Great Spangled Weblog

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今期見るアニメ

今年の1月~3月期は毎週これを見る予定。

今期は29本。また多くなった。

よりもいが放送終わっても盛り上がりが衰える気配がないのでブログを書き始め、13話分まとめて書いてしまったので季節ごとのアニメの話が3月までずれ込んでしまった。もう話の序盤どころか、中盤も終わって来週からはまとめに入る頃合いw

以下新番組+αの寸評。

『えんどろ〜!』

リリスパ』につづいてなもり絵。こちらは安心して見られる。リリスパも結局それほどヤバくなかったが。

キングレコードなので水瀬いのりがいるのも納得。

バミューダトライアングル 〜カラフル・パストラーレ〜』

西村純二監督作品。作画はややアレだけど、話はなかなかしっかりしてる。人魚アニメはなんだかんだで数年に1本ぐらいは作られてる感じ。

『スタートウィンクルプリキュア

天文学入門プリキュアかと思ったらUFOとか星占いなどそっち方面もOKなプリキュアだった。

テーマは「見えない壁を作らないで」に象徴されるように多様性の尊重らしい。日本も外国人が多くなってきたし、よくよく見れば日本人だって多様だし。こういったテーマが掲げられるのは時代の必然。

それはそれとして、ララさんが小原好美でフワが木野日奈ってw 別名『あそびあそばせプリキュア』というwww

賭ケグルイ××』

順調に2期。蛇喰さんがいいぐあいに頭おかしくて楽しい。

『上野さんは不器用』

今期の芹澤優枠。魔法少女サイトといいこれといい、芹澤優はこんなアニメで売り込んでいいのかw

あと田中:田中あいみ(UMR!)とか山下:影山灯(海老名ちゃん)とか他のキャストもおもしろい。

『みにとじ』

刀使ノ巫女』のスピンオフ5分アニメ。『刀使ノ巫女』を一通り見てるとネタが濃くて笑える。この機会にアニメ『刀使ノ巫女』はもっと評価されるべき。ゲームは知らない(ミリシタとバトルガールで精一杯)。

『マナリアフレンズ』

年始は2本ほど違うアニメをやって、それから始まったアニメ。声優がやたら豪華。じっくり作られた百合アニメといった感じ。

『ぱすてるメモリーズ』

この世には「MAGES.アニメ」というジャンルがあると再認識した作品。毎回何がしかのアニメをパロってるけど、作画が不安定なことも含めてネタにしているという芯の通ったパロディ。『人生』の新田ひよりさんが高校卒業して主演やってる。

OPEDは気合が入っていて、OPの白背景に白いスカートが溶け込んでる作画が面白いと思う。トレス線なしでキャラを描いていて、白いスカートは背景との境界がないんだけど、スカートの裾の模様で見えないアウトラインが見えるという不思議な効果を出している。

このB級アニメにミンゴスの主題歌というw あとイントロがガルパンに似てる。

どろろ

手塚治虫の漫画を現代の技術でアニメ化。原作はちょっと読んだことがあるけど、アニメはなかなかよく出来てると思う。

けものフレンズ2』

社会現象になったけものフレンズの続編。すったもんだの末ヤオヨロズが外され違う制作会社で2期。まあ「普通」としか言いようがない。悪くないだけマシか。1期で高まった視聴者の要求に、ヤオヨロズたつき監督が100%応えられたかというとそれも無理じゃないかと思うので、2期のスタッフは多くの制約のなかではよくやっていると思う。

『荒野のコトブキ飛行隊』

水島努監督がWW2の日本機のアニメを制作。日本の大戦機をどう使うかと思ったら西部劇とはw

CGだから飛行機の作画が崩れないのは当然だけど、「飛んでる」感を非常によく表していてすごいと思う。たとえばOPで紫電が旋回する前に一瞬機首を上げる。そういうところがよくできてる。

『revisions』

谷口悟朗監督の最新作。CGアニメでたまに違和感のあるシーンがあるが、全体的にはよく出来てる。梅図かずお氏の『漂流教室』にインスパイアされているのが随所に出ている。『漂流教室』を読んだ小学生としてはなかなか感慨深い。

ファンタジスタドール2期まだですか?

『私に天使が舞い降りた!』

なんか動画工房っぽいなーと思ったら動画工房だったw

上田麗奈さんの演技と小学生の描写が素晴らしい。

『ケムリクサ』

ヤオヨロズたつき監督のテレビアニメ。まさかけもフレ2と重なるとは。

登場人物が少なく、場面もあまり代わり映えしないけど、各話を飽きさせない展開はさすが。CGの止め絵はあまり精密ではないが、動きとしてはよくできていて、「ああ、この動きにみんなやられたのか」とけもフレブームを思い出す。

話はもう終盤だけどどうまとめるのか気になる。

『同居人はひざ、時々、頭のうえ。』

フィクションが多分に入ってるけど飼い猫あるあるで制作陣は相当な猫好きと分かる。ぴょんさん(山崎はるか)が出てるしいい感じのアニメ。

ガーリー・エアフォース

コトブキ飛行隊の他にもう1本戦闘機アニメがあった。グリペンで美少女が操縦してるとか視聴者を殺しにきてる。

『SSSS. GRIDMAN』

この働き方改革の時代に「だめだよ定時に帰っちゃ」というセリフから本放送は見なかったけど、評判がいいので再放送を見てる。

良くも悪くもTRIGGER作品w 評価が高いのは理解できる。

BanG Dream! 2nd Session』

1期は作画が不安定だったけど2期はCG化。話も1期より面白い。アニメよりゲームが評判高いようなので2期が作られたらしい。

ブギーポップは笑わない

人気のライトノベルがアニメ化。マッドハウス制作。確かにこれは面白いな。

この素晴らしい世界に祝福を!

全10話にプラスして未放送の話もやるというので見てる。今見直してもこれは面白いなw

魔法少女特殊戦あすか』

魔法少女アニメはどれだけ鬱アニメにできるかのチキンレースが起きてるわけだが、このアニメはけっこう面白い。「特殊戦」の部分をきっちり描いていて、戦術のえげつなさに毎回感嘆させられる。

こういう大人が全力で作ってるアニメも見応えがある。

宇宙よりも遠い場所 STAGE13

宇宙よりも遠い場所』STAGE13「きっとまた旅に出る」

ストーリー

昭和基地に無事戻り、ふたたび南極での「日常」。しかし、ここにいられるのはあと3日。

キマリ達はアイスオペレーションを手伝う。採取した氷だけは、南極から無制限に持ち帰り可能。「これが始まると夏も終わり」とかなえ副隊長。大人組はこれから長い越冬が始まる。

氷をかき氷にして食べながら、オーロラをまだ見ていないことに気づくキマリ。そこで不意に、この南極の日々ももうすぐ終わることに気づいてしまう。

キマリは、ここで帰らず一緒に冬を越すことが不可能ではないかと思い、そう口にする。しかし、女子高生隊の同意は得られなかった。結月のドラマなど、皆がそれぞれ、日本での日常がある。それではと、また4人で南極に来ることを約束する。

