貧乏姉妹物語 - Great Spangled Weblog

貧乏で逼迫しているはずなのに読後ほのぼのする漫画。

さらに話が進むと救いの手があちこちから差し伸べられるのでほっとする。

一方、姉妹はいい子すぎるような気はする。愛らしくはあるが生身の人間という感じは薄い。

９歳で料理が得意とかありえない。さりとて、本気でリアルの貧乏生活が見たいかといわれると、いやこの漫画でいいです、となる。でももう少し生々しさがあってもよかったかもしれない。

こんな感想をもってしまうのはその前に『女子高生』とか読んでいたせいかもしれない。

うちの小学５年の娘もなぜか気に入ったとみえて読んでいた。青年誌連載の漫画とはいえ、これは安心して子供にも見せられる。

『よつばと！』、『宙のまにまに』と並んで、いつアニメ化されてもおかしくないと思った。

とすると声は誰がやるか。きょう（川澄綾子）、あす（水樹奈々）か。あるいはきょう（能登麻美子）、あす（後藤麻衣）か。

などとさんざん想像してから、既にアニメ化されていると知った。レンタル屋で手にとってこの本には妙に既視感があると思ったのだが、アニメ化のときに帯つけて平積されていたのを書店で見たわけか。

キャストはきょう（坂本真綾）、あす（金田朋子）。

坂本真綾はぴったりだと思う。だけど、あすは金朋先生のキンキンした声で合うんだろうか。見たいのでレンタル屋の人はDVDの方もぜひ入れてほしい。