『宇宙よりも遠い場所』STAGE11「ドラム缶でぶっ飛ばせ!」
ストーリー
大晦日に昭和基地から日本に生中継をするという。事前の通信で家族と顔を合わせたキマリはタヌキ状に日焼けしていて笑われる。
続いて日向の元クラスメートから通信が。しかし、日向はカメラを大慌てで塞ぎ、その場から逃げてしまう。
中継の話が出ると話をそらしてその場から消えてしまう日向を気になって追う報瀬。外で雪の塊を蹴りながら、悔しがって叫ぶ姿を目撃する。
日向のことが気がかりで作業もどこか上の空の報瀬。そこに日向にメールがという話を聞き、悪いと思いつつもついメールを見てしまう。それは、日向の元クラスメートからの謝罪と応援のメッセージだった。
そこにちょうど3人が来て、日向は勝手にメールを見た報瀬を責める。「だって、心配だったから」と返す報瀬。何も話してくれないから心配でしょうがないと涙を浮かべて訴える。
昭和基地の居室で3人の前に事情を話す日向。陸上部で友達から応援され頑張り、1年ながら選手に選ばれた。しかし、それが上級生の機嫌を損ねる結果になり、「友達」は手のひらを返して日向を悪者にした。それが嫌で日向は部活をやめ、学校もやめた。
ルンドボークスヘッタで泊りがけの作業。日向は広大な景色を前に、まさに何もない、だからこそ南極に来たかったと言う。「友達」の話なんか無意味だから忘れろと。釈然としない報瀬。
夜。日向と2人だけになった報瀬。自分が日向のような目にあったなら平気ではいられない。日向のように笑ってはいられないと率直に言う。日向は「報瀬は私じゃないだろ」とまだ大人びた答え。しかし、「手袋をとれ、貸せ」と突然命じると、報瀬の素手を頬に押し当て、「ありがとう」と礼を言う。実は自分はまだまだ怖いのだと本音を吐く。そして、「連れてきてくれてありがとう」と重ねて礼を言う。
そして中継の事前交信。日向は「なあ、許したらさ、楽になると思うか?」と報瀬に問う…
視聴コメント
- 冒頭小芝居w
- キマリのタヌキ焼け
- 館林を舞台にしたのは向井千秋さんの出身地だからというだけでなくタヌキのせいか!
- 日向ちゃんの元友達から通信
- 闇が深そう
- ターボプロップ改造のDC-3とかいうマニアックな飛行機
- 飛行機のモデルはこちら。
- 「切迫してるんじゃないですか?」w
- 極道13号w
- 南極の夕焼け
- (大晦日が近いと地平線に太陽がくっつくぐらいにはなるようだ)
- 入浴シーン
- やっぱり麻雀やるのか
- 松実玄w
- 「予備の白いの」w
- 貴子仕込みの麻雀力
- 家族麻雀で鍛え上げるとか咲かよw
- アスミスメールの返事来ない
- EH101で移動。
- 回想シーンやばいな
- スポーツは実力が一番だろう
- 南極に行ったと聞いて友達ヅラしてきた元友達w
- 人間関係あるある
- 「ああ、友達だったんだー(棒)」
- せやな
- 雪解け水うまそうだな
- 「ルンドボークスヘッタ」(聞いただけじゃ分かんないよ)
- 「ケーキに囲まれてるみたいです」
- 母親も同じことを言ったと言われてすこし感じ入る報瀬
- 衛星から見えるマーカーを岩にペイントする4人
- アスミスやべー
- GEODETIC STATION JAPAN No 157
- (1974年に設置された三角点)
- キマリの卵好きという謎設定(そういえば顔が卵型ベースだ)
- 日向とサシで話をしに行く報瀬
- ついていこうとするキマリを結月が引き止める。芸能界で鍛えた空気読みスキルw
- 手袋をとれ、からの尊いユリ時空
- 「ちっちゃくないよ!」
- 言葉に詰まった報瀬を速攻でフォローするキマリかっこいいな
- 「とっくに前に進んでるんだよ!」
- 熱いメッセージ
- そこからのお前らの罪は絶対許されない宣言
- これは日向でなくても泣く
- アスミス返事来た!
- ドラム缶で除夜の鐘
- サブタイトル回収
解説
11話は日向の解決編。すごいな。「ごめんね」「いいよいいよ」で許すのではなく、許さないという結末。メールには「三宅さんを一人にしちゃってごめ」(んね)と一応詫びが入ってる。しかしそんなのは詫びたうちには入らないと。一回裏切ってる以上メールの一言で許せるわけがない。
一生モヤモヤしたものを抱いて生きろ、という報瀬はまさに正論。
これは報瀬でなく日向に言わせれば、とも思ったけど、報瀬は日向が言いたいことを勝手に考えて喋ってるのではなく、「私の友達を傷つけた代償だよ!」と、報瀬自身がむかついたから報瀬の気持ちをぶつけるという形になってる。
話の流れから日向も同じであることは間違いないが、日向は言わないで済ませることを報瀬はそうしないし、結果的に日向を救うことになってるのでいい話だなーと思った。
よくある、当人がそう思ってるかはどうでもよく、自分が勝手に代弁するというタイプの抗議ではない。二人が固い友人だからこそできるシャウト。
実は結月ちゃんと同じぐらい友達がいなかった報瀬と日向が、南極に行くことでここまで深い友情を結んでいるとは。
この回も心で泣いた。
報瀬のタンカは言葉が出てこなかったのか一瞬止まったんだけど、すかさずキマリがフォロー。一方日向の方には結月ちゃんがよりそってやってる。4人の絆の強さよ。
なお、羽生第三高校は当然架空の学校。県立は第一高校はあるけど第三はない。
話がややこしくなるからか番組では触れてないけど、羽生市は利根川をはさんで南の埼玉県にある。日向のICカードの残高が高いのは、地元から離れた館林まで電車でバイトに通ってるから。定期買ってないところを見ると毎日通ってるのではないらしい。
このアニメでは羽生はあんまりクローズアップされてないけど、文学作品では『田舎教師』で知られる。といいつつ5話の日向ちゃんが登校する学生と反対方向に歩いて駅に向かうシーンは羽生市のロケハンの成果が活かされている(直接はまだ行ってない)。
それはそうと、この話も監督や脚本の人の修羅場をくぐり抜けてきた感がすごい。『よりもい』の成功でリアル日向ちゃん状態ではないかと心配になるレベル。
4人がテントで宿泊しているところは「ルンドボークスヘッタ」という場所で、昭和基地から北東に90~100kmのところにある。
下記参照。
キマリ達がペンキを塗っているのは三角点を対空標識にする作業。
「変な作業は得意ですね」というが、これだけの大きさにペンキを塗れば衛星からは確実に見えるはず。
南極の三角点と対空標識の話はこちらにもある。
対空標識はGoogle Earthでもそんなにはっきりは見えない。候補を2つ見つけたので貼ってみる。アスミスさんは見えない。
というか、ネタが同時期の『ゆるキャン△』と被ってて笑う。道路のライブカメラか衛星かのスケールの違いはあるが。
ゆるキャン△4話のリンちゃんが写ってたライブカメラ発見https://t.co/ihTGwfAoaK#ゆるキャン #志摩リン pic.twitter.com/kxIGsTw4lm
— January△ (@Doziguda753) 2018年1月31日
さすがにこちらのカメラは特定されているが、
見に行っても志摩リンはいない…(・ω・)。
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