Great Spangled Weblog

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宇宙よりも遠い場所 STAGE07

宇宙よりも遠い場所』STAGE07「宇宙を見る船」

ストーリー

日向のパスポートが見つかり、予定通りフリーマントルにやってきた4人。かなえ副隊長と再会。七神屋ペンギン饅頭号(元しらせ5003)の船内を案内される。

続いてビデオで船内レポート撮影。船の大きさを実感しつつ、船長や隊長とも会う。

買い物を頼まれて市場へ行く4人。買い物のタイミングがおかしいこと、買うものが少ないことなどが分かり、民間観測隊の予算や意義に疑問を覚える。

「南極に本当に行けるのか?」疑問をかなえ副隊長にぶつける4人。人も物も少ないのは事実。でも、行かないという選択はないという。

南極に行く目的は「空を見に行く」という。民間観測隊の本当の目的は何か知りたがる4人。夜に覆面をして情報収集に出かける。

隊員がフリーマントルで飲んで喋っているのを見つけこっそり盗み聞き。隊員のグダグダが見られただけで特に情報なし。

しかし、4人は「貴子が使っていた」という船室で、ベッドの裏に蓄光塗料で描かれた星を見つける。そして、藤堂吟隊長から最大の目的、南極の天文台建設計画を知らされる。

その計画は貴子の犠牲を招き、観測隊派遣はより困難になっていた。それでも、隊員の多くが計画を遂行したい、南極に行きたいと願っているという。

出港を翌日に控えた夜、ペンギン饅頭号の船上で盛大な宴会が開かれた。ここで4人はそれぞれ南極に行く想いを語る…

視聴コメント

  • 昭和基地が民間に移譲されるとかすごい設定
  • 3年前の回想だった
  • かなえさん同じことやってるよ(しかし貴子はいない)
  • OPが「熱いメガネ煽り」と呼ばれるようになるw
  • Aパートはビデオ録画から。キョドる報瀬。
  • しらせ(5003)はマジ大きい
  • 高いところは「普通に死にます」なのかw
  • ブリッジでの不穏な会話に気づく結月ちゃん
  • 船長が「迎千秋」という読みが宇宙飛行士そのまま
  • アニメに美少女になるおっさんは多いがおっさんになる女性というのは珍しい
  • (『恋姫†無双』で貂蝉という例がある。おっさんというには若いか)
  • ヘリが1機のみというのがギリギリ感を示している
  • ふつうは冗長性を考え2機搭載
  • アスミス出演。人妻なのをいいことにとんだ不幸キャラw
  • 「お持ち帰りします?」「しねーよ!」(松岡の熱いマジレスw)
  • 仲間内で面倒というよりこの人が面倒そうw
  • 「ニンゲン」ネタをここでぶっこむのか
  • 例の東屋で能登さんと茅野さん
  • 貴子母ちゃん報瀬そっくりw
  • 3年の変化がひどいな。髪が薄い、離婚、無職w
  • 結月ちゃんの年下アピールがあざとかわいい
  • 背は小さいけど、心も胸も大きい日向ちゃん
  • 報瀬はコミュ障傾向のくせにブチ切れるといいこと言うんだよなw
  • 今回はちょっとうるっとさせる程度で、フリーマントル出航への期待が膨らむ
  • EDで太陽が北の空を回る南半球演出に今頃気がついた

解説

フリーマントルでいよいよ七神屋饅頭号(元「しらせ」5003)に乗る。出航-南極への引き返せない旅までもう少し。

フリーマントル」という地名に興奮するのは不肖・宮嶋カメラマンだけでいいですw

この不肖シリーズの南極本『不肖・宮嶋南極観測隊ニ同行ス』は面白いんだけど、写真は間違いなくカメラマンの仕事であるが、レポートが話を盛りすぎかつ登場人物の意向をガン無視して書かれていて、南極関係者からきわめて不評という困った本。

序盤からフリーマントル略して「フリマン」とかどうリアクションしろとw

雪上車で同行した中国人隊員は工作員ではないかという妄想をふくらませ、雪上車のトラブルに乗じて作戦を遂行したらこんなだろうかという場面が書かれている。作中明らかにネタと分かる書き方ではあるが、「そういう目で自分を見ていたのか」と当人にしたら不愉快に思うだろう。実際かなり不評をかったことは後書きで宮嶋茂樹氏本人が書いていて一応ゴメンナサイとは言っている。なお、本文記事は勝谷誠彦氏が担当。

こういう本なので、アニメ制作側が言及することはコンプライアンス上ないのではと思うけど、作品を見るとどうも本書も参照してるのではという気がしてならない。

地平線の上を一周する極地の夏の太陽。空中に投げたお湯が一瞬で凍り煙になる現象。雪上車での長旅。船上での仮装。どれもこの本にもある(もちろん他の本にもあるだろう)。

この本で笑うのが、シャンプーの臭いを書いて興奮するというエピソード。1話で報瀬のリンスの臭いが鍵になる展開で(おや?)と思ってしまう。

また、南極越冬隊を勤めると既婚者は夫婦の絆がより強まるが、未婚カップルは別かれる確率が高いという。これもアスミスのキャラを見て(おや?)と思ってしまう。

もちろんこの本を読まなくてもアニメを楽しむのに全く問題はない。

読んでも人生の時間を無駄にしたとは思わないで済むのではと私は考えているが、「訴えてやる」と怒り心頭な人もいるのでお薦めまではしない。

予算、人員、物資、すべてが不足気味の民間南極観測隊。それでもヘリコプターは今の南極観測隊が使っているのと同じアグスタウエストランドのEH-101。

機体は新しめだけど、機数は1機のみ。国の観測隊は南極仕様のCH-101を2機に小型のヘリコプター1機も追加で搭載するという。

事故の可能性は高くないにしても、故障や悪天候など様々な要因で飛べなくなる事態が起こり得るから、冗長性を考えて最低2機は持って行きたいところ。

海上自衛隊ではCH-101は3機調達しているので、そもそも船に乗せる2機に対しても予備を確保している。

EH-101、AW101、MCH-101、CH-101。呼び名は複数あれど、アグスタウエストランドが開発した3発の大型ヘリコプター、なぜか縁がなくまだ1機も見たことがない。

その前に使われていたS-61A-1は、2008年の退役記念イベントに館山まで行ってきた。名機シーキングはこれを最後に日本では全て現役引退。

かつては固定翼機のピラタス・ポーターを持って行ったりもした。群馬県東部の人がまばらな地域で試験飛行しているのを見たことがある(双眼鏡で赤いポーターであることは確認してるので、間違いなく南極観測隊の機体だと思う)。

