスピーカケーブルをアンプまで行って帰ってくる間に減衰されてしまうのだそうで。

可聴帯域の信号が、ほんの2,3メートルのケーブルを伝っただけで減衰するとか、やや信じられないのだが。でもわかる人には効果が分かるらしい。

これをさらに発展させたのが「バイアンプ」で、ウーハーとツィーターをケーブルだけでなく、パワーアンプまで別々の系統にしてしまおうというもの。

これはさすがに、ウーハーの逆起電力の影響がツィーターに及ぶことはまず考えられない。もし逆起電力が音質に悪影響を与えているなら、これこそが最も確実な解決法となる。

今まで普通の接続でスピーカーの性能が悪いと思ったことはないから、実はバイアンプにしなくても困らないのだけど、うちのスピーカー、DENON SC-201SAはバイワイヤリング対応でスピーカーの入力端子が2系統ある。

そして、アンプが7系統あって、3313の機能としてバイアンプが設定できるので、アンプが5台余るよりは3台余るに止めたほうがよかろう、ということで、バイアンプ接続に挑戦してみた。

マニュアルに準じて、フロント用のアンプはウーハーに接続。ツィーター用は「サラウンドバック」から出して接続。この際、スピーカー側の2個の端子を接続する金具は外す。

再生してみたところ、最初は微妙な違和感を覚えた。なんか右の耳がいやな感じ。少ししてチェックしたら、右のツィーターの配線を忘れていたというオチ。

これを接続してもう一度聴いてみた。実に自然。今までと何も変わらない。もしかしたら音がよくなっているかもしれない。少なくとも悪くはなっていない。

ということで、バイアンプ接続は一応成功。当面この構成で使っていくことにした。

今まで2台のアンプで駆動していたスピーカーを、4台で駆動するのだから、音は大きくなるかと思ったら、そんなことはなかった。

今までは1の入力を例えばウーハーとツィーターで0.5と0.5に分けて鳴らしていた。

今度は2の入力があるが、ウーハー用の1の入力がローパスフィルターで0.5になり、ツィーター用の1の入力がハイパスフィルターで0.5になる、ということで合計は1、という計算らしい。バイアンプ接続してもボリュームは下げなくていいというのは意外な発見。

バイアンプ接続で、スピーカーの音はメリハリがついて、特に低音が力強くなったような気がする。が、これは気がするであって、前からそうだった可能性もある。

それより、無駄にするアンプの数が少ない方が気分的に楽で、そっちの方が確実にありがたい。