最後に何をするか、ということで、かき氷のシロップで氷に線を引き、皆でソフトボール大会。貴子への思いを込めてホームランを打つ藤堂吟隊長。

夏隊の帰還式。報瀬は長い髪をバッサリ切ってすがすがしい笑顔を見せる。隊長の挨拶は報瀬たちに「ありがとう」。そして、「またここで会いましょう」。

女子高生と夏隊を代表して報瀬が登壇。「母」は南極に行って家を空けてばかり。いい印象はなかった。しかし、実際に来てみてここが大好きになった。また来たい。喝采

4人は昭和基地に残る隊員から託された物や言葉を受け取り、ヘリコプターで南極を後にする。その直前の4人に、かなえ副隊長が今回の民間観測隊は女子高生隊の参加で本当に確定したことをばらす。報瀬は形見のノートPCを吟に託す。「私はもう、なくても平気ですから」「分かった」。飛び立つEH101。

南極を後にするペンギン饅頭号。旅はまだまだ終わりじゃないと結月。つらくてゲロっても別にいい。「それも旅だ」。

夜に甲板で最後のビデオ撮影。キマリがふと上を見ると…

視聴コメント

  • 朝。日常に戻ってるけどあと3日…
  • OPなし
  • 松実玄ふたたびw
  • 「島内散歩と胎内くぐり」はこちら(https://www.nipr.ac.jp/jare-backnumber/now/back49/20080224.html
  • アイスオペレーション
  • スノーモービルで爆走
  • 極夜の話。昭和基地だと6月はどっぷり夜
  • 夕焼けを見つめる4人
  • 野球回(いやソフトボール
  • バックに4人が歌う歌
  • 長い髪をバッサリやる報瀬
  • 本当に一区切りついたんだな
  • ビール凍りそうw
  • 旗の似顔絵上手いなw
  • 髪切った報瀬、いい笑顔
  • 結月ファンの紳士がマジ泣きしそうw
  • 呼び方が「お母さん」から「母」
  • アスミスは愛が重いw
  • ペンギンがガン飛ばしてるw
  • 紳士のCDに結月サイン
  • 「ドラマ、楽しみにしてます」
  • フラテルニテ
  • 腕がクローバーのポーズはオーロラ見てたのか
  • 隊長がPCから母の送りかけのメールを送ってくるとか
  • まさに本物のオーラの下でそのメールを読む奇跡
  • 「知ってる」
  • オーロラのCGはすごい手間かかってたらしい
  • めぐっちゃんがこの頃北極側のオーロラを見ているはず
  • オーロラは両極に出るからね
  • ところが、スタッフはそれは気がつかなかったと
  • 最善を尽くすことが運を引き寄せたのだろう
  • EDのBパートはもう日本の駅
  • 空港で別れよう、と言うキマリ
  • もう別れても「友達」は揺るがない
  • 友情の深さと距離感をとることの大切さを両方伝えるすごさ
  • 100万円はそういうオチかよ
  • 100万円は使えば誰かの100万円の仕事になるけど、そこに置いたら使われるの何年先だよw
  • タンス預金ならぬ南極預金という斬新な発想
  • 「自分の家に臭いがあること」
  • それな
  • 日向ちゃんは夕方の守鶴堂でお祈り
  • 新千歳空港で女子学生のファンに遭遇する結月
  • 北極勢のオーロラWピース草生える
  • EDは最後までちゃんとやった
  • 「そして君に告げるその日まで どうか幸あれ♪」

解説

持ち帰る氷を採掘するアイスオペレーション。本当に大量の氷を持ち帰る。というのは南極関係の展示にはほぼ毎回氷の展示があるから。

2004年の海上自衛隊横須賀基地の公開では、南極の氷をカップに入れて配っていた。

本当にプチプチと泡が出る。

報瀬は仏壇に南極の氷のオンザロックを供える。ある程度はお土産にしてもいいぐらい採掘するのだろう。

報瀬の家のモデルの一つは、大田区の昭和の暮らし博物館というのを実際に行って確認してきた。

門のあたりと後ろの白い壁の家は9話に一瞬出る絵によく似てる。中は原則撮影不可なので写真はないけど、仏壇も同様のサイズ。

スノーモービルは2009年のしらせ5003の展示で撮影。

お土産といえばアスミスの手編みのセーター、愛が重すぎるw

不肖・宮嶋氏の南極本に、越冬隊は既婚者は愛情が深まるが未婚の場合別れる確率が高くなるとか書いてあって、それ知ってると非常に不穏w

そしてオーロラの下を行くペンギン饅頭号から一気に日本国内へ。

キマリが空港で4人バラバラに別れようと提案したのは、一人だけさらに札幌行きの便に乗る結月が気を使ってしまうので、公平にしようという考えでは、というのをネットで見た。本当にそういうことなのかもしれない。

友達はお互いを拘束するものではなく、自由を最大限に尊重しながら、必要な時に力を合わせるのがいい。空港からの帰り道はバラバラでかまわない。

そしてそれぞれが帰宅。

ここで100万円のオチについてちょっと考えてみた。

1話にあったように、これは報瀬が南極に行きたいという一心で、バイトを頑張って貯めたお金。つまり、南極に行く、ということに対する対価として用意したもの。

で、最初の買収作戦は失敗するがw シンガポールでバーンとやって、4人の絆を固いものにした。現金で、お金で買えないものを手に入れるとか、素晴らしい展開。しかも、100万円は帰ってきて実質無料w

逆に言うと、100万円の札束はシンガポールの一件で「何かを手に入れる」という経済的な役割は終わってることになる。

で、次に札束が出るのは12話。ここでは報瀬が、自分がここに来るために何をしてきたのかをふり返るきっかけになる。

ここでは、一万円札がまるでお札のよう(漢字が同じだって今気がついた)。札束は呪術的な、あるいは精神的な役割をここでは担っている。

そして小淵沢天文台の雪洞に置いてくるというオチ。

母の死を胸に刻んだその場所に、「おたから」としてお金を置いてくる。これは見方を変えれば「浄財」。この旅の間にため込んだ穢れを札束に乗せて置いてきたと。いわばプリミティブなお賽銭。

まとめれば、札束は欲しいものの対価として手に入れ、実際に金銭として使い、続いて決心のよりどころとなる札になり、最後は亡き母か、あるいは南極の大地そのものか、そういった超越的な何かに捧げたお賽銭となる(隊員の誰かが見つけて「金」として使うだろうことは想定済だろう。お賽銭やお供え物もいつかは誰かのものになるのと同じ)。

100万円視点から見ると札束を出涸らしになるまで徹底的に使い尽くした、すごいストーリーだった。

ちょっと調べてみると、貨幣というのは元から呪術的な存在であり、その価値はバーチャルなものだった。

人はそもそも贈り物をしたい生き物で、子供が親にお菓子やものを分け与えたりするのはよく見かける。しかし、受け取った人はそこに負い目を感じてしまう。だから「ありがとう」という感謝の言葉で相殺するし、それで足りなければ、お返しをしたくなる。

そのお返しとして、物質としての価値は贈り物ほどではないが、バーチャルな価値は釣り合うものとして、貝殻などが使われ、やがて貨幣が発明された。

貨幣の呪術的な意味合いはお金を「払う」という単語に残っている。何かを受け取った時の心の負い目を、それが心にたまって穢れになる前に、お払いをする。それで心の平安を保つ。