日向ちゃんがふざけて言及してる「南極ニンゲン」というのは、ネットでひところ話題になったUMAのことかと。

南極のニンゲン - Wikipedia

wikipediaには想像図が出てるけど、その割に記述はまちまちで、いまいちイメージが確定されていない。

ハイスピードよりもい

sketch.pixiv.net

7話は報瀬さん。ここから観測隊員と同じオレンジと白のジャンパーをいつも着るんだなあと感慨深い。

関連リンク

宇宙よりも遠い場所 3 [Blu-ray]

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宇宙よりも遠い場所 STAGE06

宇宙よりも遠い場所』STAGE06「ようこそドリアンショーへ」

ストーリー

エアバスA380フリーマントルまでの経由地、シンガポールに到着する4人。海外に来て物珍しさに興奮するキマリ達。仕事で来たことがある結月だけは冷静。しかし、ホテルの部屋割りがキマリと同室になってしまい深い失望を覚える。

貴重品をしまうとき何かに気づく日向。とりあえずごまかす。ホテルに荷物を置いたらシンガポール観光。

マーライオン。「思っていたよりがっかりしないな」。夕食もたらふく食べる。

ドリアンアイスで一息ついたとき、日向が結月にパスポートのことを聞く。

またひとまず置いて、高層ホテルのプールと夜景。

荷物を気にしている日向、「何か隠してますよね」と結月に問い詰められる。

日向はパスポートをなくしていた。ホテルで荷物を全部調べても出てこない。急遽作戦会議。結月がノートPCで確認すると、大使館で最短半日での再発行が可能。ただし、土日は休みとのこと。飛行機を次の便に切り替えれば再発行できて、船にも間に合う。それで行こうとすると、報瀬が弱気の発言。逆に日向が気楽な態度を示す。「あと一日」あれば見つかるだろう。

報瀬とホテルの部屋に戻った日向。やっぱり3人だけ予定通り明日の便で行け、自分だけ後から追いかけるという。いや、4人で一緒行くと譲らない報瀬。迷惑をかけたくない。気を使われるのも嫌だと断る日向。ふと昔のことを思い出す。その場はわかったふりをする報瀬。穏やかに床につく2人。

翌朝。うっかり寝過ごしてしまった日向。3人はもうホテルにいない…

視聴コメント

  • 飛行機あるある
  • シンガポールロケ作品は『プラスティック・メモリーズ』以来久々に見る
  • 「前来たときも軽く死にそうになりましたし」
  • 館林の暑さはシンガポール並ですかそうですか
  • プラメモで見た観覧車が
  • (観覧車ということ以外はかなり違います)
  • プラメモの遊園地で見たラッパ型オブジェのオリジナルが
  • 「なんですか? これ」
  • 花田先生ぶっこんできてるなw
  • サイズ間違えた料理w
  • ドリアンてそんなに臭うんですかね
  • リバースw
  • ゲロインも伏線とは
  • 日向ちゃんのダサTが一周回ってむしろいい
  • 芸能界で鍛えた結月さんの勘の鋭さw
  • Bパートでパスポート探すわけだけど完全に忘れてる報瀬さんwww
  • 入浴シーンカットですか
  • 報瀬の気遣いにむしろうろたえている日向
  • 過去のトラウマが友情にブレーキをかけてる感じ
  • 「記にしなくていい、全部私の問題だから」
  • 「私にも問題ある」
  • ありますねw
  • 便を変更できるチケットだったんだな
  • 「チェンジ、レイトツーデイズ、エア!」
  • 100万円バーン!
  • 無茶苦茶な英語、それより日本円w
  • よく日本円でチケット買えたなw
  • なぜそのポシェットを今の今まで開けなかったんですかねw
  • ドリアンショーで〆るw
  • キャンセルはいいけどよく日本円戻ってきたなw

解説

6話で4人は日本を旅立ち、ペンギン饅頭号の寄港先フリーマントルに向かう。

といっても直行便はないらしく、シンガポールで1日乗換え待ち。

飛行機はシンガポール航空エアバスA380

シンガポール航空 エアバスA380 ビジネスクラス搭乗記 SQ619 関西-シンガポール | デジコンシェル

エアバスが開発した世界最大の旅客機、A380を最初に受領したのがシンガポール航空。学生だからLCCじゃないのかとかそういうツッコミは野暮で、ここはどーんとA380を出すべきだと自分も思う。

シンガポール航空の写真はないのでルフトハンザ航空のA380の写真など。

シンガポールが舞台なので当然のごとくシンガポールでロケハンしてる。

アニメでシンガポールロケというと『プラスティック・メモリーズ』を思い出すわけですが。あの作品は未来の日本のイメージとしてシンガポールの風景を使っている。かつて『作成ソラリス』というソビエトの映画が日本の首都高の風景をそのまま、未来都市のイメージとして使っていたけど、今は日本以外の国の方が未来都市というイメージが強い。

そんなシンガポールの観光スポットを次々映していくけど、日向ちゃんは不安でいまいち楽しめない様子。

パスポート紛失という海外旅行あるあるネタ。またベタなネタで来たなーと思ったのだが。

ノートPCでネットに接続して速攻で再発行について調べるとかさすが現代のアニメ。

一方で、普段しっかりしてるだけに、パスポート紛失という不手際もなんとか取り繕うとして、むしろ報瀬の不評を買う日向ちゃん。気を使われるのが嫌い、というのは、「しっかりしている」というより、「他人を信用できない」というのが現れてる。

他人が信用できないから、解決策も「自分がなんとかする」しかない。仲間を頼る、という選択肢がこのときの日向にはない。

ただ、明日1日あればなんとかなるという楽観的な態度は、半分以上強がりだったとしても、今回のトラブルの解決にものすごくプラスに働いたと思う。

なにより、報瀬に考え、行動する時間をくれた。

で、空港で100万円バーン!

「気にするなと言われて気にしないバカにはなりたくない!」

「4人で行くの、この4人で、それが最優先だから!」

報瀬さんのシャウトが胸を打ちますね。

それでパスポート再発行後の日程で4人分のチケットを確保していったん解決(元のチケットの変更ではなく新規に買ったようだ)。

というか、100万円。金銭的には航空券を買うのに使って解決なわけなんだけど。

隊員を買収するとかいうくだらない作戦のために貯めた100万円が、日向ちゃんに友達は信じてもいいということを教えて、4人の友情を固いものにした。100万円という現金で、報瀬はどんなに大金を出しても容易に買えないものを手に入れたことになる。

日本人にとって「お金」は経済的な価値の他に、神秘的な意味合いがあると聞くけど(お賽銭とか)、このアニメはそんな、現金の価値の2面性をよく描いていると思う。

で、6話もまたまた泣かせてくれるわけですが…

ドリアンショーwww

写真は茨木県自然博物館の特別展、「くだもの展」に設置されているドリアンの臭い体験コーナー。1月27日まで開催。

ミュージアムパーク 茨城県自然博物館

第73回 くだもの展-ギュッと濃縮!果物の魅力-

外まで臭いが漂ってきていて、実際なかなかインパクトのあるものだった。

なんというか、青臭いのが濃縮された感じ。ただ、言うほどひどい臭いじゃなかったのは鼻がやや詰まってたせいか、または展示のためにある程度手加減されていたのだろうか。


ハイスピードよりもい

ハイスピード #よりもい 6話。シンガポールもダサTで闊歩する日向ちゃん。このシーンは鎖骨で選んでしまいました。sketch.pixiv.net

6話は日向ちゃん。鎖骨でこのカットを選んで模写。

宇宙よりも遠い場所 STAGE05

宇宙よりも遠い場所』STAGE05「Dear my friend

ストーリー

学校の集会で、報瀬とキマリが南極に行くことが公表される。壇上に上がり「行ってきます」とそれぞれ抱負を述べる2人。こっそり拳を合わせる。

複雑な表情のめぐみ。回想。幼稚園時代のキマリに「明日、遊んでもいいよ」。

荷物をまとめるついでに部屋の片付けを始めるキマリ。ベッドの下から古いゲーム機が出てきた。高橋めぐみから借りて、返すのを忘れていたものだ。

めぐみの家にゲーム機を返しに行くキマリ。「私が唯一、めぐっちゃんに勝てたゲームだもん」。そう言って気楽に話しながらゲームをする。めぐみは面白くなさそうな表情。

クラスの壮行会の後、めぐみの家の近くのお寺へ。そこでめぐみは、キマリ達がまわりから悪く言われていると伝える。するとちょうど、報瀬と日向がやってきた。

そっと帰ろうとするめぐみをとどめて、4人で話をするキマリ。めぐみの話に憤慨する報瀬。それをたしなめる日向。

「人には悪意があるんだ。悪意に悪意で向かうな、胸を張れ!」

それでもムシャクシャしたままの報瀬、キマリの提案でカラオケに向かい、まさにご乱心。札幌の自宅でLINEに送られてきた写真を見ながら、「一緒じゃなくてよかった」とほっとする結月。

そして、キマリ達が南極に向け出発する朝が来た…

視聴コメント

  • 幼稚園時代からキマリにマウント取ってたんだなw
  • 七神屋ペンギン饅頭号
  • 晴海埠頭でロケ
  • 報瀬のキョドリっぷり
  • 「アメンボ赤いな愛ゆえに」w
  • 敵認定してる相手がいると強いw
  • 荷物は体重と合わせて100kg
  • ナチュラルにサバ読む女子w
  • 段ボール箱は極地研でそっくりのが目撃されてるのでリアルであの柄らしい
  • 妹からダメ出しされる荷物にピーラーが
  • 妹ちゃんツインテだから事実上の四葉こころ
  • 「おう、なんだ」
  • めぐっちゃんの口調が妙に冷たいのがなんとも
  • ゲームで負けら無期限でハードごと貸すとか
  • 闇が深い
  • 報瀬を「南極」呼びとかあからさまにけなしてゆくスタイル
  • 「無理するなよ、失敗したらそれだけ後悔がが大きいから」
  • 失敗しろと言ってるようなものだ
  • 闇が深い
  • 自分より下の人間を見つけて自尊心を保つとかあるあるすぎてつらい
  • その格下の人間が自分を追い越してゆく時、素直に喜べるか、足を引っ張るか
  • 郵便番号374(館林市です)
  • (作中「館林」というセリフはなく、他に館林の地名は電車の行き先に表示される程度)
  • クラスで壮行会
  • 「馬鹿にしてるやつもいるぞ」「調子に乗ってると思ってるやつ」
  • 自己紹介が多すぎて
  • 「人には悪意があるんだ。悪意に悪意で向かうな、胸を張れ!」(三宅日向名言集その4)
  • SNSなどで悪意を目にしやすい時代にぴったりの禿げ上がるほど素晴らしい名言
  • サムゲタンとか艦これとか悪意にさらされ続けてましたからね
  • 帰りたいのにキマリのせいで付き合わされるめぐみw
  • カラオケ「まねきねこ
  • めぐみと帰る道はロケハンの成果をばっちり使う
  • 自分に親切にしてくれためぐみに無邪気にお礼を言うキマリ
  • キマリ家では宴会が
  • たまごパーティー
  • そういえばここたま姉妹(リボンとこころ)
  • アニメガタリズだと姉と妹の関係がそのまま
  • 早朝自分で身支度して出かけるとか成長が半端ない
  • 報瀬の祖母は言われてみれば確かに、娘が死んだ南極に孫が行くのはそうとうきついだろうな
  • 日向ちゃんは羽生市内を学生とは逆に駅方面へ(ロケ地特定班有能)

解説

なんと5話でもう館林から旅立つ話。1クールで南極行き確定。

まずは学校で、全校生徒の前で行ってきますと挨拶。それからクラスも壮行会。「南極」呼ばわりでバカにしてた生徒もすっかり2人のことを見直してる様子。

このままクラスのみんなに送られて、離れても忘れないよ、とさっそうと旅立つのかと思ったら…

前回からめぐっちゃんの口調がやけに冷たくてどういうことだろうと思ったら予想以上に闇が深かった。

ドジで子供っぽくて「格下」とみなして大丈夫なキマリに対し、何かと優れているところを見つけては自分のプライドを守る。それ自体は悪いわけではない。「格下」ちゃんの助けになる限りは。そして、自分がそこに落ち着いてないで、成長を続けようとしている限りは。

ここまでくると、1話でキマリの「学校さぼったことがない」に対して「私はあるよ」と言ったのは本当のことではなくて、ただキマリに負けたくないために口から出たデマカセなのではという気がしてくる。

そのキマリが報瀬と友達になり、いつの間にかアイドルと4人グループで南極に行くという話になって、自分をどんどん追い越していこうとしている。

このとき、友達の成長を素直に喜べるか、それとも足を引っ張るか。

めぐっちゃんは後者を選んでしまったのだな。

後者に陥ってしまった報いが茂林寺で早々に来るのが笑う。報瀬と日向が来た時にそっと帰ろうとしてキマリに待ってと言われるとかとんだ地獄だw

ただまあ、カラオケの「ご乱心」に付き合わされたのはめぐっちゃんとしてはいい経験になったかもしれない。キマリと南極に行くという美少女とバイト戦士の素をじっくり観察できただろう。