貨幣が元来呪術的な意味を持つとするならば、神社仏閣でお賽銭を投げる、結婚式でご祝儀を、葬式で香典をそれぞれ現金で渡す、そういう習慣もなるほどと思う。

そして、100万円の札束から始まったこの話は、そういったお金の抽象的な意味あいを高度に理解した上で作られていると、私は確信している。

肉親の死を受け入れるということそのものが、本質的に宗教的なものであるから、キマリの家の前に神社の鳥居があり、日向ちゃんが守鶴堂にお祈りし、報瀬がPCに降りてきたメールを前に母を呼び泣き叫ぶ。そういった場面を、現金のイメージで中和しつつ、それでもお金の精神的な役割はがっつり描く。

「いや、自分は無宗教だ」と考える日本人は多くいるかと思うが、神を信じるとか戒律を守るとかいうのだけが宗教ではない。例えば「魂」といった概念を理解するなら、それはもう信仰と不可分な領域だ。それを人が整理した信念体系のことを、狭い意味で「宗教」と呼んでいるだけに過ぎない。

本作は特定の宗教に肩入れはしていないが、素朴な祈りに象徴される人の信仰心は否定しない。むしろ積極的に人にそういう面があることを描いている。

思いの強さが不可能を可能にする。というメッセージを語るなら、これはとても自然なスタンスだと思う。

そして、作品の終着点は宗教ではない。親の死を受け入れた報瀬は、この旅でできた友達とまた南極に来ると誓う。親の庇護から歩き出し、仲間と目的を達成する道を進んでゆく。こう一言でまとめると、本当に王道の青春ストーリー。多くの人の心を掴んだという結果も納得できる。

ハイスピードよりもい

ハイスピード #よりもい 13話はキマリちゃん。EDの四葉のクローバーみたいな並びはオーロラ見てたんですね(それも南北に分かれてめぐっちゃんと同時に)。普通と逆で目を描いてから眉を描くほうがやりやすいと分かりました。sketch.pixiv.net

13話はオーロラを見るキマリ。結局キマリは2枚しか上げられなかった。

宇宙よりも遠い場所 STAGE12

宇宙よりも遠い場所』STAGE12「宇宙よりも遠い場所

ストーリー

雪上車で往復3週間の旅に出る。雪原を時速6kmでひたすら進む旅。ブリザードのとき外に出たら一瞬で迷ってしまう。まさにそうして、報瀬の母は行方不明になった。

女子高生4人は一緒に来てもよいと誘われる。「少し、考えさせてもらってもいいですか?」と報瀬。「分かった」と隊長。

皆が報瀬のことを気にかけているけど、キマリ達は「行け」とも「行くな」とも言えない。報瀬もなかなか決められないでいた。キマリたちが話を聞くと、もしその旅に加わり、行きつくところまで行ったとして、今の宙ぶらな気持ちが変わらなかったらどうなるのか。もしそうだと一生この気持ちは変わらない。

観測隊が雪上車組の壮行会で盛り上がる一方、報瀬は吟に行くべきかを相談する。答えは「私にそれを聞くくらいなら、行かない方がいい」。吟は貴子の死が厳とした事実だと伝え、これは自分で決めるべきことだ、今までも自分で決めてきただろうと励ます。

自室に戻った報瀬は、持ってきた100万円のお札を1枚1枚並べ、そのために何をしてきたかをつぶやく。机には母の著書。思い出す言葉は「だって、お母さんが待ってる」。

翌日、4人は全員が雪上車に乗り、内陸旅行に出発する。動き出す雪上車。来る日も来る日も雪原を音と振動とともに移動。外は昭和基地とは別格の寒さ。もう南極の夏も終わりに近く、本当の夜がある。そして雪上車を止め、暖房のない車内で寝袋で泊まる。外は本格的なブリザード。報瀬の母が遭難したのと同じ吹雪の夜。

眠れず、キマリと話す報瀬。みんなと一緒に来られたから、南極が大好きと言うキマリ。「連れてきてくれてありがとう」。

雪上車の旅が続き、報瀬は心でつぶやく。「Dear お母さん、友達ができました」。

そして、目的地に到着した。民間南極観測隊が設営中の天文台。まだほとんど何もできてないが、「小淵沢天文台」と名前はもう決まっていた。その言葉を口にして、吟隊長は涙を流す。

キマリ達はそこで、雪洞の廊下や部屋を走り回り、貴子の遺品を探した。「一個でいい、報瀬ちゃんのお母さんが確かにここに来たって何かを…」。そして、凍りついた1台のノートPCが見つかった。PCには貴子と小さい頃の報瀬の写真。報瀬は一人で部屋に籠り、母のノートPCを起動した…

視聴コメント

  • 教室から始まる。
  • 回想シーンだ
  • 母親が殉職した報せが届いたということか
  • セーラー服で閻魔あいっぽい
  • 夢かも、と思って、それがずっと続いているとは
  • 珍しくOPなし
  • 「距離はないけどヘリで行ける場所じゃないから」
  • 南極大陸は内陸に入ると標高が高いので、多分そのせい
  • 髪の切り間違いは伏線か
  • オゾンホール観測気球
  • オレンジの服が鮮やかだな
  • JKからビールもらって飲みたいだけの人生だった
  • 報瀬から井上陽水的なセリフ
  • 隊長はまた南極の氷でオンザロック
  • 焼肉パーティー、南極だと皿の上で凍るなw
  • 報瀬と隊長のちょっと気まずい感じ
  • 「何かをするのが思いやりではない。何もしないのも思いやりである」(三宅日向名言集その6)
  • 「お互いほっとけるのもいい友達だよ」(鮫島料理長の名言)
  • よりもいの友情ストーリーは適切な距離感まで伝えてくるのがいい
  • バナナで釘
  • 昭和かw
  • 「お母さんも見てた?」「見てた。なんならその場で寝てた」
  • 不詳・宮嶋氏の「彼は寝た。いつでも、どこでも、誰とでも」を連想するw
  • 「きれいだよ」という最後の無線交信はきついな
  • 隊長これ、一生忘れられないだろう
  • 静から動の転換がすごい。遺品を必至で探すキマリ達
  • 自分の誕生日がパスワードだったとは愛情の深さに感動
  • そして…
  • EDも38番saya師のバラードという特別版

解説

雪上車で往復3週の内陸旅行。間片道10日、距離は500km程か。

EH101の性能を見ると確かに、ヘリコプターで往復できなくもない距離だが、ホバリング限界高度3307mでは性能に余裕がない。南極大陸は内陸に入ると雪の厚さが3000mを超える。南極で余裕がない飛行は命取りになる。

http://www.246.ne.jp/~heli-ss/pg1-eh101.html

南極アニメといっても夏隊で昭和基地の周辺が舞台なんだろうな、というのが当初の予想だった。しかし、12話まで来たら雪上車で本格的な内陸に行くという展開。ガチすぎてびびった。

とはいえ、昭和基地から1000kmの奥地にあるドームふじに、取材で行った本がある。不肖・宮嶋氏の南極本だ。ドームふじは氷が厚く標高4000mにあり、最低気温は-70℃になる。南極点に近いため、冬の極夜は昭和基地よりずっと長く続く。