カラオケの帰りに夜道をキマリと歩きながら、たぶんいろんなことを考えていたんだと思う。

ちょうど歩いている道もその気持ちを表すように、夜で暗く、曲がった緩い上り坂になっていたりする。

途中で小さい水路を渡り(あの場所に実際にある水路で、「清流」の地名の元の川。そしてたぶん、キマリの家の前の川のモデル)、交差点を曲がって、キマリの家までくる。

途中に映る井戸も何かの意味があるかもしれない。現地もキマリ家の近くの民家の裏に井戸のポンプが見えるし(館林市の井戸水は豊富で質もよく、駅前通り脇の清龍神社などで触れることができる)。

で、キマリを素直に送り出せない自分はダメだ、ということに、めぐっちゃんはギリギリで気がついた。

本当にキマリと縁を切りたかったら、出発の朝にわざわざ話しになんか来ないで、通信を全部無視していればいい。数か月そのままなら帰ってきても「ただいま」「おかえり」以上の会話はないだろうし、もしかしたら3年からクラスも別々になるかもしれない。

なので、冬の朝に立つめぐっちゃんはラスボスだけど、真のラスボスはめぐっちゃんの中にいる友情の暗黒面。キマリと釣り合わないダメな自分を、キマリにその通りだと言ってもらえれば相当楽になったのではと思う。

しかしそこはキマリですからね。

あれだけ言われてもめぐみを切り捨てない。

「絶交無効」

出発早々に泣かされるとはたまりませんよ。

とっさにそう言ったけど、キマリもそれ以上はどう言ったらいいのか分からない。めぐみもキマリと縁が切れて楽になるかと思ったら許してもらえない。

他の3人と比べて南極に行かなければならない理由がこれといってなかったキマリは、ここでついに、キマリ自身の課題を持って行くことになる。

報瀬を主人公から外し、キマリという新たな主人公を設定したら、「南極に行って帰る」という旅が友情の意味を問うという普遍的で壮大なテーマをもった作品になった。

それはヒゲドライバー氏にも伝わりED曲「ここから、ここから」が生まれた。5話を見てからだとED曲の歌詞は本当に心にしみる。

なお、めぐっちゃんもたいがいだけど、後の話でマジものの嫌な「友人」が出るので未見の人はぜひお楽しみに(楽しいのか?)

ハイスピードよりもい

ハイスピード #よりもい 4話を飛ばして5話。冬の朝に待っていたラスボス。4話、7話以降はこれから描きます。sketch.pixiv.net

5話の1枚というとやはりこの人ですね。

宇宙よりも遠い場所 STAGE04

宇宙よりも遠い場所』STAGE04「四匹のイモムシ」

ストーリー

「夢じゃない」。南極に行くことが確定した。学校でつい口に出して、他の生徒にからかわれる報瀬とキマリ。

先生に申請書を出す報瀬とキマリ。夏期訓練や、12月からの南極行きで学校を長期に休むことになる。

一方、自宅では母が、近所の人からキマリの南極行きの話を聞いたと半キレで迫る。母のお仕置きタイムに妹も父もそっとその場を去る。

翌日、親にどうにか南極行きを許してもらったとめぐみに話すキマリ。それに対してめぐみは冷めた声でアドバイス。「無理しすぎないようにな。それ以上頑張ってだめだったら、すごい後悔するだろうから」

「うん、行ってきます!」

元気に返事してバイトに行くキマリ。めぐみはちょっと寂しげにそれを目で追う。

4人は立川駅で待ち合わせし、南極観測隊員の前川かなえに車で拾ってもらって乗鞍岳に向かう。そこで南極行きのための訓練を受ける。

屋内のレクチャーの後、屋外でルート工作の訓練。キマリがテキパキと指示を出して意外な才能を発揮。「名付けて『コンパサー』」と得意げなキマリ。

夜。テントで20時前に就寝。しかし、寝袋に入ってもキマリたちの会話が止まらない。早く寝たい結月はむかついて「うる…かにしてください!」とつい言ってしまう。これが他の3人に受けてますます寝られない。このとき、自分と母のことを皆に話す報瀬。母が帰ってこない日々がただ延々と続いているという。

外に出る3人。街の明かりから遠く離れた山中。満天の星、天の川がはっきりと見える。基地から定時連絡。日向が無線で対応。「ご安全に」。報瀬だけは一人テントに残り、母にメールを打っていた。

翌朝、早くに目が覚めたキマリは、近くの岩の上に観測隊員の藤堂吟を見つける…

視聴コメント

  • 「本当に南極って言った」プークスクスw
  • まあ「言わせておけ」しかないわな
  • OPの日の入りの方向が4話から反対になってる(こっちが正しい)
  • 台所の日常をホラー演出w
  • 妹ちゃんそっ閉じ
  • 父帰宅~からのそっ閉じw
  • 赤点とったら南極に行かせないという完全な温情措置
  • 勉強について日向ちゃんから容赦ない正論w
  • このアニメのJK4人は普段の言動はアレだけど全員規格外の能力持ちだからな
  • 可愛い系が似合わないと地味なかっこうで来る結月
  • (可愛い人にだけ許された発言です)
  • ハイエースがボロボロ
  • 「うるせえバーカ!」
  • 民間観測隊そんな連中ばっかりかよw
  • 南極説明タイム
  • 藤堂吟隊長と報瀬の久しぶりの再会
  • ハートマン先任軍曹のように厳しく接する隊長
  • コンパサーw
  • 「軽く死なせますよ」
  • 「うるかにしてください」w
  • けいおんの「シャレコウベ」並に夜中に聞いたらやばいセリフwww
  • 「空にある星が全てと思うなかれ」(三宅日向名言集その3)
  • (地面があるから絶対見えない領域がある)
  • キマリの寝相w
  • 雲海の向こうの朝焼け
  • 報瀬の母がどんな人と聞かれて「変な人」と返す隊長
  • 親子揃ってめんどくさいのかw
  • saya師の挿入歌で皆で見る朝日
  • 雲が晴れて雲海はなくなっている
  • ゆるキャン△』も同時期だったのでED「ふゆびより」とシンクロ
  • EDの日の入りは最初から南半球だった
  • EDは星座もガチだっただとは
  • 館林駅前カフェ・ド・スタール
  • 1話でキマリが送ってきた写真にクスっと笑ってためぐみが、4話では寂しそう