初見では「不肖本やっぱり参照してんなー」と思ったが、西村淳氏の『面白南極料理人』を読んだらこの人はドームふじに行くだけでなく、そこで越冬していた。しかも行きは不肖・宮嶋カメラマンと同行という。まさかそんな限られた人々の間で2人も本を出すとは驚き。

ドームふじまでの1000kmは片道4週間かかる。ドームふじ越冬隊を運ぶ雪上車の旅は、しらせが昭和基地に着いてすぐ出発し、交代した越冬隊員を連れて昭和基地に戻るともうしらせの出航になる。

この旅程は本を読んでいて本当に気が遠くなる。

しかしなんと、日本の第9次越冬隊は往復5ヶ月、5200kmを走破して南極点まで到達している。

この雪上車で5ヶ月旅をするとか途方もない。

今回これを書くために見直してみて、貴子が行方不明になったのは雪上車とはいえ、天文台の看板が見える距離だと分かった。

雪上車で出発する直前、ブリザードで一時待機になり、その合間に観測所に戻ろうとして迷ったか事故にあったのかもしれない。

「多分、内陸の基地に忘れ物をしたか、足を滑らせたのだと思う」

というセリフの前半はまさかと思ったけど、見直したら本当に数メートルしかなく、貴子の性格なら「これは行ける」と思ってしまうかもしれない。

しかし結局はたどり着けずに迷ってしまい、交信を最後に消息を絶つ。

雪洞で遺体が見つからなかったので、忘れ物で戻ったとしてもたどり着く前だったのは間違いない。距離はそうあるとは思えないから、もしかしたら大人組の越冬中に遺体が見つかるかもしれない。

以下ネタバレ。

報瀬が打っていたメールが本当に送信してたというのがまず驚いた。それほど、母の死を受け入れられていなかった。心の中では生きていると信じていた。それがまず驚いたこと。

そして、PWが通って起動したPCで、自分が送信したメールを自分で受信する。

メールを受信する母が存在しないという事実を、こんな形で実感するとは、制作スタッフの巧みな仕掛けにさらに驚かされた。

多分、自分が出したメールを自分で読む、というアイデアはかなり早くから出てきていたのだと思う。それで、報瀬を主人公に話を組み立てようとしてつまづいた。いしづか監督はそこで花田氏に、彼女は主人公ではなく、その友達にするのがいいとアドバイス。これは話のテーマを「母の死」から「友情」にシフトする結果となり、より多くの人の胸を打つ話になった。

友情の話だけでもすごくズシンと来る作品だけど、この12話。報瀬が母の死を受け止める話はまた別格で感動的。

「お母さん! お母さん!」と叫ぶ声は、今までの強気の報瀬ではなく、一人の母を恋しがる子供でしかない。花澤香菜の演技もあいまって、この回は本気で泣いた。この文章を打っているときも胸が苦しい。

「連れてきてくれてありがとう」

一視聴者としても、そう礼を言わずにいられない。

ハイスピードよりもい

ハイスピード #よりもい 12話報瀬さん。10分ぴったり。なぜハイスピードで描くのか。1枚でも多く模写するためです(本当はイラストで何か漫画的なものを描ければと思ったんですが模写しかできませんでした)。sketch.pixiv.net

12話は出発を決意した報瀬さん。

関連リンク

面白南極料理人

面白南極料理人

宇宙よりも遠い場所 STAGE11

宇宙よりも遠い場所』STAGE11「ドラム缶でぶっ飛ばせ!」

ストーリー

晦日昭和基地から日本に生中継をするという。事前の通信で家族と顔を合わせたキマリはタヌキ状に日焼けしていて笑われる。

続いて日向の元クラスメートから通信が。しかし、日向はカメラを大慌てで塞ぎ、その場から逃げてしまう。

中継の話が出ると話をそらしてその場から消えてしまう日向を気になって追う報瀬。外で雪の塊を蹴りながら、悔しがって叫ぶ姿を目撃する。

日向のことが気がかりで作業もどこか上の空の報瀬。そこに日向にメールがという話を聞き、悪いと思いつつもついメールを見てしまう。それは、日向の元クラスメートからの謝罪と応援のメッセージだった。

そこにちょうど3人が来て、日向は勝手にメールを見た報瀬を責める。「だって、心配だったから」と返す報瀬。何も話してくれないから心配でしょうがないと涙を浮かべて訴える。

昭和基地の居室で3人の前に事情を話す日向。陸上部で友達から応援され頑張り、1年ながら選手に選ばれた。しかし、それが上級生の機嫌を損ねる結果になり、「友達」は手のひらを返して日向を悪者にした。それが嫌で日向は部活をやめ、学校もやめた。

ルンドボークスヘッタで泊りがけの作業。日向は広大な景色を前に、まさに何もない、だからこそ南極に来たかったと言う。「友達」の話なんか無意味だから忘れろと。釈然としない報瀬。

夜。日向と2人だけになった報瀬。自分が日向のような目にあったなら平気ではいられない。日向のように笑ってはいられないと率直に言う。日向は「報瀬は私じゃないだろ」とまだ大人びた答え。しかし、「手袋をとれ、貸せ」と突然命じると、報瀬の素手を頬に押し当て、「ありがとう」と礼を言う。実は自分はまだまだ怖いのだと本音を吐く。そして、「連れてきてくれてありがとう」と重ねて礼を言う。

そして中継の事前交信。日向は「なあ、許したらさ、楽になると思うか?」と報瀬に問う…

視聴コメント

  • 冒頭小芝居w
  • キマリのタヌキ焼け
  • 館林を舞台にしたのは向井千秋さんの出身地だからというだけでなくタヌキのせいか!
  • 日向ちゃんの元友達から通信
  • 闇が深そう
  • ターボプロップ改造のDC-3とかいうマニアックな飛行機
  • 飛行機のモデルはこちら。

antarcticlife.blogspot.com

  • BT-67は観光でも南極に飛ぶとのこと(wikipedia情報)。
  • 雪上車の小旅行はここでも話があったのか。
  • 昭和基地の消印を自分たちで押す(不肖本で冒頭が昭和基地の消印だったのを思い出しつつ)


  • 「切迫してるんじゃないですか?」w
  • 極道13号w
  • 南極の夕焼け
  • (大晦日が近いと地平線に太陽がくっつくぐらいにはなるようだ)
  • 入浴シーン
  • やっぱり麻雀やるのか
  • 松実玄w
  • 「予備の白いの」w
  • 貴子仕込みの麻雀力
  • 家族麻雀で鍛え上げるとか咲かよw
  • アスミスメールの返事来ない
  • EH101で移動。
  • 回想シーンやばいな
  • スポーツは実力が一番だろう
  • 南極に行ったと聞いて友達ヅラしてきた元友達w
  • 人間関係あるある
  • 「ああ、友達だったんだー(棒)」
  • せやな
  • 雪解け水うまそうだな
  • 「ルンドボークスヘッタ」(聞いただけじゃ分かんないよ)
  • 「ケーキに囲まれてるみたいです」
  • 母親も同じことを言ったと言われてすこし感じ入る報瀬
  • 衛星から見えるマーカーを岩にペイントする4人
  • アスミスやべー
  • GEODETIC STATION JAPAN No 157
  • (1974年に設置された三角点)
  • キマリの卵好きという謎設定(そういえば顔が卵型ベースだ)
  • 日向とサシで話をしに行く報瀬
  • ついていこうとするキマリを結月が引き止める。芸能界で鍛えた空気読みスキルw
  • 手袋をとれ、からの尊いユリ時空
  • 「ちっちゃくないよ!」
  • 言葉に詰まった報瀬を速攻でフォローするキマリかっこいいな
  • 「とっくに前に進んでるんだよ!」
  • 熱いメッセージ
  • そこからのお前らの罪は絶対許されない宣言
  • これは日向でなくても泣く
  • アスミス返事来た!
  • ドラム缶で除夜の鐘
  • サブタイトル回収