解説

南極行きが確定して、実際に行くための訓練が始まる。

出発まで1クール、出発してから1クールで半年はやると思ってたのが、こうも早く決まるとは、と1クール作品だと改めて認識した。

ただ、訓練にそう気楽には行かせませんよと、キマリの「親に話してませんでした」シチュエーション。

1話で濡れタオル顔にかぶせる母ですからね。ホラー描写がシャレになっていないw

妹ちゃんと父がそっ閉じという。本気で怒らせたらこの人はどんだけ怖いのか(『地獄少女』では骨女として何人も地獄に送ってるし)。

キマリ家はモデルが実際にあって、家の形とその前に鳥居とお社があるのはそのまま。その手前の川と橋は演出のため追加されたもの。

鳥居や川はキマリにとってそこが守られた場所という意味合いに受け取れる。その川を渡ってキマリは旅に出る。

キマリ家は現地を見ると地形からいって川があるわけはないけど、近くに「清流」と呼ばれる土地があり、そこには水が湧いて小さい川が流れている。昔は清流劇場という映画館があった。

なので、川があるのは作劇上の都合と同時に、ロケハンの結果でもある。

立川駅から車で向かうのは乗鞍高原とネットの情報。

隊長の講習から急に南極行きの厳しさが。

極地研でも、一人体調を崩すとその人だけの問題ではなく、チーム全体のパフォーマンスにかかわると釘が刺されている。

特に観測隊は、業務の遂行に必要な専門家による限られた人員で構成された集団であるため、万一発病等で職務の遂行ができなくなった場合、余人を充てることが困難な状況になります。発病は、事故と同様に個人のみならず観測隊の活動にも大きな影響を及ぼすものであることを自覚して日々生活することが必要です。

https://www.nipr.ac.jp/info/h31-61/doc02.html

ここで隊長から「南極のABC」を説明。A:当たり前のことを、B:ボケっとしないで、C:ちゃんとやれ。

ただ聞いただけだとふーんだけど、歳を重ねるごとにその難しさに気付かざるを得ないという大事な言葉。

そういう厳しい条件や訓練をクリアしているはずなんだけど、実際に南極に行った人の話に触れると、現地の人らは特に完璧人間ということはない。それはこのアニメの大人組に関して丁寧に描写してある。そして、監督が「これをアニメにしよう!」と思い至ったのももっともだと思う。

よりもいの女子高生4人も、芸能人だったり短距離走選手に選ばれたり、実はかなりのハイスペックな人材で、それでもあのキャラクター。まったくよく出来てる。

報瀬母の小淵沢貴子の人となりは4話で初めて藤堂銀隊長から言及がある。親子そろってめんどくさい、というのが第一の情報。小淵沢貴子のビジュアルや人となりは後の話の回想シーンにて。

夜明けの隊長との会話で、キマリが今や完全に「南極に行く」と強く決意しているのが分かる。他のどこでもない、南極へ。それも、4人全員で。「コンパサー」なる人をまとめる力と、この強い想いが、キマリの南極行きの才能。

それにしても、夜明けに友情を誓うというストレートな青春アニメだったとは。

Cパートでめぐっちゃんがいるのは館林駅前のカフェ・ド・スタールというお店。

1話ではクスっと笑ってたのに4話では黙ってスマホ見てる。これからどうなるんだ???

ハイスピードよりもい

ハイスピード #よりもい 4話冒頭のキマリちゃん。1枚1枚はハイスピードで描いてますが、キマリは2枚ほどボツにしてるので案外時間かかってますwsketch.pixiv.net

キマリちゃんは後回しにしてたら案外難しいことに気が付いた。髪型や眉を似せればキマリにしか見えない人は描けるけど、油断すると「コレジャナイ」になる。パーツが分かりやすいだけにバランスを見失いがちなのかもしれない。

宇宙よりも遠い場所 STAGE03

宇宙よりも遠い場所』STAGE03「フォローバックが止まらない」

ストーリー

報瀬の家にキマリ、日向が集まって作戦会議。今回の民間観測隊に女子高生タレントが同行するという情報をつかむ。彼女にアポを取れば南極に同行できるかもしれない。

では誰が連絡するのか、報瀬がアワアワしている間に日向が電話。大騒ぎになる3人。すると、庭先に白石結月が現れた。南極に行くというタレントの当人だ。

結月に話を聞くと、南極に行きたくないから、キマリ達に代わって行ってほしいという。渡りに船のうまい話だが、後から追ってきた結月の母親が現れこの話は一旦保留に。

夜、バイト先のキマリと日向のところに報瀬が飛び込んでくる。結月の母親から結月を説得して欲しいと頼まれたという。結月が南極に行くことになったら、報瀬を同行者として一緒に行くよう推薦してもいいとか。

金曜日の夕方、結月を説得しにホテルに行く3人。結月とファミレスに移動。結月はここで勉強するという。キマリ達はそこで話を聞く。なぜ南極に行きたくないのか?

芸能活動が忙しく結月は(ケンカするほどの親しい)友達がいなかった。高校生になって、やっと友達になってくれそうな人ができた。なのに、このまま何ヶ月も南極に行ったら、そのせっかくのチャンスをふいにしてしまう。そして、キマリ達のような親友同士には自分の気持ちは分からないと怒鳴る。

キマリ達は逆に、「親友?」と不思議そうに顔を見合わせる。

「私達出会ってまだ一ヶ月も経ってないぞ」
「一緒に遊び行ったこともないし」
「ただ、同じところに向かおうとしているだけ。今のところは…ねっ」
「ね」
「ねー」

驚く結月。

その夜遅く、結月がホテルにいると窓を叩く音が…

視聴コメント

  • 茂林寺前駅
  • 「軽く死ねますね」w
  • 日本一暑い館林へようこそ!
  • (まだ5月ですが本気の夏に道民は耐えられるのか)
  • OPでメガネをゆっくりゆすってからくすって笑う結月ちゃんかわいい
  • 縁側のある古民家
  • モデルは昭和のくらし博物館ではとの情報が
  • 前回ちらっと出た結月ちゃん可愛い
  • 向こうから来たw
  • 報瀬様大興奮w
  • いったん保留からの「同行者として推薦するということで」(同行できるとは言ってない)
  • 土曜日まで館林にいる、というさりげない曜日指定
  • 館林駅自由通路
  • (なお、地下道はもう埋められてありません)
  • 「思いの強さとワガママは紙一重である」(三宅日向名言集その2)
  • 肩を寄せ合う報瀬と日向(尊い
  • ファミレスの会話が伏線とはなー
  • ハシゴで迎えに来るとか無茶するな
  • こんなアホなシーンなのに夢オチとは気づかなかった
  • 結月ちゃんかわいい
  • 高校でできた友達候補はLINEから退出済み
  • がっかりする結月ちゃんのところにキマリたちが
  • マジ天使
  • 38番saya師の爽快な挿入歌
  • 3話にして早くも泣かせにきている
  • 立川にある南極・北極科学館
  • 4人全員の南極行き確定
  • その写真ください
  • オーロラビジョン
  • これはオーロラ見に行きたくなりますね

解説

灼熱の茂林寺前駅から早見沙織さんの声で「軽く死ねますね」w

しかしまだ5月ですよ結月さん!