解説

11話は日向の解決編。すごいな。「ごめんね」「いいよいいよ」で許すのではなく、許さないという結末。メールには「三宅さんを一人にしちゃってごめ」(んね)と一応詫びが入ってる。しかしそんなのは詫びたうちには入らないと。一回裏切ってる以上メールの一言で許せるわけがない。

一生モヤモヤしたものを抱いて生きろ、という報瀬はまさに正論。

これは報瀬でなく日向に言わせれば、とも思ったけど、報瀬は日向が言いたいことを勝手に考えて喋ってるのではなく、「私の友達を傷つけた代償だよ!」と、報瀬自身がむかついたから報瀬の気持ちをぶつけるという形になってる。

話の流れから日向も同じであることは間違いないが、日向は言わないで済ませることを報瀬はそうしないし、結果的に日向を救うことになってるのでいい話だなーと思った。

よくある、当人がそう思ってるかはどうでもよく、自分が勝手に代弁するというタイプの抗議ではない。二人が固い友人だからこそできるシャウト。

実は結月ちゃんと同じぐらい友達がいなかった報瀬と日向が、南極に行くことでここまで深い友情を結んでいるとは。

この回も心で泣いた。

報瀬のタンカは言葉が出てこなかったのか一瞬止まったんだけど、すかさずキマリがフォロー。一方日向の方には結月ちゃんがよりそってやってる。4人の絆の強さよ。

なお、羽生第三高校は当然架空の学校。県立は第一高校はあるけど第三はない。

話がややこしくなるからか番組では触れてないけど、羽生市利根川をはさんで南の埼玉県にある。日向のICカードの残高が高いのは、地元から離れた館林まで電車でバイトに通ってるから。定期買ってないところを見ると毎日通ってるのではないらしい。

このアニメでは羽生はあんまりクローズアップされてないけど、文学作品では『田舎教師』で知られる。といいつつ5話の日向ちゃんが登校する学生と反対方向に歩いて駅に向かうシーンは羽生市のロケハンの成果が活かされている(直接はまだ行ってない)。

それはそうと、この話も監督や脚本の人の修羅場をくぐり抜けてきた感がすごい。『よりもい』の成功でリアル日向ちゃん状態ではないかと心配になるレベル。

4人がテントで宿泊しているところは「ルンドボークスヘッタ」という場所で、昭和基地から北東に90~100kmのところにある。

下記参照。

kachimai.jp

kachimai.jp

キマリ達がペンキを塗っているのは三角点を対空標識にする作業。

「変な作業は得意ですね」というが、これだけの大きさにペンキを塗れば衛星からは確実に見えるはず。

南極の三角点と対空標識の話はこちらにもある。

www.env.go.jp

www.env.go.jp

対空標識はGoogle Earthでもそんなにはっきりは見えない。候補を2つ見つけたので貼ってみる。アスミスさんは見えない。

というか、ネタが同時期の『ゆるキャン△』と被ってて笑う。道路のライブカメラか衛星かのスケールの違いはあるが。

さすがにこちらのカメラは特定されているが、

live.lcv.ne.jp

見に行っても志摩リンはいない…(・ω・)。

ハイスピードよりもい

ハイスピード #よりもい 11話日向ちゃん。手のひら3個でやや時間オーバーの15分ぐらいかかった。sketch.pixiv.net

11話というとこのシーンかなと。ちょっと難しかった。

宇宙よりも遠い場所 STAGE10

宇宙よりも遠い場所』STAGE10「パーシャル友達」

ストーリー

昭和基地。ヘリコプターでペンギン饅頭号を発ち、ついに4人の女子高生は南極に到着した。

基地でネットがつながり、結月の母からメール。結月が朝ドラの主人公に決まったという。それは嬉しいが、南極から帰ると他の3人と一緒にいられなくなる。そんな話をキマリ達に話すと、「いいじゃん、もうみんな親友なんだし」と気軽に返される。

「親友なんですか?」面と向かって言われて戸惑う結月。キマリは意外な返事に悩む。結月は自分以外の3人こそが「親友」と言うが、その中に自分も入っていると確信が持てない。

結月の問いに「友達」とはなにか考え出だす4人。

考えながらクリスマスパーティーの準備や他の作業を進める。結月はドラマの主役を降りないという。同時に、3人に対して、「友達誓約書」を差し出し、これにサインを求める。

「こんなの意味ない」と否定する報瀬。「友達」の概念を理解しない結月に泣いて同情するキマリ。

夜。キマリ達が解凍した鶏肉などで、盛大な宴会が開かれた。

宴会の後にキマリが結月と2人だけで話す。出発するときに「絶交」を宣言してきた旧友、高橋めぐみの話をする。LINEの返事はほとんど来ないけど、それでもめぐみがどうしてるか想像できるという。「そんな感じ」と自分の友達感を伝える。

そこに突然報瀬と日向が合流。結月の誕生日のサプライズパーティー。感極まる結月。

翌日。キマリは結月とのLINEのやりとりでふと思いつく…

視聴コメント

  • ついに南極の大地が見えた!
  • 持ってきたお菓子食べたのに体重変わってないw
  • ヘリが怖い報瀬
  • ヘリで運ぶから合計100kgなのか
  • 甲板から仮装で見送るペンギン饅頭号の船員たち(尺の都合か仮装ネタはここだけ)
  • 夏なのであまり寒くない
  • 昭和基地の建物はゼネコンから行った夏隊が建設
  • JK隊は個室をもらえる
  • 「壺魔人がトイレから出てこない」w
  • 昭和基地の風景と南極トリビア
  • 基地のネットにつながりメールが届く(伏線)
  • マスクで顔が見えない
  • 「時計の針を一番進めるのは忙しさである」(三宅日向名言集その5)
  • (年度末にそれはシャレにならないからやめてw)
  • 友達とは何か。いつから友達なのか、どうすれば友達なのか
  • 難しいやね
  • 基地の暮らしでは食事とイベントが大切だという
  • 閉鎖空間で単調な生活というのは厳しいからね
  • 結月ちゃんからケーキもらうとかうらやましすぎる
  • ケーキに対してあえて遠くから結月ちゃんの歌を流してお礼する紳士
  • 結月から友達誓約書がw
  • 誓約書は重い…
  • ナチュラルフレンダーキマリは友情を理解できない結月が可哀想でマジ泣き
  • (思い付きで書いたけどナチュラルフレンダーってなんだよ)
  • 報瀬と日向の夫婦感w
  • 日向の誓約書の説明がリアルすぎてw
  • 「疑われる気がする」それな
  • 白夜か
  • キマリはそういえば面倒くさい「友達」抱えてたな
  • 「Our Friend Yuzuki」か
  • 「ね」
  • 「友達って多分、ひらがな一文字なんだ」
  • 「ね」「ね」「ね」
  • くそう、ひらがな一文字で泣かされたw
  • さすがに同時期に放送していた『スロウスタート』のOP曲が「ne! ne! ne!」になるとは予想できまい
  • プルルパチパチ