消防署の敷地に設置されたアメダス観測点は今年から市街地からやや離れた館林高校の移されたのだけど、果たして今後もその日の全国最高気温が続出するのか否か。

観測点が移動したからと言って暑さもどっかに行くわけではないですからね。

写真はつつじが岡公園の近くにある旧秋元別邸。報瀬の家のモデルではという話がなくはないけど、窓に大きい板ガラスがあるぐらいしか似ていない。昭和のくらし博物館はいずれ行ってみたい。

昭和のくらし博物館 トップページ

3話で南極に行くJK4人が揃ったところで、会話の中でさらっと各人の紹介がある。

報瀬は黒髪ロング長身美少女だけど、それは見た目だけで中身はアレ。どちらかというとコミュ障寄り。しかし調子に乗るとむしろやかましい。バイトで友達作ってなかったというけど普段から友達少なそうというのがなんとも。

日向ちゃんは利発で明るく対人コミュニケーションも優れるが、結月母から「ルックスは?」と冷静に突っ込まれる。

女の子と言えば美少女しか存在しないアニメも多いのに、不細工が公式設定とか女性監督は厳しい。これは厳しい。

キマリは最初から性格が分かりやすいけど、日向ちゃんへの同情の言葉から改めて人柄が分かる。結月ちゃんの友達いないトークでは思わず抱きしめてしまう。ただ、南極と聞かれてもこの時点ではまだ「ペンギン」、「氷山」、「オーロラ」ぐらいしか出てこない。

アイドル結月ちゃんは子役出身でずっと母親がマネージャー。見た目も可愛く、タレントの仕事も上手くこなしている。しかも、タレントの仕事をとても大事にしているのが分かる。ただ、芸能生活が忙しくて親しい友達がいなかった。

母親との会話や宿泊先で真面目に勉強しているところからも、仕事>友達という優先順位なのが分かる。結局はそれで、「友達」というものを十分に理解しないで15歳になってしまった。

花田氏の話では濃い目の3人を考えてから最後に誕生したキャラクターとのことだけど、それだけに、作品のテーマである「友情」を直球で投げかけるキャラになってる。

ところで、ファミレスは場所的には国道354号沿いのココスで確定。隣の建物の唐草模様がヒントで、そちらはプリンセス宝石。ただ、今年確認した時点ではココス側の壁の模様はなくなっていて、そもそもココスからその壁は見えない。店内も全然違う。

そして南極行きが決まって4人は立川にある極地研の南極・北極科学館へ。

国立極地研究所 南極・北極科学館

この施設は入場無料。ただし日曜祝日月曜が休みなので、WEB等でいつ開いているのか確認したほうがいい。アニメは金曜-土曜日と曜日が分かるように描いてある。なんという配慮。

「軽く死ねますね」

同じセリフを3話の最初と最後で全く違う意味あいで使うとはさすが。そしてニコ動コメントの「重く生きろ」で草。

放送が終わってから見直して3話に思いっきり伏線があるのを改めて知った。

答えは目の前にあったとは。でも多分、これは4人が南極に行かなければ気づくことができなかったことだと思う。

多分、いろんなことの答えが身近にあって、それを知るためにはいろいろあがかないといけないんだと、そんなことをふと思った。

ハイスピードよりもい

ハイスピード #よりもい というアイデアは実は9月には思いついてて何枚か描いてあったりします。結月ちゃんは軽く死にそう感が出たかなーと思い投稿。sketch.pixiv.net

1話1枚のアイデアは結月ちゃんの軽く死にそう感をどうにか掴めたのでやってみようと思いついた次第。しかし2、3分では線が荒いという事実をスキャンして改めて知るなど。

宇宙よりも遠い場所 STAGE02

宇宙よりも遠い場所』STAGE02「歌舞伎町フリーマントル

ストーリー

南極に行きたい。

報瀬とキマリの想いは一つ。ではどうするか。とにかく金を貯めろ、授業日数も稼いでおけ、ということで、キマリはバイトを始めることに。いろいろ探して、T市のローソンで店員を始める。そしてそこで、三宅日向と出会う。彼女はキマリたちの会話をつい聞いてしまい、南極行きに興味を持ち始めていた。

夜にお寺で日向を報瀬に紹介するキマリ。バイトで金を貯めているし、高校も行ってないから問題ないという。驚く2人。

「中にはいるんだよ、高校行ってない16歳だって」

なお、既に高認合格の上模試の成績も上々。

報瀬のアイデアを実行すべく、キマリたち3人はある晩歌舞伎町に向かった。そこで、3年ぶりに発足した民間の南極観測隊が親睦会をするという。その際色仕掛けで男性隊員をおびき出し、手元の金で買収しろという作戦。

しかし、誰がそんなことをやるかともめている間に、観測隊員に報瀬が来ていることがばれる。観測隊員は彼女らの野望を阻止すべく走り出し、キマリ達は必死で歌舞伎町を逃げ回る…

視聴コメント

  • 報瀬から改めて南極行きのルートを説明
  • 呉に泊まったらしい
  • 「あれ、もしかして潜水艦?!」てつのくじら館ですね
  • OPの日の入り、南極だと逆では?
  • やばいバイトにひっかかりそうになるキマリ
  • (というかそういうバイトリクルートの本に出てるんですかね)
  • 国の観測隊とは別に民間の観測隊があるという無理やりな設定w
  • 「はうぁ!」www
  • ノゲノラネタはたびたび出る
  • 例の東屋(つつじが岡公園と確認済)
  • あんたもそのバイトに引っかかるのかよw
  • めんこいガールズ自販機(今はあの場所にはありません)
  • 「ちょっと抜けてるとこ」(ちょっと?)
  • 市内のシャッター街を容赦なく映すなー
  • ロケハンしっかりやってるので東西南北の方向が正しい
  • 今の痴話喧嘩が日向ちゃんに聞かれてたとは
  • 井口さんはひなたじゃなくあおいだろうJK
  • 多々良西高、略してタニシ
  • 地元民では西邑楽高校がモデルだろうと共通認識
  • (このあたりの公立で電車通学かつ男女がいるとなるとここぐらい)
  • (なお、校舎のモデルは桐生商業高校)
  • 日向さんあなたも「ざまあみろ」ですかw
  • プリンシェイクで乾杯してるw
  • 4年後しこたま酒飲んでそう
  • ICカードの残高で人柄を表す細かさ
  • 「引き返せるうちは旅ではない。引き返せなくなったときに、初めてそれは旅になるのだ」(三宅日向名言集その1)
  • 2人は嘘ついてない感じ、が日向に好印象と
  • (闇が深そう)
  • 「群馬だってバレる」2回目w
  • 歌舞伎町の客引きは実際は規制されてるって聞いた
  • 「エロうま!肉バル」
  • エロうまって何だよ
  • 色仕掛けの作戦なのに自分はやらないつもりとか笑う
  • なんか美少女がいる
  • このあとBパートひたすら逃げ回るだけとは
  • 実質10分ぐらいかな(でないと喫茶店いる間に電車なくなる)
  • 伊勢崎線東武の快速電車とは?
  • 結月ちゃんも思いつきで電車乗っちゃったみたいだな
  • (3話は改めて出直してるからこのときは3人のヤサを探って終了らしい)
  • 正規ED
  • フラテルニテ
  • (なんかやばいゲームって聞いてるけどそうなんですか?)