解説

不肖・宮嶋氏の南極本で印象的なのが観測隊の仮装。選ばれてここに来た名だたる南極観測隊の面々がしらせの船内や昭和基地でアホな仮装をやるという。不肖本に何枚も写真がある。

このアニメではペンギン饅頭号のヘリ甲板で見送る船員の仮装を一瞬だけ映す。2クールの尺が取れれば仮装だけで1本できただろうに惜しい。

まあ報瀬・日向でサンタクロース・トナカイやってたから仮装要素がそんなに少なくはないが。

昭和基地で、夏隊のみ参加ではあるが、JK隊は越冬隊用の個室を提供される。中は極地研の南極・北極科学館の展示そのまま。

昭和基地の生活が始まっていろいろと南極トリビアが明かされていく。

一方で、女子高生4人の一人一人の問題が南極の地で解決していく。

まずは末っ子の白石結月ちゃん。

自分も含めて4人がとっくに親友であるということが理解できず、帰った後また友達がいなくなるのではと不安に思う。それを口にして全員が友情とは何かを真剣に考える。

答えを思いつくのはキマリなんだけど、見守る報瀬と日向もいい感じ。ニコニコ動画では「夫婦」というコメントがw

でもまあ、確かに、この4人で友達が一番多そうなのはキマリだから(というかキマリはフレンドリーすぎてむしろそれが弱点と言えるレベル(友達の友達の気まずさが理解できないし友達の裏切りも想定できない))、報瀬の相談はキマリが中心に考えるだろうし、そうすると報瀬と日向は傍で見守る役になるか。

友達と言えばめぐっちゃんのことが、と考えながらキマリが「平仮名一文字!」とひらめく。

で3話を見直すとファミレスでキマリ、報瀬、日向が「ね」「ね」「ねー」と言っているという。

「ね」だけで意思伝達ができる。友達とは大太刀祢々切丸で討伐した荒魂「祢々」だった。

「ね」ネタが3つもかぶるとは2018年1月期のアニメはどうなってたんですかね。

とにかく、友情の明るい面の話はこれで一応完結(そしてダークサイドが…)。

話変わって。10話は南極に着いて早々にクリスマス会。

昭和基地では11月20日頃から1月20日頃までの約2か月間、一日中日が沈まない白夜だとのこと。結月ちゃんの誕生会もだいぶ夜のはずだけど外は明るい。

shirase100.org

地球に四季があるのはご存知の通り、地軸が公転面に直交していなくて、法線から23.4°の角度を持っているから。このため、極が太陽の側に傾いている半球は夏に、夜の側に傾いている半球は冬になる。

そして、北緯66.6°(90-23.4=66.6)より北と、南緯66.6°より南はそれぞれ北極圏・南極圏となって、夏や冬に一日中日が沈まない白夜や一日中日が出ない極夜になる時期がある。

昭和基地は南緯約69°にあり、南極圏にちょっとだけ入っている。

これを図にするとこんな感じ。

日本が冬至のとき南極は夏至で、図にあるように地球が自転してどの角度になっても太陽の当たる側にある。

図を作ったついでに、昭和基地で太陽が一番高くなる角度も測ってみた。地平線から44.4°なので、極地は太陽が低い、という先入観があったけど、案外太陽が高い。

館林市がある群馬県南部は北緯36°ぐらいだから、この図と同じようにして夏至の日の一番高い太陽の高さを計算すると77.4°、天頂から12.6°しかないからほとんど太陽がトップアタックする。もちろん南極の夏よりはるかに太陽が高い。

一方、冬で一番太陽が低い日は最大でも30.6°までしか上がらない。

昭和基地の夏の昼間の太陽は日本の冬の太陽よりは高くまで上がる。海に近いこともあり、夏は比較的温暖というのもこれで納得。去年12月の昭和基地の気温が気象庁で確認できるけど、最高気温がプラスの日が多く、平均気温もプラスの日がある。

https://www.data.jma.go.jp/antarctic/ant201812.html

夏に昼近くの太陽の高さが40°を超えて日本の冬とあまり変わらず、周囲が雪で反射が多いとなれば、相当まぶしいというのも推測できる。しかも日が沈まない! 確かに日焼けには要注意。

空気が乾燥しているのは、外の冷えた空気を温めているせい。

例えば気温0°だと飽和水蒸気量が4.85g/m3。気温20°では17.2g/m3なので、気温0°・湿度100%の空気を温めたとしても、湿度は4.85/17.2=0.28(28%)になるから、かなり乾燥した空気になることが電卓をたたいても分かる。もっと湿度が低かったり温度そのものも低かったりする空気を温めることになるから屋内は確かに乾燥するだろう。

屋内は人がいたり何かと水があったりするからそれなりの湿度にはなるのだろうけど、日本でも冬の屋内は乾燥しがちなので、南極がそれより条件がいいことはない。

ハイスピードよりもい

ハイスピード #よりもい 10話。昭和基地でファンを見つけた結月ちゃん。ブログにぱぱっと描いた絵を載せようとやってみましたが模写しかできませんでした。残りあと3話(最終回でやめるとは言ってない)。sketch.pixiv.net

10話の主役結月ちゃん。

関連リンク

理科年表 2019

理科年表 2019

宇宙よりも遠い場所 STAGE09

宇宙よりも遠い場所』STAGE09「南極恋物語(ブリザード編)」

ストーリー

流氷の間を進むペンギン饅頭号。4人は藤堂吟隊長が花を持って甲板を歩くのに気づく。報瀬がそれを目で追っていると、「好きなんです!」と財前から唐突に告白される。

財前が藤堂吟隊長を好きになったので相談に乗ってほしいと。改めて鮫島料理長と相談に来て、報瀬が隊長と知り合いだから仲を取り持って欲しいという。

報瀬は、ただの知り合いという以上では特にないという。では次に隊長に話を聞こう、となるが、報瀬はそれに激しく抵抗する。

一方、吟はかなえに報瀬の話をする。2人は古くから知っているが、あまり話をする間柄ではなかったという。お互い距離があり、今更話すこともないという吟に、かなえは、母のことをきちんと話するよう勧める。

吟は、貴子が行方不明になった時も隊長だった。雪上車がブリザードに襲われているとき、彼女が消息を絶った。貴子の救出を諦め、犠牲者を出す形で前回の観測を終えたのは、吟の判断だった。

一方、報瀬抜きで動画取材した結果、吟隊長にとって財前は「雲みたいな人」という答えだった。

迎船長も吟と報瀬がきちんと話しをするべきだと言う。吟は、報瀬が自分を恨んでいると考えている。

そして、吟と報瀬が話をする機会が来た。吟は自分を憎んでいるのかと訊く。

「憎んでません」と答える報瀬。吟に落ち度がないならそれでいいじゃないかとも。

それが本心かと聞く吟。それに対し、どう感じるのが正しいのか、そこからがまず分からないと報瀬。普通に南極観測に出かけた母が、帰ってこなかった。学校に通う日常で、母だけが消えた。死んだはずと言われても、それをどう感じたらいいかさえ分からない。そんな宙ぶらりんな毎日がただ続いていたと涙声で語る。それを変ええたくて、「宇宙よりも遠い」南極に行くんだと。