解説

報瀬の100万円を投じる壮大な作戦開始。

て、隊員を買収とかあまりにもひどいw

しかし、歌舞伎町を逃げ回るうちに楽しくなるキマリ。若いっていいな。

でも、この歌舞伎町を走るだけでも「青春してる」と実感できることを描くのは、この作品の大事な要素なのかもしれない。

確かに、女子高生たちははるか遠くの南極まで行く。しかし、そんな遠くに行けない人にも、それぞれの「南極」がある。歌舞伎町を必死で逃げ回るだけだって立派な青春ではないか。

青春は年齢ややることではなく、気持ちのあり様かもしれない。

報瀬の作戦がアホなものというのは予想ついたけど、2話のクライマックスが逃げ回るだけというのは正直唖然とした。ウケをよくしたい、円盤売りたいならもっと派手な展開もあるだろう。でも、そこをあえて走り回るだけでワクワクさせるのがよりもい。

オリジナル作品だからストーリーの展開については内部でいろいろ議論がされただろう。一視聴者はそれを推測するしかないが、2話の歌舞伎町がかくも重要な舞台になったのは、たぶん脚本の花田十輝氏の実体験だから。

雑誌『Febri』のVol.49にインタビュー記事があり、国鉄最後の日に仙台から東京に出てきて歌舞伎町で怖い人から逃げ回ったそうで、それはまた貴重な経験をw

あと実体験としては、脚本家を始める時バイトで100万円貯めて、これがなくなるまでにシナリオライターになってやる(なれなければ諦める)というのが報瀬の100万円につながったらしい。

脚本家インタビューでは4人のキャラクターがどう生まれたかの話もあって、最初は報瀬が主人公だった。だけど彼女だと重すぎると悩んでたら、いしづか監督から<報瀬がダメなんじゃない、彼女は主人公の隣ならきっと活きる>とアドバイスを受けて、いっしょに温めてた別の案からキマリをつれてきて主人公にしたとのこと。2人だけではダメ人間すぎるので日向ちゃん誕生。最後はキマリが可愛がることができるキャラとして妹的な結月ちゃん。1〜3話のキャラの登場順はおおむね考えついた順番となる。

「女子高生南極へ(女子高生とは言ってない)」ということで日向ちゃんは高校行ってないわけだけど、これも花田氏が考えていたJKキャラ。ラブライブに登場させようとしたらダメだったらしい。よりもいなら全力でOKというのはすごく分かる。

花田氏が監督に言われたのはオリジナルだから楽しんでやろう、ということで、出来上がった作品はこの通りものすごく面白い。楽しんで作り上げ、評判を呼び、終わっても絶賛の嵐とは、作家冥利に尽きるというものだろう。

花田氏がこの作品をいかに愛していたかは、氏のtwitterを見ると分かる。以前からフォローしていたが、野球の話をたまにするだけで、制作秘話みたいのが全然出なかった。それが、突然よりもいから作品について語りだした。それだけ特別な作品ということ。

話変わって。南極に行くことは冒頭で報瀬のセリフにあるように容易ではない。

観光旅行なら検索すればある程度ヒットする。お金と時間があれば可能かもしれない。

しかし、報瀬は母が行ったように、観測隊員に同行することを望んでいる。

そうすると、南極への窓は急に狭くなる。

健康であること、南極観測に必要な人材であること、観測隊に貢献する意思と能力があること、長期間閉鎖的な人間関係でも協調して働けること、等々。未成年なら当然保護者の了解も要る。「女子高生じゃ無理」というのは主に未成年だからだろう。連れて行ってもしものことがあれば観測隊そのものが破綻する。

公式な説明はこちらにある。

https://www.nipr.ac.jp/jare/taiin/

建設会社で夏隊に参加した人の話を聞いたけれど、それでもかなり厳しい場所であることは実感できた。越冬隊など想像もつかない。

南極の歩き方 | ミサワホームは南極を応援します | ミサワホーム

南極物語|竹中工務店

飛島×南極|飛島建設

しかし、報瀬とキマリに、力強い味方の日向が加わった。具体的にどうするかはまだ見えないけど、最初の報瀬ひとりきりだった時よりだいぶ状況がよくなっている。

果たして南極行きはいつ、どのようにして決まるのか。


ハイスピードよりもい

ハイスピード #よりもい 2話ひなたちゃんwith謎のダサT。今日は2枚行けた。sketch.pixiv.net


報瀬に続いて日向ちゃん。筆が乗ってきたせいかこっちのほうが評価がよかった。

宇宙よりも遠い場所 STAGE01

宇宙よりも遠い場所』STAGE01「青春しゃくまんえん」

ストーリー

淀んだ水が溜まっている。それが一気に流れていくのが好きだった。決壊し、解放され、走り出す。淀みの中で蓄えた力が爆発して、すべてが、動き出す!

群馬県T市に住む玉木マリ(キマリ)は高校2年生。高校生になったら思いっきり青春すると決めた。しかし実際には休日に昼まで寝ているような怠惰な日々。部屋も散らかり放題。過去のメモを見つけて泣いて悔しがるが、それでも、学校をサボることさえできない。

友達の高橋めぐみと話し込んだある日の夕方、駅でロングヘアの少女とすれ違う。同じ学校の制服。リンスの匂い。そして、彼女が落とした封筒には100万円という大金が!

翌日、トイレで落とし主の小淵沢報瀬と出会い、無事お金を返せてしかも大いに感謝される。そしてどうしてそんな大金を持っていたのか聞かされる。

南極に行きたい。

彼女の母、小淵沢貴子は、3年前、南極観測隊として行って行方不明になり、帰ってこなかった。その母が命を落とした場所、南極に絶対に行きたいという。本当に行けたら、今まで馬鹿にしてきた人らに「ざまあみろ」と言ってやる。

キマリはそんな報瀬の話や、彼女の母が書いた本の『宇宙よりも遠い場所』から南極に興味を持ち始め、やがて彼女を心から応援するようになる。

公園の東屋で二人になったとき、その気持を伝えるキマリ。「何か手伝えることない? あったら言って」。

「じゃあ、一緒に行く?」

報瀬が誘うと、キマリの心が動いた。

もし南極に行きたい気持ちが本当なら、一緒に来てほしいとチラシを渡される。呉の港で行われる砕氷艦しらせの一般公開。

朝。学校と反対方向の電車に乗るキマリ…

視聴コメント

  • 南極アニメはじまた
  • 南極らしくストリングスの効いた壮大なオープニング
  • チョークです
  • この力の抜けたようなボーカルいい感じだな
  • 少女終末旅行のCM
  • 水瀬いのりはまた旅するアニメだよ
  • このタヌキどこかで見たような…
  • 「プリンは飲みもの 玉木マリ」www
  • "Enjoy your trip"
  • 「群馬だってばれる」は?
  • またタヌキ
  • ちょ、館林駅www
  • サブタイトルのタヌキ駅前かよ!
  • OPのビル谷越ビルかよ!!!
  • 東武線の窓おかしくね?
  • 新幹線大爆破
  • そして茂林寺
  • さらに茂林寺前駅
  • ★GET★1000000円
  • あら美少女(ただし泣き叫んでからトイレから出たところ)
  • 匂いかいでるw
  • ノーゲーム・ノーライフのCM
  • 監督と脚本が同じ人だ
  • 報瀬の母の本が『宇宙よりも遠い場所』で早々にタイトル回収
  • 母について「遺品」という言い方したのは確かにこれ1回か
  • 南極行く動機は「ざまあみろ」なんですか()
  • あだ名が「南極」ってw
  • 確かに「ざまあみろ」が最大に動機になるな
  • 南極ツアーはなくはないけど100万じゃ無理だろう
  • 「南極号」とかギリギリを攻めてるなw
  • グンマーの民度w
  • 例の東屋
  • 場所的につつじが岡公園だけど、こんな築山と東屋あっただろうか
  • 9:50東京発のぞみ号3号車10BC
  • 寝顔が尊い

解説

BS11の『アニナビ☆イレブン!』などで女子高生が南極に行くアニメがこの正月から始まることは把握していた。

ちょうど正月休みの1月2日が1話で、時間も23:30で生で見られる。

で、見たら見たことがある風景がやたら出るw

まさか群馬県館林市が舞台とはまったく予測できなかった。

放送が終わってから出た『Febri』Vol.49でいしづかあつこ監督ほかスタッフからその辺のいきさつが見えるようになった。

発端はいしづかあつこ監督が女子高生が旅するアニメを作りたいと思ったこと。

ではどこに行くか、という中で、南極がいい、となった。

そして日本科学未来館に取材に行って毛利衛館長の「宇宙よりも遠い場所」という言葉を知る。宇宙は数分で行けるが、南極は地球をぐるっと回らないと行けない。

そこから館林へのリンクは普通は見えてこないが、日本人初の女性宇宙飛行士が向井千秋さんだということは館林市民ならみんな知ってるので、「なるほど、宇宙飛行士つながりか」と納得する。館林市向井千秋さんの出身地で、OPの谷越ビルにも向井千秋さんの幟が立っている。市内に向井千秋記念子ども科学館もある。

館林市で感じた閉塞感のようなものが、女子高生たちの旅立つ場所としてふさわしいと感じられたとか。

表面的にはあまり褒めてないような感じだけど、『あの花』の秩父もそれとあまり違わない意味合いの土地のように思える。館林市の空気感が監督を動かしたというならやはり誇っていいことかもしれない。

それはそれとして、南極に行って「ざまあみろ!」って言ってやる、という報瀬の性格。一方で冒頭いきなり母親に殺されそうになるキマリ。このクセのある2人のヒロインの方には監督の強烈な作家性を感じる。

正直言うと、いしづかあつこ監督の作品は今までそれほど好きではなかった。『ハナヤマタ』はなかなかいいと思ったけれど、原作を無難にまとめましたという印象が大きかった。

しかし、この作品を見てから改めて『ハナヤマタ』を何話か見直してみると、なんかこう、内なる衝動みたいのがうずいてるような気がしてくる。不思議なもの。

ハナヤマタ』は内気な関谷なるがトリックスターの金髪白人転校生のハナちゃんに振り回されながらよさこいに夢中になって行くアニメだけど、各キャラクターが一癖二癖ある感じで、それを存分に爆発させたらもっと伝説級のアニメになったかもしれない。そして、1クールで収束させるにはそこまでやりたい放題やるのは無理だったと思う。

関谷なるは今をときめくミリオン声優上田麗奈の初主演。ハナちゃんはWUGで最初から抜群に上手かった田中美海アイマスからは沼倉愛美(常盤真智)、WUGからは奥野香耶(笹目ヤヤ)も出ている。

100万円を拾って、トイレで美少女と出会って、彼女をガラの悪いJKから助けて、南極に行く夢を語って、というあれやこれやのあと、Aパートで乗れなかった「いつもと反対方向の電車」に乗るところから急に旅アニメになる。新幹線でキマリを見つけた報瀬のぱぁっと輝く笑顔が忘れられない。

3人がけの席でわざわざBC席にくっついて座るという仲の良さ。

1話で広島までいっきに旅するのは、作品全体で南極に行くというストーリーのミニチュアになってるのだと思う。

そしてラストシーン。100万円も使うとは、さぞやいい作戦があるんだろうなあ。

この二人のニヤケ顔はトレーラーでも見られるけど、もうこれは先が気になってしょうがない。

いしづかあつこ監督、すごい作品作る人だと評価を改めた。

赤道を抜け、嵐を抜け、氷を割り、日本から14000キロ。宇宙よりも遥かに遠い、誰も寄せつけない、その場所へ…

このざーさんのナレーションからは予想もつかないとんでもない作品の幕開けである。

ハイスピードよりもい

文章だけでは物足りないので各話1枚ずつエンピツ画を描くことにしました。できるだけ5分。長くても10分以内で描いていきます。1話はトイレから出てきた報瀬ちゃん。

1話1枚を各10分で模写するハイスピード #よりもい  トライアル始めました。sketch.pixiv.net