そのとき、大きい音と揺れが。船がついに凍った海にぶつかった。「砕氷」が始まる。

一方、財前の恋の行方は…

視聴コメント

  • 船上長縄跳び大会とか小学校の長縄跳びよりシビアなスポーツが世界にはあるんだな
  • 「死ねばいいのに」www
  • 幼女報瀬(もどして)
  • 吟隊長は子供はいない(未婚とは言ってない)
  • 貴子の殉職を伝えに来たのが吟隊長なんだよな
  • 「雲みたいな人」で「上層雲と中層雲と下層雲と違うし」とふたたび松岡氏のマジレスw
  • 今回回想シーン長め
  • 幼少期からの知り合いでよく家に来ていた母の友達が、母の行方不明を伝えてきた当人というのはつらい
  • 報瀬のモヤモヤした状態が、船が氷にぶちあたった場面と重なるのだな
  • そして何度も前進後退を繰り返して氷を砕く報瀬
  • 「「「行け!」」」
  • 砕ける氷
  • なかなかの爽快感
  • 貴子は夜に雪上車から遭難
  • 「きれいだよ、とても」と無線をよこす
  • 多分それが最後の交信
  • 南氷洋まで来て、藤堂吟隊長の目に涙が
  • 財前、鮫島に恋するw
  • 氷の上に降りてもいいという。「半径5mまで」
  • しかし、彼女たちにとってそれが初めての南極
  • で、出てくる言葉が
  • 「ざ ま あ み ろ ! ! !」
  • マジ言いやがったwww
  • 後ろ姿は泣いてるみたいだったのにまったくw
  • それも船全員かよ!

解説

陸地はもう少し先だけど、ついに南極に到達した。

半径5mとはいえ、タラップから氷の上に降りられる。多分、5mより先は氷が一体となってるか分からず、下手すると漂流する事態になるんだろう。

その第一声が「ざまあみろ」かよwww

この爽快感はたまらない。

小淵沢貴子が3年前に行方不明になり、突然日常にぽっかりと母の分の穴が空いた報瀬。母の死を実感できず、モヤモヤした日常が続くという。家族の死を、死の実感がない状態の家族の不在というところにフォーカスしたのはさすがだと思う。

並行して、吟も貴子の捜索を諦め、しかも最後の交信を聞き、犠牲者を出す形で隊の帰還を決断しなければならなかった。日本に帰ったら貴子の家族にもその事実を伝えなければならない。大人組のつらい事情もしっかりと描いている。

報瀬はモヤモヤしていて吟に会いずらい。吟は、自分が貴子を死なせたのだから恨みを買っているはずで、報瀬に会いずらい。

それでも報瀬は自分の隊に加わって南極を目指している。

会いずらいなら会わないでいい、という行動をこの旅は許さない。

2人の気まずさと心のモヤモヤを、氷の海にぶちあたる船で見える形にして表現しているところもさすが。

そして、砕氷船ならではのラミングで氷を砕く。報瀬と吟のモヤモヤした気持ちと一緒に砕く。満載排水量22,000tの重さで砕く!

見ていて一緒に「行っけぇぇぇぇ!」と心で叫んだ。

ペンギン饅頭号(元しらせ5003)の船内がメインの回はここまで。

砕氷艦しらせ(5003)はリアルでは海上自衛隊が南極観測任務のために保有する艦艇。ユニバーサル造船舞鶴事業所で建造。2008年4月16日進水。2009年5月20日就役。

基準排水量12,650t、満載排水量22,000tは、同じ年に就役したDDHひゅうがに対し基準排水量はやや小さく、満載排水量はこれを超える、当時海上自衛隊最大級の船。

南氷洋のその先の昭和基地に到達するため、ラミングにより氷を砕く砕氷艦

砕氷艦なので、船体がそれに適した形になっていて、さらにフィンスタビライザーをもたないため、外洋ではよく揺れるとのこと。それが8話のあの展開になる。

推進機関はディーゼルエレクトリックで、ディーゼルエンジンで発電し、その電力を使ってモーターによりプロペラを回す。エンジンとプロペラの間に複雑な歯車は不要になり、モーターは逆回転も容易に可能なので前進後進も簡単に切り替え可能。

ディーゼルエレクトリック推進はしらせ5002で実績を積み、5003からは統合電気推進となり、動力用のディーゼルエンジンが艦内の他の用途の電力も担う。

電気推進はしらせ5002が直流モーターだったのに対し、5003は交流モーターで、インバーターにより回転数に応じた交流電流を生成する。要するに電車やハイブリッド車と同様の高効率の推進システム。

検索したらこんなPDFを見つけた。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jime/45/2/45_206/_pdf/-char/ja

しらせ5003は現代の船らしく、環境にも配慮し、昔の船ならそのまま海に捨てていたであろう廃棄物も船内で処理するようになってる。汚水は海に流す前に浄化し、固形物は船に保管して持ち帰る。

『Febri』誌の記事によると、南極に着くまではくすんだ色合いにし、南極では強い日差しを意識した鮮やかな色合いにしたという。そう思って見ると確かにこれ以降色合いがすっきりしてる。

人物の光の当たる側が白い縁取りになっているのも、南極の強い日差しをイメージしたという。

9話は南極に到達する直前。長い旅のゴールを前に、問題を解決するための障害を取り除く話。

まずは報瀬と吟の間の壁を、氷を砕くシーンに重ねて粉砕。

そして報瀬がやりたかった「ざまあみろ!」を全員で。女子高生4人と、民間観測隊の大人組の気持ちが完全に同調する。

そして次回からはいよいよ南極大陸に到達。

この辺から年度末で忙しくなってきたので、遅めに帰ってきて毎回生で見ていた。BS11では火曜日の23:30~の放送のため。その後でニコニコ動画でもう一度見て、録画は見直さなかった。なので、ストーリーのところをノートPCに打ち込みながら見たのが録画の初視聴になった。

で、時間を置いて改めてみたら、南極に行くことで女子高生4人の色々なことが解決してゆくという展開だった。まさに、目的地を目指す旅の物語。

欲を言えば、全13回ではなく、もっと話数を確保できていればよかった。それでも、オリジナルアニメとしては取材などの準備も予算もたっぷりで、非常に恵まれた作品だと思う。それはいしづかあつこ監督や花田十輝氏らが提示する作品の企画が魅力的だったからだろう。そういう制作のためのリソースを確保するところもアニメスタッフの力量のうち。

なお、(ブリザード編)以外の恋物語はない。この作品での恋愛要素の位置づけが分かりますねw

ハイスピードよりもい

ハイスピード #よりもい 9話は迎千秋船長。アニメで美少女になるおっさんは多いがアニメでおっさんになる女性はさほど多くない。sketch.pixiv.net

9話は砕氷船が氷を砕く話なので船長。宇宙飛行士の向井千秋さんと名前の読みが同じというw 男女両方に使える名前とはいえそのままの名前でおっさんキャラになるとは。

宇宙よりも遠い場所 STAGE08

宇宙よりも遠い場所』STAGE08「吠えて、狂って、絶叫して」

ストーリー

キマリ達を乗せてペンギン饅頭号はフリーマントルを出港した。もう引き返せない。

4人は船内の動画取材や調理場の手伝いなどをしながら、船の生活に慣れていく。鮫島料理長からは「早く船に乗れるといいね」と意味不明のことを言われる。

不思議に思いつつ、運動、入浴、食事とたわむれつつ生活を続ける。

しかし、異常な眠気に襲われる結月がやがて吐き気を催し、全員が船酔いで寝込んでしまう。出すものがなくても吐き気だけは続く。無理にでも食べた方がいいというかなえからのアドバイスで食事を取るにはとるがリバースの連続。

南極を目指す船は揺れが大きくなる一方。停泊してもかなりの揺れ。そして、「吠える40度、狂える50度、叫ぶ60度」とさらなる荒れ狂う海へとつき進む。

大きく傾いて揺れる船の中。船酔いで寝ることもできず、外は荒れ狂う海の音。ひどい絶望感。しかし、自分が選んでここにいるのだと気づくキマリ。そして吐くことに慣れてきたことに気づく4人。それは4人が船に「乗れる」ようになってきたきざしだった…

視聴コメント

  • 温かい地面を惜しむ四人
  • 十字になって寝転がり、「南極でまたやろうね」
  • サブタイトルからすでにゲロインw
  • 隊員にインタビューという形で南極観測についての説明
  • ジャガイモをオピネルのナイフで剥く
  • (船内ポスターのステーキを切る用の「アーミーナイフ」がこれと思われるのでオピネル確定。折りたためるからシース不要で船に積むには便利なはず)
  • 船内の運動とか大変だな
  • 体が基本か
  • 2話の超速ランナーも伏線だったんだな
  • しらせ5003はひゅうがと並ぶ1万トン超えの自衛隊最大の艦艇だったから一周回るとけっこうな運動になるはず(今はもっと大きいいずも級があるけど)
  • 「死なせますヨン♡」
  • 貴重な入浴シーン
  • 海水風呂
  • 髪の毛キシキシ(はいふりで見た)
  • キマリの前髪の秘密がw
  • シャワーは一応淡水である
  • キマリと報瀬のメシの量w
  • 眠気からの吐き気(第一号は結月ちゃんだったか)
  • Bパートパイプからとかw
  • 船酔いで双眼鏡覗くとかw
  • 南極までの間に海が荒れるのはそんな理由だったのか
  • 場面が突然暗くなって揺れが激しくなる演出すごい。
  • キマリの自分で決めてここにいる発言から流れが変わる
  • まだ船酔いはあるけど、吐き気に慣れるという開き直った態度は船酔いを克服しつつあるきざしだった。
  • 4人で申し合わせてデッキに出る。
  • 波をかぶって軽く死ぬどころかきわめて死にそうな状況
  • まあわざとやってるわけだが
  • アニメの無謀ゼッタイ許さないマンがSNSで大暴れw
  • 無茶を承知でやってるし手すりをがっちり掴んで流されないようにしてたんですがね
  • 挿入歌とともに南氷洋の氷山が…

解説

フリーマントルからペンギン饅頭号が出航。

ここで三宅日向名言集その1。

引き返せるうちは旅ではない。引き返せなくなったときに、初めてそれは旅になるのだ。

これによれば8話からが本当の旅。

外洋に出たらヘリコプターでも陸まで戻れなくなるから、もはや4人ぐらいでは死んでも引き返せない。

OPEDで「フラテルニテ」と不穏なワードが出る仰向け4人十字はフリーマントルのこのシーンが実際にやったシーンその1。

放射状に寝転がって仰向けになるポーズは『ハナヤマタ』でもやってた。あっちは5人(年末年始にニコニコ動画でポイント使って一気見した)。

南極に行く航路で船がやたら揺れることは、前回紹介した『不肖・宮嶋 南極観測隊ニ同行ス』にも出ている。船酔いを覚悟していたら全く酔わない。不肖氏は海自のカンボジアまでの無寄港航海に同行取材したときに慣れてしまって、しらせ5002の揺れは全然平気だったとか。カンボジア無寄港航海は『ああ、堂々の自衛隊』参照(電子書籍あり)。

なぜ南極までの海が荒れるのかはこのアニメで初めて分かった。南極大陸がおおむね南極圏(地軸から23.4°の範囲、南緯66.6°)の内側にあり、その周りを海が一周しているのが理由。

地球は赤道付近が暑く、赤道から南北に離れると寒い。赤道付近で温められた空気は膨張して軽くなり上昇する。そして北や南に運ばれ、冷やされて下降する。

地球は地上で見ると東に向かって自転していて、赤道付近は一番スピードがある。地球の周長約4万kmを24時間で一周するから、その速さ時速約1670km/h。赤道付近から南北に向かう上昇気流はこれだけの速さを持っている。

赤道から離れた空気は、より周長が短くなる北極側、南極側に移動すると、地上の速度が赤道ほど速くないから、慣性で東に移動する。これがいつも西から東に吹いてる偏西風の理由。

逆に極地の方で冷やされた空気は、速度ほぼゼロから速度1670km/hの赤道まで移動する間に、地面に置いて行かれるので、西向きの東風になるのだけど、地表に近いので摩擦で勢いを殺されてあんまり強く吹かない。

上空は邪魔するものがないので、ジェット気流とかすごい風になってる。

海の波は風が起こしている。風と海面の間の摩擦力が海に波を生じさせる。だから、風が強いときには波も強い。

とはいえ、波を起こす風は海面近くの風なので、陸地、中でも高い山があるとさえぎられて弱くなる。しかし、南極の周りは一回りぐるっと海で、一番狭いところも南米南端-南極半島北端で約1000kmもあるから、風の勢いが衰えず、その結果波も強くなる。

南極行くのに船がやたら揺れる理由は、地球が球体で自転しているという簡単な物理で説明できるので面白い。

船酔いしないためには、自分が船に揺すられているのではなく、自分が船を揺すっているつもりになれ、と言われることがある。車の運転手は車酔いしないことを考えるとなるほどと思う。

8話ではキマリが、「自分で選んでここにいるんだ」と気づくことが船酔いを克服するきっかけになる。

自分が受動的に流され、揺すられているのではなく、選んで今この道を進んでいる、と気持ちを切り替えることが大事なんだと思う。この切り替えができることが、鮫島料理長の言う「船に乗れる」ということなのだろう。

まあ本当のところは三半規管が慣れて体が船乗りになっただけだとは思うけど。

生理的な現象はともかく、物語としては、ここで4人が南極への旅をハックしたと、さらに言えば人生さえハックしたという、大きい成長を描いているのだと思う。

まあ、「ハック(hack)」という単語で表していいのかは本当はよく分からないけど。8話は4人が旅や人生を自分のものにした。荒波を多少被っても平気だ。船の揺れぐらいなんでもない、と気持ちが切り替わる瞬間を描いた話だと認識している。

ハイスピードよりもい

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8話はいろいろ考えたけど提供絵の結月ちゃんが可愛くてこれに。録画を一時停止してひたすら模写(トレスではない)。

関連リンク

宇宙よりも遠い場所 3 [Blu-ray]

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  • 発売日: 2018/05/25
  • メディア: Blu-ray